4 FMO–RI–MP2 計算(エネルギー)
• FMO1–RI–MP2エネルギー2: Grimm’s scs
Grimmeによって提案されたスケーリング定数を用いたSCS–RI–MP2相関エネルギー。相関エネル ギーのみの値と、FMO1–RHFのエネルギーを加えた値が出力される。
• FMO1–RI–MP2エネルギー3: Jung’s scs
Jungによって提案されたスケーリング定数を用いたSCS–RI–MP2相関エネルギー。相関エネルギー のみの値と、FMO1–RHFのエネルギーを加えた値が出力される。
• FMO1–RI–MP2エネルギー4: Hill’s scs
Hillによって提案されたスケーリング定数を用いたSCS–RI–MP2相関エネルギー。相関エネルギーの みの値と、FMO1–RHFのエネルギーを加えた値が出力される。
<ダイマー計算終了後>
• MP2–RI–IFIE :normal ( not scs )
IFIEに対するRI–MP2相関エネルギーの寄与。通常のRI–MP2計算の結果を用いる。CP補正を行っ た場合は、BSSEの見積もり値を引いたものも出力される。
• MP2–RI–IFIE :Grimme’s scs
IFIEに対するRI–MP2相関エネルギーの寄与。Grimmeによって提案されたスケーリング定数を用い たSCS–RI–MP2相関エネルギーが使われる。CP補正を行った場合は、BSSEの見積もり値を引いた ものも出力される。
• MP2–RI–IFIE :Jung’s scs
IFIEに対するRI–MP2相関エネルギーの寄与。Jungによって提案されたスケーリング定数を用いた SCS–RI–MP2相関エネルギーが使われる。CP補正を行った場合は、BSSEの見積もり値を引いたも のも出力される。
• MP2–RI–IFIE :Hill’s scs
IFIEに対するRI–MP2相関エネルギーの寄与。Jungによって提案されたスケーリング定数を用いた SCS–RI–MP2相関エネルギーが使われる。CP補正を行った場合は、BSSEの見積もり値を引いたも のも出力される。
• FMO2–RI–MP2相関エネルギー :corr.
通常のRI–MP2相関エネルギー。相関エネルギーのみの値と、FMO2–RHFのエネルギーを加えた値 が出力される。
• FMO2–RI–MP2相関エネルギー :Grimm’s scs
Grimmeによって提案されたスケーリング定数を用いたSCS–RI–MP2相関エネルギー。相関エネル ギーのみの値と、FMO2–RHFのエネルギーを加えた値が出力される。
• FMO2–RI–MP2相関エネルギー: Jung’s scs
Jungによって提案されたスケーリング定数を用いたSCS–RI–MP2相関エネルギー。相関エネルギー のみの値と、FMO2–RHFのエネルギーを加えた値が出力される。
• FMO2–RI–MP2相関エネルギー :Hill’s scs
Hillによって提案されたスケーリング定数を用いたSCS–RI–MP2相関エネルギー。相関エネルギーの みの値と、FMO2–RHFのエネルギーを加えた値が出力される。
表5: グローバル変数との対応(FMO–RI–MP2のエネルギー関連)。SCS–RI–MP2の値を算出す るために、スピン平行からの寄与とスピン反平行からの寄与に分けて記録している。各数値のうち、
「 s」で終わっている変数がシングレットカップリングペアからの寄与で、「 t」で終わっている 変数がトリプレットカップリングペアからの寄与。
変数名 次元数 値
ri cmp2 mon energy s フラグメント数 Ecorr(M P2)I
ri cmp2 mon energy t フラグメント数 Ecorr(M P2)I
ri cmp2 mon energy vac cp s フラグメント数 Evaccorr I
ri cmp2 mon energy vac cp t フラグメント数 Evaccorr I
ri cmp2 dim ifie s フラグメントペア数 ∆Ecorr(M P2)IJ
ri cmp2 dim ifie t フラグメントペア数 ∆Ecorr(M P2)IJ
ri cmp2 dim ifie cp s フラグメントペア数 Ecorr−BSSEIJ
ri cmp2 dim ifie cp t フラグメントペア数 Ecorr−BSSEIJ
ri cmp2 fmo 1 s 1 Ecorr(M P2)f mo1
ri cmp2 fmo 1 t 1 Ecorr(M P2)f mo1
ri cmp2 fmo 2 s 1 Ecorr(M P2)f mo2
ri cmp2 fmo 2 t 1 Ecorr(M P2)f mo2