15-1. 要求ファイルの作成例
保適証一括処理の際に使用する要求ファイルの作成例について、「別添資料 1 要求ファイルの作成例」
をご覧ください。
15-2. ファイルのダウンロードの際の拡張子について
利用いただいているパソコンの環境によっては、ダウンロードされた処理結果ファイルや審査結果ファイ ルの拡張子が「.csv」とならず、「.csv.txt」になる場合があります。対処方法としては、(1)Microsoft® Excel
Viewerをインストールする、(2)拡張子「.csv」をテキストエディタ等と関連付ける、等があります。対処
方法の詳細につきましては、ご利用環境におけるパソコンの管理者等にお問い合わせください。
別添資料1
要求ファイルの作成例
<はじめに>
本書では、保適証一括処理要求時にアップロードするCSVファイル(以下、要求ファイル)の作成方法について、述べることとする。
なお、本書は「インターフェイス仕様書_WEB利用者様向け」の該当部分を詳しく説明したものであり、その他の処理の詳細に ついては仕様書を参照のこと。(問合せ先:自動車情報管理センター)
【ファイルフォーマットについて】
要求ファイルのファイルフォーマットはCSV形式とし、各レコードのデータは以下の記載事項に従う。
(1)文字コード S-JIS
(2)文字範囲
JISX0201-1997/JISX0208-1997
この文字範囲外の文字は外字として扱うため、範囲外の文字については自動車ディーラー側で代替の漢字、
または全角カナに変更する必要がある。以下に代表的な外字の例を示す。
・JIS補助漢字
・JIS第3水準、第4水準の漢字
・IBM拡張文字
・NEC選定IBM拡張文字
・NEC特殊文字
(3)項目の区切り 半角カンマ(,)
(4)レコード区切り CR/LF
ただし、CRのみ、LFのみでも許容する
(5)文字項目
各文字項目は可変長とし、各文字項目内にCR/LFは設定しない
ただし、各文字項目内に特殊な文字(半角カンマ(,)、半角ダブルクォーテーション("))が入る場合は、
項目を半角ダブルクォーテーションで括る。以下に例を示す。
(A) 半角カンマが入る場合
項目を半角ダブルクォーテーションで括る。
例)12,800を設定する場合は"12,800"とする
(B) 半角ダブルクォーテーションが入る場合
項目を半角ダブルクォーテーションで括り、項目内のダブルクォーテーションは2つ続けて設定する。
例)"abc"を設定する場合は"""abc"""とする a"bcを設定する場合は"a""bc"とする
(6)ファイル名の命名基準 任意とする
【属性と文字種別について】
本書において使用する属性と文字種別を下表に示す。
項番 属性 文字種別 使用可能文字 項目設定方法 備考
1 n 数字 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 実データを設定 文字として扱う。
英数字
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z 半角スペース
英字
A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z 半角スペース
英数字記号
A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z 半角スペース
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
" \ & ' < > , . ( ) - /
登録車を窓口で申請する場 合、MOTASでチェックエ ラーとなるため、車台番号に
(注1)の文字は使用しな い。
英字記号
A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z 半角スペース
" \ & ' < > , . ( ) - /
数字記号 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
" \ & ' < > , . ( ) - /
2 a 実データを設定
【AIRASでのチェックの種類及びその内容について】
要求ファイルをAIRAS側で受け付けた際に行うチェックについて、チェックの種類毎のチェック内容及び表記方法を下表に示す。
項番 チェック
の種類 チェック概要 チェック
対象項目 チェック内容 表記方法
属性が
「n」
である項目
0~9の値が設定されているこ と
属性が
「a」
である項目
0~9、A~Z、半角スペース又 は半角記号の値が設定され ていること
属性が
「K」
である項目
全角文字の値が設定されて いること
2 実存 チェック
設定値が実存することを確認する チェック
実存チェック 3 桁数
チェック
