5.1 調 査 方 法
前 項 で示 した仮 説 的構 成 概 念 とそれ らを測 定す るた め の 具体 的 な行 動 か らな る33項 目か ら
,武
道 授 業 にお い て礼 法 の 定着 度 を評 価 す る尺度 を構 成 す るた め に,以
下 の手 続 き に よ り,質問紙調 査 を実施 した 。使 用 した調 査 用 紙 (武道 の「ネL法」に関す る調 査)は
,資
料 2と して 示 して い る (55頁).本 調 査 は,「ネL法」 の 内容 を特 定す る こ とを 目的 と して い る。そ こで
,よ
り高水 準 の調 査 結 果 を得 るた め,「ネL法」 を習 得 して い るで あ ろ うと推 察 で き る小 笠 原 流 門人
,柔
道 高 段 者
,剣
道 高段 者 を調 査 対 象 と した.調 査 は
,平
成 28年 9月 〜10月 に実施 し,285名
中,239名
の 有 効 回答 を得 る こ とが で きた 。有 効 回答 者 の全 体 の平 均 年 齢 は 52.1歳,「 ネL法」 また は武 道継 続 年 数 は 39.0 年,平
均 段位 は5。 9段で あ つ た 。調 査 協 力者 の 内訳 は,表
6に示 して い る。表
6
調 査 協 力者有 効 回答 数
/今
回答 数 平 均 年 齢 継 続 年 数 平 均 段 位 小 笠 原 流 礼 法 門 人 28ノ/28 52.8 39.0柔 道 高 段 者 138/152 52.4 39. 5.5 倹1道 高 段 者 73ノ/104 51.2 38.8 6.2
合 計 239//285 52.1 39.0 5.9
調 査 方 法 は
,小
笠原 流 礼 法 門 人 につ い て は,稽
古 が行 われ て い る教 場 に て集 団 面接 法 に よ り回答 を得 た 。また,一部 の 門人 に 関 して は,門人 の代 表 者 と著 者 が連 絡 を取 り 合 い,郵送 にて調 査 用 紙 を配布 し,代表者 が協力 者 に個 別 に調 査 用 紙 を配 布 し,協力者 は個 別 に回答 した 。個 別 に回答 され た調 査 用紙 は,代表 者 が と りま とめ,著者 に返 送 さ れ た 。代 表 者 へ の手 渡 しに よ つて調 査 用紙 を配布 し,集団 面接 法 にて 回答 を得 た もの が あ る。
後 者 の調 査 の実施 。回 収 ・ 返 送 は
,各
団体 の代 表 者 に よ り行 われ た 。30
「礼法」の構成内容の特定に関す る検討
5。
2 調 査 内容
調 査 内容 は
,①
フ ェイ ス シー ト (性別 。年 齢 ・武 道 歴 ・ 段 位),②
学 校 体 育 の武 道 授 業 にお い て行 われ るべ き,礼法 に した が つた行動 に関す る尺度 33項 目に よって構 成 さ れ て い る。回答 につ い て は,4段
階 リッカー ト尺度 に よ る もの と した.尺度 項 目の配列 につ い て は,ラ
ンダ ム に配 置 し,バ
イ ア ス が か か らな い よ うに した 。 また,尺
度 項 目 は,学校 体 育 向 け に作 成 した もの で,対象者 が 中学 生 で あ るが,回答者 は成 人 で あ るた め,調
査 用紙 に 「質 問 に対 して,普
段,自 分 自身 が行 つて い るか ど うか を基 準 (難 しい 場 合 は,『 も し,す
るな ら…』で も構 い ませ ん)に答 えて くだ さい 。」,「質 問項 目に対 して
,最
もあて は ま る と思 う番 号 (1つだ け)に
○ をつ け て くだ さい 。」 と示 した.5。
3
統 計 処 理得 点 の統計処理 に関 して は,SPSS Statistics ver.19を使 用 し,以 下の手順 で行 つ た.項 目内容 に最 もあては ま る と思 う回答 を4点,あ てはま らない回答 を1点 と して,
4段階で換算 した。各項 目の標 準偏差 を求 め,全項 目の回答 に偏 向傾 向が ない こ とを確 認 した うえで
,3〜
6の範 囲で因子数 を指 定 して探 索的因子 分析 (主因子 法・PrOmax回 転)を繰 り返 した。因子負荷量.40以上 を基準 に解釈 可能性 を検 討す る こ とに よつて尺 度 にお ける因子 の抽 出 を行 つた。尺度 の信頼性 に関 して は,Cronbachの
α係 数 を算 出し
,内
的一貫性 を検 証 した。32
Ⅲ
「礼法」の構成内容の特定に関す る検討
ドキュメント内
武道における礼の概念と体育授業への展開
(ページ 32-36)