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識別可能な無形資産の認識

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4.1  企業結合の一部として取得した資産及び引き受けた負債の認識 4.1.1 IFRS第3号の認識原則の適用

4.1.3 識別可能な無形資産の認識

無形資産はほとんどの場合、その耐用年数は有限であり、IAS第38号「無形資産」に基づき償却を行う 必要があるため、個別に識別することが重要となります。個別に認識することによって結合後の損益に 影響を及ぼします。これを一つの理由として、IFRS第3号のアプローチでは、無形資産をのれんに含 めるのではなく個別に認識することを非常に重要視しています。

しかし、無形資産の識別は、棚卸資産や不動産などの物理的資産の識別と比べて、本質的により困 難かつ主観的となります。さらに、企業結合で認識される多くの無形資産は、被取得企業の財務諸表 で認識されていなかった可能性があります。

特定の認識基準

企業結合で取得した無形資産は、以下の項目に該当する場合には、のれんと区別して認識されま す。

・ IFRS第3号の一般的な認識原則を満たす場合(セクションB.4.1.1を参照)

・ 識別可能である場合(IFRS第3号B31項-B34項)

この場合における識別可能とは、特有の意味を有しており、IAS第38号に基づいています。取得した 無形資産は、以下の規準のいずれかを満たす場合に識別可能となります。

特定の認識基準の適用

取得される無形資産は、事業内容、その産業及び結合に係るその他の特定の事実及び状況に左右 されます。無形資産の識別プロセスは、以下のように2つのステップに分けることが有用といえます。

・ 「潜在的」無形資産のグループを識別する。

・ IFRS第3号の特定の規準に従ってそれぞれの無形資産を評価する。

潜在的無形資産

商標及びライセンスなどの契約上又は法的権利から生じる潜在的無形資産は、適用可能な契約又は 合意を分析することによって認知される可能性があります。

顧客関係及び仕掛研究などの契約に基づかない無形資産については、さらなる分析が必要となる場 合があります。考えられる指標及び情報源には以下の事項が含まれます。

規準

・当該権利が企業又はその他の権利や債務から譲渡可 能もしくは分離可能であるかどうかにかかわらず、契約 上又は法的権利から生じる。

契約法律規準

(IFRS第3号B32項)

・被取得企業から分離又は分割でき、個別に(又は関連 する契約、識別可能資産か負債とともに)売却、譲渡、

ライセンス付与、賃貸、交換することができる。

分離可能性規準

(IFRS第3号B33項)

意味

情報源

・無形資産の中には、被取得企業の財務諸表で認識さ れることになるものもある。また、その他の財務諸表の 情報によっても、例えば以下のように間接的な指標が 提供される場合がある。

-多額のマーケティング費用は、ブランド、商標及び関 連する無形資産の相対的重要性を示している可能性 がある。

-研究開発にかかる多額の支出は、技術に基づく無形 資産の存在を示している可能性がある。

-顧客サービスに関連する多額の支出は、顧客関係の 資産を示している可能性がある。

・契約又は法的権利により規定されている特定の商標、

特許又はその他の無形資産に関する記載が含まれてい る可能性がある。

・場合によっては潜在的無形資産を生じさせる競業禁止 条項が含まれている可能性がある。

被取得企業の財務諸表及びその他の内部報告

取得契約及び付属文書

・取得した事業、資源及び収益がどのように生み出され るのかを理解する上で役立つ情報が含まれている可能 性がある。

デュー・デリジェンスの報告書

・ウェブサイトには、潜在的無形資産とみなされる可能 性のある事業に特有の特徴についての説明が含まれて いる場合がある。

ウェブサイト資料、プレスリリース及び投資家関連のコミュニケーション

考えられる指標

潜在的無形資産が識別可能であるかどうかの決定

それぞれの潜在的無形資産は、「識別可能」であるかどうかを判定するために評価されます。前述の ように、契約又は合意によって生じる無形資産は必ずこうした評価規準を満たしています。

その他の潜在的無形資産については、「分離可能性」の評価が必要となります。これは、事業全体を 売却することなく、項目が売却又は譲渡されるかどうかに基づきます。下表ではいくつかの例を示して います。

情報源

・無形資産の中には、被取得企業の財務諸表で認識さ れることになるものもある。また、その他の財務諸表の 情報によっても、例えば以下のように間接的な指標が 提供される場合がある。