設定値が定められた桁数の範囲内 であるかを確認するチェックで、原 則、全ての項目に対して行う
桁数チェック(桁数の範囲を記載)
4 範囲 チェック
設定値が定められた範囲内である かを確認するチェック
範囲チェック(値の範囲を記載)
5 その他の チェック
項番1~4以外のチェック チェック内容を文章で記載
属性欄に「n」「a」「K」にて記載
各項目 各項目のチェック内容に記述 1 属性
チェック
属性が正しいことを確認するチェッ クで、原則、全ての項目に対して行 う(ただし、属性が「m」の項目は行 わない)
<要求ファイル作成例>
要求ファイルの作成例を示す。詳細は次ページから示す要求ファイルのレコード単位の項目一覧を参照のこと。
なお、本作成例の固有名詞等の記述は架空のものとしている。
◎要求ファイルの元データ(テキストエディタ等で開いたイメージ)
◎各レコードの解説 番号
①
②
③
④
⑤
※一括登録要求レコード、一括訂正要求レコード、一括削除要求レコードの順番は特に問わない(混在可能)
※外字がファイル中に含まれていた場合、AIRASへのアップロード時にファイル全体がエラーとなる
※トレーラーレコードの後にも改行コードが必要
※EOFは付けない 番号
①
②
③
④
⑤
A00,S060,TEST,3,20051226103012345678
D00,11111111,TEST,0,0,2,2,20160901,12345678,HUL-HUL-KEI-0001,99999991,20160901,,,,,,,,,品川,111,あ,1111,使 用者氏名,使用者住所,5,0,0,0,5000,0,4,10000,0,20160701,20150101,20171231,0,XXXX00000001,保険会社名 1,,,,,,,2000,0,0,備考
D01,11111111,TEST,0,0,2,2,20160901,12345678,HUL-HUL-KEI-0001,99999991,20160901,99999992,20160902,99999993,20160903,99999994,20160904,99999995,20160905,品 川,111,あ,1111,使用者氏名,使用者住所,5,0,0,0,5000,0,4,10000,0,20160701,20150101,20171231,0,XXXX00000001, 保険会社名1,0,XXXX00000002,保険会社名2,0,XXXX00000003,保険会社名3,2000,0,0,備考
D02,11111111,TEST,削除理由,TEST01 Z01
ヘッダレコード
一括登録要求 レコード
一括訂正要求 レコード
D01,11111111,TEST,0,0,2,2,20160901,12345678,HUL-HUL-KEI-0001,99999991,20160901,99999992,20160902,99999993,20160903,99999994,20160904,99999995,20 160905,品川,111,あ,1111,使用者氏名,使用者住
所,5,0,0,0,5000,0,4,10000,0,20160701,20150101,20171231,0,XXXX00000001,保険会社名 1,0,XXXX00000002,保険会社名2,0,XXXX00000003,保険会社名3,2000,0,0,備考
レコード名称 要求ファイル内容
A00,S060,TEST,3,20051226103012345678
D00,11111111,TEST,0,0,2,2,20160901,12345678,HUL-HUL-KEI-0001,99999991,20160901,,,,,,,,,品 川,111,あ,1111,使用者氏名,使用者住
所,5,0,0,0,5000,0,4,10000,0,20160701,20150101,20171231,0,XXXX00000001,保険会社名 1,,,,,,,2000,0,0,備考
D02,D9900001,0,996,車名,AA-890123, トレーラーレコー Z01
ド
一括削除要求 レコード
要求ファイルのトレーラ(必ず1つの要求ファイルの最終レコードに1つ存在)
登録した保適証に対する修正
レコードの説明 要求ファイルのヘッダ(必ず1つの要求ファイルの最初のレコードに1つ存在)
保適証の新規登録
登録した保適証に対する削除
作成例 ① A00,S060,TEST,3,20051226103012345678
項番 項目名 必須
項目 属性 文字
種別 桁数 項目長 (バイト)
事業場での 設定内容
自動車情報管理システムでの
チェック内容 作成例の値
ヘッダ部
1 ヘッダレコード種別 ○ a 英数字 3 3
’A00’(事業場からの登録/訂正
/削除要求)を設定する
・実存チェック
・桁数チェック(3)
・値が「A00」であること
