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平成23・24年度

平成25年度〜

【平成23年度】

○包括職員の各種研修参加

→包括職員の意識統一

○認知症の人の支援の実態把握

(介護支援専門員情報交換会や家族から)

③認知症サポート医との連携

(介護支援専門員情報交換会)

④地域支援体制づくり検討会の開催

⑤認知症サポーター養成講座

【平成24年度】

①予防・早期発見・早期治療のしくみづくり

②地域での認知症支援体制づくり

金山町認知症等地域支援推進協議会発足③認 知症サポーター養成講座の工夫

④困難事例への対応

⑤「金山町認知症の方を介護する家族の会」の活 動の継続

⑥高齢者(認知症等)支援の対策検討

行政主導による認知症施策全般の基盤づくり

(山形県認知症総合推進事業における取組み)

推進員主体の取組みに移行

包括業務と兼務

○本人・家族の相談支援、支援体制を整えるためのコーディネート

○高齢者本人や家族のための事業

推進員の気づき・効果① 認知症の知識不足 隠す・助けを求めにくい 地域性

地縁・血縁の支え合い インフォーマルな支援の 風土

○「ほっとサロン」

(認知症カフェ、介護者相談会、

介護教室、月1回)

早期発見・早期対応のため の

「もの忘れ相談」

○認知症ケアパス

○地域ケア会議

地域に出向いて開催。

住民参加

・地域に行くとふつうに活躍している認知症の方

・暮らしの場に出向くことで住民の本音や既存の資源がわかる

・既存のインフォーマル支援・資源

・推進員(包括職員)の介入前に近隣住民や地域の事業所が気づ いて支援をしてくれている。

・認知症の人同士の助け合い 推進員の気づき・効果③

推進員の気づき・効果②

・認知症の人自身のプライドをもって他者と接しようとする力

・認知症になっても人の役に立ちたい、立っているという自信

・サービスを拒否することもその人の力

・介護者同士の分かち合いの大切さ

○認知症サポーター養成 講座

子ども、企業、警察、庁舎内等

○ひとり歩き高齢者等 支援事業

・正しい知識を得ることで包括への気軽な相談が増加。

・役場内他部署(税務、水道等)でも認知症の人が課題に

→部署間の連携も生まれる。

・地域での気軽な声かけ、手助け

・高齢者のことをよく見ている優しい心の小学生 推進員の気づき・効果④

推進員・包括

職員 住民・関係機関

認知症の人 家族

気軽な相談 個別支援

各種事業

相談・SOS

見守り・支援

安心してSOSを 出せる関係

推進員の働きかけ による地域と本人・

家族の力の強化 包括業務の

中で推進員 としての立 場を意識す

推進員活動の一部抜粋

地域性を把握し、

うまく活かす

【Ⅴ.「認とも」に関する聞取り調査結果】 

1.調査目的 

    認知症地域支援推進員(以下、推進員とする。)が、「認とも」の活動を地域で形成 し、効  果的に機能させていくために必要な具体的方策について調査し、自治体や推進 員に報告することにより、「認とも」の円滑な実施、推進員活動の促進、ひいては家族 の介護負担の軽減による家族支援、一億総活躍社会の実現に寄与することを目的とする。 

2.調査方法 

    「認とも」は、厚生労働省において家族支援のための支援として施策化したものであ り、推進員が全国に普及させていくことが求められている。(別記1) 

    このためには、「認とも」について、多くの国民・関係者による価値の理解・共有が 進み、「認とも」が円滑に形成され実施されるための概念やルール等をとりまとめ、自 治体、推進員に伝える必要があるが、概念・ルールともに既に定められたものがない。 

したがって、調査研究の具体的なプロセスを次のように三段階で設定した。 

  第1段階    東京センターとしての「認とも」の概念(性格)・ルールの考え方につい てセンター内の研究者間で協議し仮説を設定する。 

  第2段階    当該仮説の妥当性について、既に優れた「認とも」の類似活動を実践して いる認知症カフェの運営者から個別の聞取り調査により意見を収集する。 

  第3段階    妥当かつ実行可能で有効な「認とも」の概念・ルールをとりまとめ、自治 体・推進員に提言する。 

1)第1段階;仮説 

    (1)「認とも」の概念(性格) 

「認とも」とは、 

  一緒に活動したら、お互いに楽しく心の支えになる人と人とのつながり、つまり「友 達」という自然で素朴な人間関係である。→「認知症の人の友達」 

・この必要性や価値は、認知症になる前も、なった後も変わらない。 

・例えば、認知症の人本人が、自宅に招いて一緒にいたらお互い楽しい人が「認とも」

である。 

・例えば、認知症の人本人が、一緒に出かけたりしたらお互いに楽しい人が「認とも」

である。 

つまり、「認とも」をつくるということは、「友達を創る」ことであり、認知症に なっても友達の縁が途切れない(友達関係を再構築する)ということである。 

この結果、本人も家族も孤立しないということである。 

※  この点は、家族支援のためにサービスとして派遣される「やすらぎ支援員」とは 異なる。 

※  支援する側とされる側という関係性を作らない。この点も「やすらぎ支援員」と は異なる。 

     (注)「認とも」と同趣旨の事業である「やすらぎ支援員」との相違(別記2) 

