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取入可 区分:Ⅲ−D

*巻末「用語の解説」参照

■対応する電技省令・電技解釈

電技省令第 4 条(電気設備における感電、火災等の防止)

■関連規程類

JIS C 4603(高圧交流遮断器)

JEC 2300‑1998(交流遮断器)

発変電規程 第 1‑12 条(SF6 ガスの管理)

■8.8.1 の解説

線被覆の色別、裏面配線には線番号を記入したチューブなどを配線に取り付け、また端末には、相、極性表 示の識別を行うなど、電技省令で詳細な規定はないが、JEC、JIS では明確な表示方法を規定している。

例えば JEC 2300「交流遮断器」における開閉表示に関する記載内容は次の通りである。

− 開閉状態を確認できるような、機械的および電気的表示装置を設けるものとする。ただし、電気的表 示装置は、協議により省略してもよい。また、閉鎖形配電盤などに収納して使用するもので、遮断器以 外に電気的表示装置を設ける場合には、遮断器本体の電気的表示装置は省略してもよい。また、遮断器 の構造上、その開閉状態が明瞭に目視できる場合には、機械的表示装置を省略することができる。

(備考) 開閉表示器および開閉表示灯の色別は、開は緑、閉は赤とし、文字を記入する場合、開は「切」、 閉は「入」とする。また、開閉表示灯は操作時の衝撃に耐え遮断器充電中でも安全に表示灯の取換えが できるような位置に設けなければならない

8.8.2 情報板と警告板 (Information plates and warning plates)

取入可 区分:Ⅲ−E

■対応する電技省令・電技解釈

電技省令第 23 条(発電所等への取扱者以外の者の立入の防止)

電技解釈第 43 条(発電所等への取扱者以外の者の立入の防止)

■関連規程類

発変電規程 第 1‑5 条(さく、へい等の施設)

高圧受電設備規程 1130‑1(受電室の施設)、1130‑2(屋外に施設する受電設備の施設)

■8.8.2 の解説

本条は電気機器室の部屋の明示と危険を指摘する必要な情報の掲示を求めている。

電技解釈では、さく、へい等堅ろうな壁を施設し、出入口に対する立入禁止表示及びの施錠装置その他適当 な装置を施設するよう規定している。

発変電規程では、その構内にその取扱者以外の者が立入らないよう、また、外部から人が容易に充電部に 近づかないようにさく、へい等(屋内の場合は堅ろうな壁を含む)を設け、かつ、その出入口に立入りを禁止 する表示をするとともに、施錠その他適当な装置を施設すること。また、さく、へい等と特別高圧の充電部 が接近する場合さく、へい等の高さとさく、へい等から充電部までの距離との和を35kVで 5m、35kV超過160kV 以下 6m、16OkV 超過では 6m に 160kV を超える 10kV 又はその端数ごとに 0.12m を加えた値以上とすること。

さく、へい等の地表上の高さは 1.5m 以上とすることと規定している。

高圧受電設備規程では、受電室は取扱者以外の者が立ち入らないような構造とし、出入り口又は扉には施 錠装置を施設し、かつ、見やすいところに「高圧危険」及び「関係者以外立入禁止」などの表示をするとと もに、屋外に施設する受電設備の施設は機械器具の周囲に人が触れるおそれがないように適当なさく、へい 等を設け、さく、へい等の高さとさく、へい等から充電部分までの距離との和を 5m 以上かつ高さは 1.5m 以 上とすることと規定している。

8.8.3 電気的危険警告 (Electrical hazard warning)

取入可 区分:Ⅲ−E

■対応する電技省令・電技解釈

電技省令第 23 条(発電所等への取扱者以外の者の立入の防止)

電技解釈第 43 条(発電所等への取扱者以外の者の立入の防止)

■関連規程類

発変電規程 第 1‑5 条(さく、へい等の施設)

高圧受電設備規程 1130‑1(受電室の施設)、1130‑2(屋外に施設する受電設備の施設)

■8.8.3 の解説

本条は危険警告として一般公衆や取扱者全ての人を対象としている。電技省令第 23 条では電気機械器具、

母線等が危険である旨を表示するとともに構内には取扱者以外の一般公衆が立ち入らないような措置を講ず るものとしているが、特に警告標識に限定したものではない。

その他全般は前記 8.8.2 の解説による。

8.8.4 コンデンサを組みこんだ設備(Installations with incorporated capacitors)

取入可 区分:Ⅲ−D

■対応する電技省令・電技解釈

電技省令第 4 条(電気設備における感電、火災等の防止)

■関連規程類

発変電規程 第 3‑27 条(電力用コンデンサ及び分路リアクトルの構造、性能、施設条件等)

高圧受電設備規程 1150‑9(進相コンデンサ及び直列リアクトル)第 5 項

■8.8.4 の解説

本条はコンデンサの放電時間を示す警告ラベルを備えることとしている。電技省令では詳細な規定はされ ていない。発変電規程においては、人命の安全のため、高圧及び特別高圧電力用コンデンサを施設する場合 に、残留電圧を 5 分間に 50V以下に低下させる放電装置を設けるものとし、ただし実質的に放電装置として の特性を有する設備ではこの限りではないとしており、警告ラベルに関しての規定はない。

8.8.5 非常口のための非常用標識(Emergency signs for emergency exits)

取入否 区分:Ⅴ−C

*巻末「用語の解説」参照

■対応する電技省令・電技解釈 該当条項なし

■関連規程類

消防法施行令 第二十六条(誘導灯及び誘導標識に関する基準)

■8.8.5 の解説

本条は非常口のための非常用標識についてである。電技省令に該当条項はないが、消防法施行令により、

誘導標識は避難口である旨又は避難の方向を明示した緑色の標識とし、多数の者の目に触れやすい箇所に、

避難上有効なものとなるように設けることと規定している。

例えば、非常口の扉の上部に、「避難口誘導標識」、

非常口に通じる通路に、「通路誘導標識」 このような標識の取り付けが定められている。

■参考

本条改訂では、8.8.5 の次に 8.8.6 が新たに追加されている。

第 9 章 保護、制御及び補助システム(Protection, control and auxiliary systems)

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