8. 研究の計画
9.2 評価
9.2.1 有効性の評価 9.2.1.1 評価項目 完全寛解率(CR+CRu)
登録症例数に対する百分率とする。
【設定根拠】
「抗悪性腫瘍薬の臨床評価方法に関するガイドライン(Ⅲ.第Ⅱ相研究)」を参考に設定した。
9.2.1.2 評価の基準
抗腫瘍効果判定基準は、「NHLの国際ワ-クショップ判定基準」を元にしたJCOGリンパ腫瘍グル
-プによる「非ホジキンリンパ腫に対する腫瘍縮小効果判定基準」に従う。
1)完全寛解(CR:Complete Response) 以下のすべてを満たす。
① 腫瘍関連のすべての自他覚症状が消失、かつ腫瘍関連の検査値異常がすべて正常化
② すべての節外性病変が画像上消失、かつ肝腫大、脾腫、腎腫大の消失
③ すべてのリンパ節病変が正常化
・登録前に長径が1.5cmを超えていたリンパ節は長径が1.5cm以下に縮小
・登録前に長径が>1.0cmかつ≦1.5cmであったリンパ節は長径1.0cm以下に縮小
④ 骨髄浸潤の消失(陰性)
2)不確定完全寛解(CRu:Complete Response/unconfirmed)
以下の①②の両方を満たし、かつ③④のいずれかもしくは両方を満たす。
① 腫瘍関連のすべての自他覚症状が消失、かつ検査値異常が正常化
② 肝腫大、脾腫、腎腫大の消失、かつ標的病変以外の節外性病変が画像上消失
③ 標的病変のSPDが75%以上縮小
④ 骨髄浸潤は不確定(indeterminate)
3)部分寛解(PR:Pertial Response) 以下のすべてを満たす。
① 標的病変のSPDが50%以上縮小
② いずれの非標的病変の増大もなく、肝、脾、腎の増大もない。
③ 腫瘍関連のすべての自他覚症状が消失、かつ腫瘍関連の検査値異常がすべて正常化
④ 骨髄浸潤の有無(陽性/陰性/不確定)は問わない(検査未施行も可)。
⑤ 新病変の出現がない。
4)安定(SD:Stable Disease)
PR未満の効果があるが、PDではない。
5)増悪(PD:Progression Disease)
CR、CRuのいずれかと判定されていない症例で以下のいずれかを満たす。
① 新病変の出現
② 標的病変のSPDが最小のSPDから50%以上増大
③ 節外性病変、肝腫大、脾腫、腎腫大の明らかな増大
④ 腫瘍関連の自他覚症状の明らかな増悪
⑥ 腫瘍関連の臨床検査値異常の明らかな増悪 6)再発(RD:Relapsed Disease)
CRもしくはCRuの判定が得られた後に以下のいずれかを満たす。
① 新病変の出現
② 画像上消失していた節外性病変の再出現
③ 正常化していたリンパ節の長径が、もっとも小さくなった時の長径から50%以上増大
④ 標的病変のSPDが最小のSPDから50%以上増大
⑤ 肝腫大、脾腫、腎腫大の再出現
⑥ 消失していた腫瘍関連自他覚症状の再出現
⑦ 正常化していた臨床検査値異常の再出現
総合効果 標的病変の SPD
リンパ節or リンパ節塊 の長径
肝腫大 脾腫 腎腫大
腫瘍関連 症状と 検査値異常
節外性の
非標的病変 骨髄浸潤 CR 100%縮小(消失) すべて正常化 消失 消失 消失 陰性 CRu 100%縮小(消失) すべて正常化 消失 消失 消失 不確定
75%以上縮小 すべて正常化 消失 消失 消失 陰性or不確定 PR 100%縮小(消失) すべて正常化 消失 消失 消失 陽性
50%以上縮小 増大なし 増大なし 消失 増大なし 問わない SD 50%未満の縮小
50%未満の増大
50%以上の
増大なし 増大なし 増悪なし 増大なし 問わない PD 50%以上増大 50%以上増大 増大 増悪 増大 陽性化
9.2.2安全性の評価 9.2.2.1 評価項目
Grade 別副作用発現例数、発現頻度及び Grade 3 以上の副作用発現頻度
【設定根拠】
「抗悪性腫瘍薬の臨床評価方法に関するガイドライン(Ⅲ.第Ⅱ相研究)」を参考に設定した。
9.2.2.2 評価の基準 1)有害事象
有害事象とは、研究薬の投与中もしくは投与後に、被験者に生じた、あらゆる好ましくないあるい は意図しない徴候(臨床検査値の異常を含む)、症状又は病気のことであり、当該研究薬との因果 関係は問わない。
2)副作用
因果関係分類 ①関連なし、②おそらく関連なしを除く有害事象を副作用とする。
3)安全性評価基準
安全性評価は、NCI Common Terminology Criteria for Adverse Events Version 3.0 ~日本語訳
(2003年) に従い評価を行い、重症度はGrade1~4に分類する。
なお、臨床検査値の異常の有無は、施設基準値に従って行う。
4)因果関係分類
有害事象と本治療法との因果関係は、以下の5段階に分類する。
①関連なし
②おそらく関連なし
③関連あるかもしれない
④おそらく関連あり
⑤明らかに関連あり
9.2.2.3 安全性評価指標に関する評価、記録の方法及び実施時期
施設代表医師又は研究分担医師は、各コースにおいて認められた有害事象の重症性分類及び因果関 係分類を行い、その結果を症例報告書に記入する。
9.2.3 効果持続期間の評価 9.2.3.1 評価項目
無増悪生存期間(TTP) 9.2.3.2 評価の基準
無増悪生存期間:PRからの再燃、CRからの再発、理由を問わない死亡までの期間
1 0 被 験 者 の 安 全 性 の 確 保 に つ い て