第5章 認知症対策と在宅における医療と介護の支援
1 認知症施策の推進
(1)認知症高齢者支援体制の確立
【 現 状 】
増加する認知症高齢者に適切に対応するため,認知症になっても本人の意思が尊重さ れ,できる限り住み慣れた地域で暮らし続けることができるよう,認知症ケアパスを活 用しながら,早期診断・対応が図られるよう,本人・家族を支援する体制の構築を進め ています。
認知症疾患医療センターなどと連携した早期診断・早期治療につなげるとともに,必 要に応じて,関係者によるケア会議を実施し,生活支援の方向性を検討しています。
【 今後の方向性 】
本市では,各地域包括支援センターに1人の認知症地域支援推進員の配置に加え,認 知症初期集中支援チームを平成 30 年4月に設置します。
今後は早期・事前的な支援体制を構築するため,認知症ケアパスの普及に努め,身近 な地域で認知症の疑いのある人を把握する体制づくりを図りながら,認知症地域支援推 進員を中心に認知症初期集中支援チームや関係医療機関などとの連携体制の整備を進め ていきます。
▶事業の実績と今後の計画
第 6 期実績値 第 7 期計画値
H27 年度 H28 年度 H29 年度※ H30 年度 H31 年度 H32 年度
認知症地域支援推進員数 (人) 0 4 4 4 4 4
※平成 29 年度の実績値は,平成 29 年 10 月現在における見込み値
●地域における認知症施策の推進のイメージ
認知症疾患医療センター
認知症教育
(小・中・高)
宅配,新聞配達
認知症になっても 安心して自分らしく暮らせる地域
交通機関
スーパーマーケット,
コンビニ,商店
見守り,配食 見守り,買い物支援
薬局
認知症サポート医 かかりつけ医
役所
介護サービス事業者 認知症サポーター 成年後見
民生委員 交番
金融機関
見守り 生涯学習
地域包括支援センター 認知症地域支援推進員 交通手段の確保
(2)認知症高齢者に対する理解促進・啓発
【 現 状 】
地域において増え続ける認知症高齢者に対して,認知症についての理解を深めるため,
認知症サポーター養成講座を開催するなど,認知症高齢者及びその家族を支えるまちづ くりを推進しています。
【 今後の方向性 】
講演会の開催など,認知症予防に関する普及啓発を進めるとともに,認知症高齢者へ の理解を深めるため,一般市民だけに留まらず,企業や学校などへ,認知症サポーター 養成講座への参加呼びかけを積極的に行い,地域全体で見守る体制を整備していきます。
▶事業の実績と今後の計画
第 6 期実績値 第 7 期計画値
H27 年度 H28 年度 H29 年度※ H30 年度 H31 年度 H32 年度 認知症サポーター養成講座
実施回数 (回) 26 24 20 20 20 20
認知症サポーター養成数 (人) 968 1,411 850 900 900 900 キャラバン・メイト登録者数 (人) 30 36 38 38 38 38
※平成 29 年度の実績値は,平成 29 年 10 月現在における見込み値
(3)成年後見制度利用支援事業
【 現 状 】
一定の要件に該当する,認知症などにより判断能力が十分でない高齢者に対して,成 年後見制度の利用を支援しています。
金銭管理の難しい高齢者への対応は増えており,地域包括支援センターが行う権利擁 護事業や社会福祉協議会が行っている日常生活自立支援事業と連携を図りながら対応し ています。
【 今後の方向性 】
認知症などにより判断能力が十分でない高齢者は増加が見込まれており,人としての 尊厳や財産が損なわれることのないよう,成年後見制度の利用を推進します。
▶事業の実績
第 6 期実績値
H27 年度 H28 年度 H29 年度※
成年後見制度(市町村申立)件数 (件) 4 4 5
報酬支援 (件) 2 1 2
※平成 29 年度の実績値は,平成 29 年 10 月現在における見込み値
◆第5章 認知症対策と在宅における医療と介護の支援◆
(4)日常生活自立支援事業
【 現 状 】
市社会福祉協議会が県社会福祉協議会から事業の委託を受け,判断能力が不十分な方 の権利擁護を目的に,利用者との契約に基づいて福祉サービスの利用援助,日常的な金 銭管理の援助などを行っています。
【 今後の方向性 】
事業内容の周知を図るとともに,判断能力が不十分な高齢者が自立した生活を継続で きるよう援助を行います。
▶事業の実績
第 6 期実績値
H27 年度 H28 年度 H29 年度※
日常生活自立支援事業利用件数 (件) 43 38 38
※平成 29 年度の実績値は,平成 29 年 10 月現在における見込み値