1 背景
(1)現状
佐久市では、「叡智と情熱が結ぶ、21世紀の新たな文化発祥都市」を将来都市像 に定めた、「第一次佐久市総合計画(後期基本計画)」及び「世界最高健康都市構想・
世界最高健康都市構想実現プラン」に基づきまして、高齢者がその人らしい生活を可 能とする福祉環境の整備と、介護保険制度を基盤とした多様な高齢者福祉サービスの 提供に取り組み、誰もが等しく生きいきと安心して暮らすことを可能とする、福祉の まちづくり事業を推進して参りました。
また、平成12年に創設された介護保険制度は、超高齢社会における介護問題の解 決を図るため、国民の共同連帯の理念に基づき、要介護者等を社会全体で支援する仕 組みとして、今日まで15年が経過し、市民の皆様に定着して参りました。
このような中、本市の高齢者(65歳以上)人口は、平成26年10月1日現在、
27,779人、高齢化率27.9%となっています。今後も高齢化は進行し、平成 32年には、29,677人(30.6%)、平成37年には、30,168人(3 1.9%)に達すると見込まれています。
平成24年 平成25年 平成26年 平成27年 平成32年 平成37年
総人口 99,956人 99,716人 99,614人 99,244人 97,111人 94,627人
高齢者人口
〈指数〉
26,516人
〈100.0〉
27,055人
〈102.0〉
27,779人
〈104.8〉
28,191人
〈106.3〉
29,677人
〈112.0〉
30,168人
〈113.8〉 高齢化率 26.6% 27.2% 27.9% 28.4% 30.6% 31.9%
(注)1 数値は各年10月1日現在
2 平成 24年から 26年は、長野県情報政策課による長野県年齢別人口推計結果数値 平成 27
年から37年は、国立社会保障・人口問題研究所による推計値 3 〈 〉内の数字は、平成24年を100とした指数
(2)計画策定の趣旨
「老人福祉計画・介護保険事業計画」(以下、計画という)は、本市の高齢者福祉施 策の基本となるもので、取り組む課題を明らかにし、目標を定めるものです。この計 画は、「老人福祉計画」(老人福祉法)と介護保険事業計画(介護保険法)を一体的に 策定するもので、第6期計画(平成27年度から29年度)は第5期計画(平成24 年度から26年度)を見直し、新たに策定するものです。
第6期計画は、団塊の世代(昭和22年から24年生まれ)が75歳以上の後期高齢
-2-
者となる平成37年(2025年)を見据え、段階的に介護サービスの充実・高齢者 を支える地域 づくりを 進める地域包 括ケアシ ステムの構築 を目指す 計画として策定 します。
2 基本理念
本計画は、「第一次佐久市総合計画後期基本計画」に掲げる本市が目指す「みんな が生涯現役で住みよい健康長寿のまちの形成」を基本理念として、みんなが生きいき と安心して暮らせるまちづくり実現に向けた施策展開をします。
○重点施策
(1)高齢者支援サービスの推進
ア 保健・医療・福祉・介護の各分野の連携により高齢者を支援します。
イ 高齢者の生きがい事業を推進するとともに、栄養や運動を中心とした介護予 防、疾病予防、生活支援対策など地域支援事業を推進します。
ウ 高齢者虐待や孤独死を未然に防ぐため、地域ぐるみで相談しあえるネットワ ークの構築に努めます。
エ 地域包括支援センターとの連携を強化し、介護・生活相談体制の充実を図る とともに、介護予防を推進します。
オ 介護者支援のため、民間との連携を強化し、環境整備を推進します。
(2)高齢者福祉施設の整備
ア 介護保険施設の整備を推進します。
(3)介護保険制度の適正な運営
ア 介護保険法に基づき、適正な事業運営を進めます。
イ 介護保険制度の円滑な運営のため、サービス内容や制度の仕組みなどの周知 を図ります。
(4)成年後見制度の利用促進
ア 判断能力の低下した認知症高齢者などを法律的に保護するため、関係機関と 連携し、成年後見制度の利用の促進と普及に努めます。
(5)地域包括ケアシステムの実現
ア 高齢 者が 可能な 限り住み 慣れ た地域 でその有 する 能力に 応じ自立 した 日常
生活を営むことができるよう、医療、介護、介護予防、住まい及び自立した日 常生活の支援が包括的に確保される地域包括システムの構築に努めます。
-3- 要介護認定者へのサービス
居宅サービス
○訪問介護 ○訪問入浴介護
○訪問看護 ○訪問リハビリテーション
○通所介護 ○通所リハビリテーション
○短期入所生活介護 ○短期入所療養介護
○居宅療養管理指導 ○福祉用具貸与
○特定福祉用具販売 ○住宅改修 地域密着型サービス
○認知症対応型通所介護 ○認知症対応型共同生活介護
○小規模多機能型居宅介護
○地域密着型特定施設入居者生活介護
○地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護 施設サービス