(2)「認とも」活動のルール 

        ・「認とも」による居宅訪問は、あくまで自由意思であり、一旦開始された訪問  も自由に解消できる。 

      →「やらされ感」に効果・継続なし。 

      →  評価すれども批判せず。 

        ・やりがい、喜び、楽しみ、がある活動にする。 

        ・「認とも」は「友達」なので、活動中の事故に対して損害賠償の責を問われな いということで良いと考えられる。 

      →事業として展開しようとすると、これが問題になり促進が阻害される。 

        ・推進員は、自ら「認とも」と訪問対象者の仲介者にはならず、別に仲介者を育 成する。 

→推進員は、マッチング、モニタリングについて認知症カフェ運営者、仲介者

(居宅を訪問する者と受ける者の引き合わせを行う者)に伝える必要がある。 

        ・推進員は、①認知症カフェの企画・運営支援と、 

      ②「認とも」の仲介者の設置・活動支援、 

③認知症カフェに参加し居宅訪問者となるボランティアの育成・活 動支援(例;認知症サポーターの上乗せ講座への参画による「認 とも」の促し)を行う。 

      →認知症サポーターの活動の受け皿を作る。 

→ケアプランに組み込むインフォーマルサポートが増加する。 

        ・「認とも」には、守秘義務等の一定のルールが課せられる、又は「承知しても らう」。(信頼できる友達としての当然で自然なルール) 

  問題を生じる可能性のある行為例 

  ・キャッシュカードの預かりによる預金の引き出し    ・日用品を買うための金銭の管理や授受 

  ・買い物に同行して買ってもらう    ・食事に同行してご馳走になる 

  ・居宅訪問の帰りに謝礼(金品)をもらう(ものとられ妄想への発展) 

  ・健康サプリを勧めたり、宗教の勧誘をする 

      ・「認とも」は、仲介者から訪問当初の同行等の支援を受けることができる。 

      ・仲介者は、「認とも」活動を通じて「認知症カフェを契機とした、認知症の人を 中心とする小さなコミュニティを地域にくまなく創っていく人」と捉える(ゲマ インシャフト的な共同意識→認知症を切り口にした地域包括ケアの根幹)。 

      ・この結果、「認とも」を行う認知症カフェ等が、認知症の人の生活の本拠である 自宅、または自宅の最寄りに多く作られ、集いの場、縁側化していくことを目指 す。 

      ・こうした地域組織化活動は、様々な手法で行われるため推進員は、「認知症カフ

ェ、認とも」によらず、「認とも類似の活動」を行っている(行政主導・民間          主導・住民の自発的活動)、あるいは今後、行おうとする実践を阻害しない。 

      ・認知症の人やその家族の出会いの場は、認知症カフェのみとは限らない。推進員 は、そうした場所(機会)も活用する。 

        →社協や住民の自主活動などが行うサロン等 

      ・認とも活動は、友達によるインフォーマル・サポートであり、自由度を保障する ことが極めて肝要であるから規制をしない。 

        →支援すれども規制せず。 

        →要件を多くすると人が集まらない。 

        →地域住民の自発的支援活動の良さを最大限に活かし伸ばす支援を行う。 

        →期待すれども強制せず。 

      ・地域包括ケアの仕組みに組み込まない柔軟性を持つ。 

・仲介者は、対人援助の経験、認知症の基礎知識と地域組織化活動の技法を有する 者であって、例えば、社会福祉法人から地域貢献として派遣されることも考えら れる。 

     但し、以上のルール仮説は、第2段階の個別の聞取り調査においては、最低限を示す ことによって意見の誘導を避けるものとした。 

3)第2段階;認知症カフェの運営者からの意見収集 

(1)聞取り先の選定 

認知症介護研究・研修仙台センター(仙台センター)の協力(平成 28 年度老健事業

『認知症カフェの市区町村等の設置および支援状況調査』)のもと、推進員などが関 わり「認とも」に類似した取組みを行っている好事例を抽出し、現地調査地域を選定 した。 

  ○仙台センター調査結果との協働 

  ・仙台センターが『認知症カフェの市区町村等の設置および支援状況調査』において、

「認とも」活動の状況を調査した。 

  ・当該調査票における「認とも活動」は、次の範囲に定義され、分類1〜分類7に区分 して回答するよう依頼(複数回答)している。 

分類1.認知症カフェ等で顔なじみになったボランティア等が認知症の人がカフェに 参加するために送迎や電話連絡をしている。 

分類2.認知症カフェに携わるボランティアを教育し居宅訪問や見守り、話し相手を している。 

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