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認知症の高齢者に関する調査

(市民181名、介護家族135名より回答)

認知症地域支援・ケア向上推進事業の取組み

課題① 医療・介護・福祉等

関係機関との ネットワークの構築

課題② 市民・介護家族の

認知症に対する 正しい理解

課題③ 介護家族の 相談支援体制 包括活動の蓄積

(総合相談:認知症相談増加等)

吉野川市の強み① 認知症サポート医が

2名いる 吉野川市の強み② 包括が直営であり、包

括職員や認知症初期 集中支援チームの チーム員等と連携がと

りやすい

吉野川市の弱み① ボランティアなどの人 材や資源の掘り起こし

が不十分

吉野川市の弱み② 業務が多く 職員のマンパワー

不足

平成28年度

認知症地域支援推進員の配置

●吉野川市認知症ガイドブッ ク(ケアパス)作成・配布

(平成28年3月)全戸配布 43ヶ所の介護予防教室で配布

関係機関・事業所への配布

包括の既存の事業や活動+住民同士のつながり

★市民キャラバンメイト養成

・民生委員連絡会で 住民の協力を要請

・包括職員(メイト) 職域・学校

・市民メイト 地域住民

●認知症の人と家族のつどい

(オレンジのつどい)の開催 医療機関・関係機関

との連携強化

市民メイトの創意工夫

多様な相談形態への発展 当事者間のつながり形成

認知症カフェへの発展

◆認知症初期集中支援チー ムチーム員との兼務 支援の方向性を共有 推進員活動への反映

包括業務との兼務

直営包括の強み:行政施策・包括職員一体で取り組める安心感 課題:マンパワー不足

★高齢者見守りネットワーク 等

関係機関連携 住民・企業等の協力 推進員活動の一例と効果・今後の発展可能性

★認知症対応力向上 のための支援

●…相談支援・支援体 制構築

◆医療・介護等の 支援ネットワーク構築

連動 連携

市全体や住民の強み 市としての強みと弱み

5)鹿児島県さつま町 

(1)自治体概要 

自治体名  鹿児島県さつま町  自治体コード  463922  人口  24,109 人  高齢化率  35.4%  面積  303.9   日常生活圏域数  1  地域包括支援センター数  1(委託1) 

推進員の  配置状況 

平成 22 年度に直営包括(介護予防係)に2名配置(臨時保健師、社協 からの派遣の社会福祉士)、派遣職員の異動や臨時保健師の退職等、町 職員異動等考慮し、活動拡大に向けて毎年、養成し配置。 

平成 26 年度に町保健師、臨時保健師の 2 名配置

(平成 27 年度、町社会福祉協議会に地域包括支援センター運営委託)

平成 27 年度に町社会福祉士 1 名配置  平成 28 年度に介護支援専門員 1 名配置 

現在、地域包括支援センターに6名体制(常勤・兼務) 

聞取り  対象者 

・さつま町地域包括支援センター  認知症地域 支援推進員(社会福祉士、平成 24 年配置、認知症初期 集中支援チーム員兼任) 

・同センター長 認知症地域支援推進員 

(保健師、平成 26 年配置) 

・さつま町介護保険課包括支援係  課長・包括支援係長

推進員の位置づけ

【活動のポイント】 

○地域包括支援センターと行政の風通しの良い関係による施策と一体化した活動展開 

○地域に出向き、民生委員や福祉委員をはじめとした住民との顔の見える関係をもとにし て、すでに行われている見守り・支援体制やその工夫を活かし、発展させていく 

○認知症初期集中支援チーム員や地域包括支援センター業務との兼任・兼務によるスムー ズな情報伝達・共有 

(2)さつま町における認知症施策と認知症地域支援推進員活動の概要 

  さつま町では平成 18 年度から 21 年度まで役場内に町直営の地域包括支援センターを 設置していた。平成 22 年度より現在地に移転し、平成 27 年度より社会福祉協議会へセン ター運営委託となっている。 

平成 22 年度より認知症地域支援推進員(連携担当者)を配置(専門性担保のため町社会 福祉協議会からの派遣者も含む)。平成 26 年度に5名体制に。 

  認知症キャラバン・メイトは町内の介護事業所や医療機関、役場・社会福祉協議会職員 を中心に養成し、平成 23 年度に 13 名、26 年度に 28 名となった。認知症サポーターは平 成 23 年度に4回開催したが、25 年度に 17 回、26 年度に 24 回実施し、26 年度末で 1,517 名となった。また平成 26 年度には第 1 回『認知症フォーラム in さつま町』を開催し、296 名の参加があった。以降毎年開催している。 

  平成 27 年度より地域包括支援センターを町社会福祉協議会へ委託。聞取り対象者を含 委託包括 

自治体  運営委託 

む推進員も包括に継続配置。平成 28 年度は6名体制となる(町からの出向職員を含む)。 同年、認知症初期集中支援チーム設置。チーム員には推進員4名が兼任。 

  町では年1回、高齢者実態調査(地区ごとに民生委員を通じた調査)を実施し、世帯状 況や健康状態等を把握し、認知症対策にも生かしている。民生委員のほか平成 10 年から

「地域福祉アドバイザー」「健康づくり推進員」を公民会(自治会)推薦で町内各地域に配 置し、平成 27 年からは総合事業として現場で高齢者への取組みを推進する地元の専門員 として「地域支え合い推進員」(第 3 層コーディネーター)を配置するなど、住民主体の健 康づくりや介護予防、支え合いの強化を積極的に図っていることが特徴である。 