-多額のマーケティング費用は、ブランド、商標及び関 連する無形資産の相対的重要性を示している可能性 がある。

-研究開発にかかる多額の支出は、技術に基づく無形 資産の存在を示している可能性がある。

-顧客サービスに関連する多額の支出は、顧客関係の 資産を示している可能性がある。

・契約又は法的権利により規定されている特定の商標、

特許又はその他の無形資産に関する記載が含まれてい る可能性がある。

・場合によっては潜在的無形資産を生じさせる競業禁止 条項が含まれている可能性がある。

被取得企業の財務諸表及びその他の内部報告

取得契約及び付属文書

・取得した事業、資源及び収益がどのように生み出され るのかを理解する上で役立つ情報が含まれている可能 性がある。

デュー・デリジェンスの報告書

・ウェブサイトには、潜在的無形資産とみなされる可能 性のある事業に特有の特徴についての説明が含まれて いる場合がある。

・被取得企業と取得企業双方のプレスリリース及び投資 家関連のコミュニケーションには、潜在的無形資産に 関する説明が含まれている可能性がある。

ウェブサイト資料、プレスリリース及び投資家関連のコミュニケーション

・類似した企業結合の結果により、そうした状況で一般 的に認識される種類の無形資産に関する指標が提供 される可能性がある。

業界の慣行

考えられる指標

情報源

・無形資産の中には、被取得企業の財務諸表で認識さ れることになるものもある。また、その他の財務諸表の 情報によっても、例えば以下のように間接的な指標が 提供される場合がある。

-多額のマーケティング費用は、ブランド、商標及び関 連する無形資産の相対的重要性を示している可能性 がある。

-研究開発にかかる多額の支出は、技術に基づく無形 資産の存在を示している可能性がある。

-顧客サービスに関連する多額の支出は、顧客関係の 資産を示している可能性がある。

・契約又は法的権利により規定されている特定の商標、

特許又はその他の無形資産に関する記載が含まれてい る可能性がある。

・場合によっては潜在的無形資産を生じさせる競業禁止 条項が含まれている可能性がある。

被取得企業の財務諸表及びその他の内部報告

取得契約及び付属文書

・取得した事業、資源及び収益がどのように生み出され るのかを理解する上で役立つ情報が含まれている可能 性がある。

デュー・デリジェンスの報告書

・ウェブサイトには、潜在的無形資産とみなされる可能 性のある事業に特有の特徴についての説明が含まれて いる場合がある。

・被取得企業と取得企業双方のプレスリリース及び投資 家関連のコミュニケーションには、潜在的無形資産に 関する説明が含まれている可能性がある。

ウェブサイト資料、プレスリリース及び投資家関連のコミュニケーション

・類似した企業結合の結果により、そうした状況で一般 的に認識される種類の無形資産に関する指標が提供 される可能性がある。

業界の慣行

考えられる指標

分離可能性を評価する際の検討事項

・例B.14: 支援活動で使用されるデータベース

・例B.15:相互補完的な無形資産

・例B.14:支援活動で使用されるデータベース

・仮想的評価であり、売却する意図に左右されない(ただし、売却計画が 存在する場合には、分離可能性を示している)。

・分析されている種類の潜在的無形資産又は類似した種類の潜在的無形 資産に関する実際の交換取引は、そうした取引の頻度が少なくても、ま た取得企業がその取引に関与しているかどうかに関係なく、分離可能性 を示している(IFRS第3号B33項)。

・分離可能であるためには、潜在的無形資産はそれ自体が売却可能であ る必要はない。潜在的無形資産は、関連する契約、識別可能な資産又 は負債と組み合わせて譲渡される可能性がある(IFRS第3号B34項)。

しかし、分離が大規模な取引の一部としてのみ可能である場合には、潜 在的売却が事業全体又はその一部のみに関するものであるかどうかを 見極める上で判断が求められる。

・買収契約又は関連する契約の条件により、一部の無形資産の譲渡が禁 止されている場合がある(例えば、顧客情報の譲渡を禁じている守秘義 務の契約)。

・基礎となる契約上又は法的権利がない場合には、法的・規制環境に よって無形資産の譲渡が妨げられる可能性がある。

関連する例

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