第 8 章 設置諸元
8.4 設置上の注意事項
本装置の機能を十分に活用するため,設置環境については次のような点に注意してください.
(1) 床構造について
● 床荷重は,一般事務室の耐重性があれば設置できます.
● 床の表面材料は,清掃が簡単で油に強く,塵埃の発生しにくいビニール系タイルが最適です.
また,静電気の発生を防ぐために,静電気防止用タイルを使用してください.
● 床上げしないで,一般事務室の床に設置できます.
● じゅうたんは静電気障害の原因となるので極力避けてください.やむをえず使用するときは,
塵埃の発生が少ない帯電防止用のものを敷いてください.この場合,温湿度を制御する空調機 が必要です.
(2) 環境について
● 腐食性有毒ガスおよび塩風の影響がない環境
硫化水素,亜硫酸ガス,塩化水素,塩素,二酸化窒素,アンモニア,オゾン,および塩風の影 響のない場所に設置してください.
これらの有毒ガス,塩風は,銀,鉄,ニッケル,ゴム類やプラスチック類を腐食させて,装置 を誤動作させる原因となります.これらの環境では,外界との遮へいや空気清浄設備が必要で す.
● 強い電波の発生がない環境
一般的には,電界強度が 120dBμV/m 以下の環境が必要です.電界強度が高い場合は,室内 をシールド工事するなどの対策を講じてください.
● 塵埃の発生が少ない環境
塵埃の多い場所は,磁気媒体を傷つけたり接触不良を起こす恐れがあるので,空調機を装備し たエアフィルタで塵埃を捕集する必要があります.
● 振動のおそれのない環境
振動は装置の機能に大きな影響を及ぼします.床表面で 0.2G 以下の場所を選んでください.
● ネズミの侵入のおそれのない環境
ネズミの侵入によって,ケーブルの断線,装置内部の損傷を招くので,出入口には十分注意し てください.
● 直射日光の当たらない環境
直射日光を受けるとランプ表示を見分けることが困難になります.また,日光で装置が部分的 に加熱し,故障やトラブルの原因となります.
(3) 接地について
● 外来ノイズを防止して安定稼動させるため,また,オペレータの安全上第3種接地工事以上
(接地抵抗 100Ω以下)の専用アースが必要です.
(4) 電源供給設備について
● 本装置は,商用 100V/200V 電源で使用できるように設計されています.しかし,電気的 なノイズが生じる負荷および電圧降下となる負荷が同一系統に接続されると,電圧が許容範囲 を越えて,誤動作したり異常停止することがあります.
したがって,電圧の変動による業務の中断が許されない場合は,自動電圧調節器(AVR)およ び定周波数電圧装置(CVCF)を設備してください.
(5) ケーブル布設について
● 信号ケーブルと電源ケーブルが接近,平行していると,電源ノイズが信号ケーブルに誘導して 誤動作の原因となります.
また,ケーブルの布設される電磁環境は,電界強度 120dBμV/m (1V/m) 以下です.
(6) ディスプレイ装置の並設について
● 本装置の側面にディスプレイ装置を設置する場合は,表示画面が歪むことがあるため,サービ スエリア(図8.2 参照)外に設置する必要があります.