(3)調査結果

■推進員に対する聞取り結果 

◆配置当初の状況や動きについて 

○配置されることになった経緯と推進員活動に対する当初の認識や準備したこと、協力依 頼先やその内容等 

当時、社協から出向していた社会福祉士が推進員を兼務していたが、その職員の出向が 終了し自分が交代で出向することになった。それを機に自分も推進員兼務を命じられ配置 された(認知症介護の経験があったことや認知症ケア専門士の資格があったことも自分が 配置される理由の一つではなかったかと考える)。 

推進員活動に対する当初の認識としては、推進員の存在自体も知らない状況だったので 当然、活動内容等も全く知らなかった。準備したこともなく、推進員研修で他の市町村の 取組み等を聞いて、やるべきことがやっと少し見えてきて、やる気をいただいたことを記 憶している。 

○初年度の取組みを通して生じた認知症の人や家族、地域社会、あなた自身の変化・効果・

苦労したこと・課題等 

初年度は、認知症疾患医療センターとの連携や関係機関の連携の業務が中心であり、地 域に住む認知症の人や家族と直接関わることが少なく、また地域に対しての認知症サポー ター養成講座開催も数年前からほぼ中断している状況で、普及啓発や地域との関わりも少 ないことがわかり、次年度の課題として取組むことにした。 

まずはやるべきこととして「認知症サポーター養成講座開催等での普及啓発」という目 標が明確になった。やるべきことや目標が見えてきたことで自身のやる気ややりがいに繋 がったと考える。 

◆配置後2年目以降、現在に至るまでの状況や動きについて 

○2年目以降に把握した地域課題、取組んだ活動とそれぞれの活動の協力依頼者等。 

地域課題としては「地域での認知症への正しい理解の不足」、「認知症の人や家族を支え てくれる専門職の支援者、地域の支援者が不足している」等の課題を把握した。サポータ ー養成講座の案内を公民館長連絡協議会や広報誌等で行い前年度の約 6 倍の 17 か所の講 座依頼があった。また教育委員会へ講座開催の依頼文書を通知し 1 か所の小学校で開催 できた。その際に子供用の資料として作ったアニメが新聞等のメディアで紹介され、講座 開催依頼の増加に繋がった。 

徐々に認知症サポーターも増えていく中、アンケートの結果に「何か協力できることが あれば」と意見が少なからずあり、認知症サポーターの中で推進員活動に協力して下さる 方を養成しようという活動にも繋がった。協力を依頼した人としてはキャラバン・メイ ト、認知症介護指導者、認知症サポーター、町職員、警察、認知症疾患医療センター、公 民館長、民生委員、社会福祉協議会、金融機関、郵便局など。 

推進員配置 3 年目から毎年、町民みんなで認知症について考える機会をということで、

町職員や施設職員、認知症疾患医療センターの職員等と一緒に実行委員会を立ち上げ、中 学校や高校にも協力してもらい『認知症フォーラム in さつま町』を開催している。 

○各年度の取組みを通して生じた認知症の人や家族、地域社会、あなた自身の変化と・効果・

苦労したこと・課題等 

2 年目頃から地域や地域密着型サービス事業所等からも相談が来るようになって地域 ケア会議開催にも繋がり、地域の方や警察等の関係者と共に認知症の人や家族をどのよう に支えていくか?ということを一緒に考える機会も持てるようになった。 

この頃から、本人の居場所作りとして住民が自発的にベンチ(ひとり歩き中ひと休みで きる場所として)を作製してくれたり、一般企業が見守りに対して協力してくれたりと、

地域が少しずつ動き出してきたことを実感できるようになった。認知症の人や家族を地域 で支えるという雰囲気が徐々にでてきていることを実感できるようになったのも地域ケ ア会議の効果だと考える。その効果が認知症の人や家族にも「できるかぎり住み慣れた地 域で」ということを実現するために地域に支えてもらっているという実感をもった人もい ると思う。 

徐々に町内全体で「認知症についての理解が深まってきた、恥ずかしいことではない」

といった雰囲気が高まりつつあることで、認知症当事者がフォーラムに参加し声を上げる ことを決断できたのではないかとも考えている。自分自身も推進員活動の実績内容や効果 等をまとめることで、少しずつ実になっていることを実感できるようになりモチベーショ ンアップという変化が出たと感じている。 

課題としては、地域の変化等のモニタリング評価が不十分である。その原因としては包 括支援センターの他の業務と兼務で時間や分析をかけるところまで余裕がないなどが挙 げられ、今後、業務内容の精査が必要と感じている。 

○各年度に苦労したことやその後への課題、以後役に立ったことなど、印象に残っているこ と等 

当初は何を取組めばいいのか分からなかったが、年度計画の作成であったり、実績の確 認や効果の検証等を行うことで次に何をすべきかが明確になってきた。 

また効果等を検証することで他の推進員ともやるべきことや取組みたいことなどの意 識統一が図れるようになったと思う。町の職員にも計画書や実績報告を見てもらうことで 意識統一に繋がっていると思う。 

アニメや認知症カフェのことなど推進員の活動が新聞やテレビ等のメディアで紹介さ れたことや、県内での発表の機会をいただいたことで、推進員の活動が認められたと感じ る機会にもなりモチベーションの維持向上に繋がったと思う。また住民にも「さつま町は 認知症にやさしい街を目指し頑張って取組んでいる」ということをアピールすることがで

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