A00
2 証明書情報種別 ○ a 英数字 4 4
'S060’(保適証情報)を設定する ・実存チェック
・桁数チェック(4)
・値が「S060」であること
S060
3 事業場ID ○ a 英数字 8 8 事業場IDを設定する ・実存チェック
・桁数チェック(8)
TEST
4 データレコード件数 ○ n 数字 5 5
データ部のレコード件数を設定す る
・実存チェック
・桁数チェック(1~5)
・0~2000の数値が設定されてい ること
・業務データの実件数と同一の値 が設定されていること
3
5 ファイル識別情報 ○ a 英数字
記号 20 20
ファイル毎に一意となる任意の文 字列(例えばタイムスタンプ
(yyyymmddhhmmssmmm(年月 日時分秒ミリ秒))等)を設定する
・実存チェック
・桁数チェック(1~20)
20051226103012345678
※必須項目の○は必須、△は条件付必須、×は設定無し(NULL値固定)、空欄は該当する場合に設定
作成例 ②
項番 項目名 必須
項目 属性 文字
種別 桁数 項目長 (バイト)
事業場での 設定内容
自動車情報管理システムでの チェック内容
作成例の値
(○番号なしは共通)
業務ヘッダ部
1 データレコード種別 ○ a 英数字 3 3
D00(登録要求)を半角英数字3桁 で設定する
・実存チェック
・桁数チェック(3)
・値が「D00」であること
D00
業務データ部
2 保適証番号 ○ n 数字 8 8
保適証番号を半角数字8桁で設定 する
・実存チェック
・桁数チェック(8)
・重複チェック
※同一事業場(事業場ID)に 同一保適証番号が登録されな いこと
※12
11111111
3 事業場ID ○ a 英数字 8 8
事業場IDを半角英数字8桁で設定 する
・実存チェック
・桁数チェック(8)
TEST
4 適合証区分 ○ n 数字 1 1
適合証区分を半角数字1桁で設定 する
0:保適証、1:限定保適証
・実存チェック
・桁数チェック(1)
・範囲チェック(0)
0
5 自動車区分 ○ n 数字 1 1
自動車区分を半角数字1桁で設定 する
0:登録車、1:軽自動車
・実存チェック
・桁数チェック(1)
・範囲チェック(0~1)
0
6 申請種別 ○ n 数字 1 1
申請種別を半角数字1桁で設定す る
1:OSS申請、2:窓口申請
・実存チェック
・桁数チェック(1)
・範囲チェック(1~2)
2
7 検査種別 ○ n 数字 1 1
検査種別を半角数字1桁で設定す る
0:中古新規検査登録、1:中古予 備検査、2:継続検査
・実存チェック
・桁数チェック(1)
・範囲チェック(0~2)
2
8 交付年月日 ○ n 数字 8 8
交付年月日を半角数字8桁で設定 する
YYYYMMDD(セパレータ無し)
・実存チェック
・桁数チェック(8)
・日付妥当性チェック
20160901
9 保適交付者ID ○ n 数字 8 8
保適証登録権限が付与されている 利用者IDを半角数字8桁で設定す る
・実存チェック
・桁数チェック(8)
12345678
10 車台番号 ○ a 英数字
記号 42 42
車台番号を半角英数ハイフン、ピリ オド42桁以内で設定する
・実存チェック
・桁数チェック(1~42)
HUL-HUL-KEI-0001
11 自動車検査員ID1 ○ n 数字 8 8
自動車検査員IDを半角数字8桁で 設定する
・実存チェック
・桁数チェック(8)
99999991
12 検査年月日1 ○ n 数字 8 8
検査年月日を半角数字8桁で設定 する
YYYYMMDD(セパレータ無し)
・実存チェック
・桁数チェック(8)
・日付妥当性チェック
20160901
13 自動車検査員ID2 n 数字 8 8
自動車検査員IDを半角数字8桁で 設定する
・桁数チェック(8)
14 検査年月日2 △ n 数字 8 8
検査年月日を半角数字8桁で設定 する
自動車検査員ID2が設定された場 合必須、自動車検査員ID2に値が 設定されていない場合で設定され た場合はエラーとなる
YYYYMMDD(セパレータ無し)
・実存チェック(自動車検査員 ID2が入力されている場合)
・桁数チェック(8)
・日付妥当性チェック
15 自動車検査員ID3 n 数字 8 8
自動車検査員IDを半角数字8桁で 設定する
・桁数チェック(8)
16 検査年月日3 △ n 数字 8 8
検査年月日を半角数字8桁で設定 する
自動車検査員ID3が設定された場 合必須、自動車検査員ID3に値が 設定されていない場合で設定され た場合はエラーとなる
YYYYMMDD(セパレータ無し)
・実存チェック(自動車検査員 ID3が入力されている場合)
・桁数チェック(8)
・日付妥当性チェック
17 自動車検査員ID4 n 数字 8 8
自動車検査員IDを半角数字8桁で 設定する
・桁数チェック(8)