○介護老人福祉施設
○介護老人保健施設
○介護療養型医療施設 要支援認定者へのサービス
介護予防サービス
○介護予防訪問介護(※) ○介護予防訪問入浴介護
○介護予防訪問看護
○介護予防通所介護(※)
○介護予防短期入所生活介護 ○介護予防短期入所療養介護
○介護予防居宅療養管理指導 ○介護予防福祉用具貸与
○介護予防特定福祉用具販売 ○介護予防住宅改修 介護予防地域密着型サービス
○介護予防認知症対応型通所介護
○介護予防認知症対応型共同生活介護
○介護予防小規模多機能型居宅介護 介護予防・日常生活支援総合事業(※)
◎介護予防・生活支援サービス事業
◎一般介護予防事業 経済的負担の軽減
○高額介護サービス費
○高額医療合算介護サービス費
○補足給付(特定入所者介護サービス費)
○社会福祉法人等による利用者負担軽減事業
○佐久市介護保険利用者負担援護事業
(※)については、平成28年度中(予定)に移行となります。
主な介護保険サービス・地域支援事業・高齢者福祉事業 介護保険
○介護予防訪問リハビリテーション
○介護予防通所リハビリテーション
-4- 介護予防・日常生活支援総合事業
介護予防・生活支援サービス事業
○訪問型サービス事業
○通所型サービス事業
○その他の生活支援サービス事業
○介護予防ケアマネジメント事業 一般介護予防事業
○介護予防普及啓発事業
○地域介護予防活動支援事業
○介護予防把握事業
○地域リハビリテーション活動支援事業
○一般介護予防事業評価事業 包括的支援事業
○地域包括支援センターの運営に関する事業
○地域別包括ケア委員会
○在宅医療・介護連携体制にの推進に関する事業
○認知症施策推進に関する事業
○生活支援サービスの体制整備に関する事業 任意事業
○介護給付費等費用適正化事業
○家族介護支援事業 その他事業
○成年後見制度利用支援等事業
○住宅改修支援事業
○介護相談員派遣事業
○認知症サポーター等養成事業
○高齢者緊急時あんしん情報提供事業 地域支援
-5- 生きがい対策事業
○老人クラブ活動助成事業
○長寿・米寿お祝い事業
○敬老会補助事業
○生きがい活動拠点の運営事業
○外国人高齢者及び外国人障害者特別給付金支給事業
○佐久シルバー人材センター運営事業 生活支援事業
○高齢者実態調査
○生活管理指導短期宿泊事業
○あいとぴあ臼田短期入所事業
○高齢者共同宿泊支援事業
○ひとり暮らし高齢者緊急通報システム事業
○ひとり暮らし高齢者・高齢者世帯住宅補修等整備事業
○高齢者にやさしい住宅改良促進事業
○高齢者外出支援サービス事業
○家庭ごみ収集支援事業
○日常生活用具貸与事業 老人福祉施設等
○養護老人ホーム
○軽費老人ホーム
○老人福祉センター
○宅幼老所
○有料老人ホーム
○サービス付き高齢者向け住宅 高齢者福祉
-6-
3 計画策定の方針
(1)計画策定の方針
本計画は、「第一次佐久市総合計画後期基本計画」、「世界最高健康都市構想・世 界最高健康都市構想実現プラン」、「佐久市地域福祉計画」を上位計画とし、国の「介 護保険事業に係る保険給付の円滑な実施を確保するための基本的な指針」に対応し たものとするとともに、「佐久市健康づくり21計画」、「佐久市障害者プラン」等 との整合性を図るものとします。
(2)計画期間
本計画の期間は、基本指針※に即して、平成27年度から平成29年度までの3 年間とします。
※基本指針・・・厚生労働省「介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施を確保 するための基本的な指針」
(3)計画策定に向けた取り組み及び体制
本計画は、佐久市介護保険事業計画等策定懇話会及び佐久市保健福祉審議会にお いて、学識経験者、保健・医療・福祉関係者など、市民の方々の意見を聴きながら 策定しました。
また、本市の高齢者の実態を把握し、本計画策定のための基礎資料、今後の事業 運営の参考とするため、郵送等により、平成25年12月から平成26年1月にか けて、市内在住の「要介護・要支援の認定を受けていない第1号被保険者」(元気 高齢者実態調査)400人と、「要介護・要支援の認定を受けている被保険者」(居 宅要介護・要支援認定者等実態調査)1,700人を対象に高齢者実態調査を行い ました。
この他、市内5圏域の地域包括支援センターからの意見聴取(平成26年10月 から11月)、居宅介護支援事業者へのアンケート調査(平成26年10月から 11月)などを行いました。
なお、庁内においては、各部の庶務担当課長等で組織されている企画調整委員会 幹事会、副市長及び各部の部長等で組織されている企画調整委員会で検討をいただ きました。
○高齢者実態調査
調査区分 対象者数 回答数
元気高齢者実態調査 400人 301人
居宅要介護・要支援認定者等実態調査 1,700人 987人