2・血 圧 値 が 基 準 値 範 囲 内 で あ る 対 象 者 の 血 圧 値 と歯 周 疾 患 の 進 行 度 との 相 関 分 析
1)対 象 者
対 象 者 は 、1.1)の 対 象 者 の 中で 、高 血 圧 症 と診 断 さ れ た 者 を 除 き 、健 康 診 査 時 に 収 縮 期 血 圧 値 が140mmHg未 満 で 、 か つ拡 張 期 血 圧 値 が90mmHg未 満
の 基 準 値 範 囲 に あ る 男 性 従 業 員870名 で あ る 。
2)血 圧 値 測 定
測 定 は 安 静 後 、 座 位 で 右 上 腕 を 用 い て 自動 血 圧 計(HEM‑706Fuzzy;オ ム ロ ン)を 用 い て 看 護 婦 に よ り収 縮 期 お よ び 拡 張 期 血 圧 を 測 定 し た 。
3)統 計 解 析
統 計 解 析 ソ フ ト は 、SPSS6.1JComputerprogramに よ り 実 施 し た 。
血 圧 値 とCPITN値 の 相 関 関 係 は 、Pearsonの 相 関 係 数38)を 求 め て 検 討 し た 。
な お 、 有 意 水 準 はp<0.05と し た 。
ll1結 果
1.年 齢 別 ・喫 煙 習 慣 別 の 歯 科 疾 患 状 況
Table4‑1は 対 象 者 の年 齢 別 ・喫煙 習 慣 別 の歯 科 疾 患 状 況 を 示 した 。
CPITN値 お よ び 喪 失 歯 数 は現 在 喫煙 者 群 お よ び 非 喫 煙 者 群 の 両 群 と も加 齢 と と も に増 加 す る傾 向 を 示 し、 各 年 齢 群 と も現 在 喫 煙 者 群 は 非 喫 煙 者 群 に比 べ
57
てCPITN値 お よ び 喪 失 歯 数 は統 計的 に有 意 に 高値 を 示 した 。
う蝕 歯 数 は20‑29歳 群 お よび40‑49歳 群 で は 現 在 喫 煙 者 群 は 非 喫 煙 者 群 に 比 べ て 統 計 的 に有 意 に高 値 を示 した 。 また 、 現 在 喫 煙 者 群 の う蝕 歯 数 は 加 齢
と共 に低 下 す る 傾 向 を 示 した 。
な お 、 処 置 歯 数 と加 齢 お よ び 喫 煙 習 慣 との 関 連 性 は 認 め られ な か っ た 。
1able4‑1Surveyofdentaldiseasebyageandsmokinghabit
Age (years}
Currentsmokers nMean±S.E,
Nonsmokers
nMean±S.E. pvalue
CPITN
SCOre 20‑29
30‑39 4049 50‑59 丑)tal
247
187 266 126 826
1.88±0.03151
2.10±0.0485 2.38±0.03152 2。59±0.0590 220±0.02478
1。71±0.04
1。85±0.07 2.05±0.05 2.32±0.07 1.96±0.03
0.002 0.001
<0.001 0.001
<0.001
20‑29Decayedteeth30 ‑39
40‑49 50‑59 Tbtal
247 187 266 126 826
1」5±Oj3151 1」1±0.1385
α86±0,11152 0.59±0.1290 0.96±0.06478
0。72±0,14 α84±0.21 0.48±0.10 0.90±0.23 0.70±0.08
0.032 0264
0.019 0」90 0.010
Missing teeth
20‑29
30‑39 40‑49 50‑59 τbtai
247 187 266 126 826
0.50±0.07 1.33±0.16 1.88±0.15
2.98±0.29 1.51±0.08
151 85 152 90 478
0.24±0.05 0.75±Oj3
1.16±0.14 1.83±0.28 0.92±0.08
0.011 0.026 0.002 0.007
<0.001
F柵ed teeth
20‑29 30‑39 40‑49
2478.50±0.30151 18710.12±0、3685 2669.25±0.32152
8.58±0.38 10.54±0.56 10.30±0.43
0.872 0.526 0.052
2.高 血 圧 症 と 歯 科 疾 患 の 関 連 につ いて の患 者 対 照 研 究
Table4‑2に 高 血 圧 症 者 と健 康 対 照 者 の歯 科 疾 患 状 況 の 比 較 を示 した 。 現在 喫 煙 者 、 非 喫 煙 者 の 両 群 と もCPITN値 は高 血 圧 症 者 群 が健 康 対 照 者 群 に 比較
して統 計 的 に 有 意 に 高 値 を 示 した 。 しか し、 他 の歯 科 疾 患 指 標 は 高 血 圧 症 者 群 と健 康 対 照 者 群 の 間 に統 計 的 に有 意 な差 異 は 認 め られ な か っ た 。
Table4‑2Comparison◎fdentaldiseaseinpatie耐sandcontr◎lswith hypertension
Cu「rentsmoke「s
variables Patients(n=19) Mean±S.E.
Controls(n=55)
Mean±S.E. pvalue
CPITNscore Decayedteeth
Missingteeth Fi闘edteeth
2.56±0.14 0.63±0.33
2.00±0.52 9.53±1.27
2.21±0.05 1.07±0.25
2.29±0.33 9.67±0.66
0。004 0.342
0.652 0.914
Nonsmol《e「S
variables Patients(n=23) Mean±S.E.
Controls(n=63)
Mean±S.E.
pvalue
CPITNscore2.27±0,13 DecayedteethO.91±0.39
Missingteeth2,09±0.47 Filledteeth10.13±1.12
1.93±0.07
0.40±0.13
t54±0.33 9.84±0.66
0.019 0.106 0.379 0.822 n:NumberofsubjectsS.E.:StandardErr◎r
3.血 圧 値 が 基 準 値 範 囲 内 で あ る 対 象者 の 血 圧 値 と歯 周疾 患 の 進 行 度 の 相 関 分 析
Table4‑3は 健 康 診 査 時 の 血 圧 値 が基 準 値 範 囲 で あ る対 象 者 の血 圧 値(収 縮 59
期 お よ び拡 張 期 血 圧 値)とCPITN値 の相 関 分 析 の 結 果 で あ る 。 非 喫 煙 者 群 の 20‑39歳 群 お よ び40‑49歳 群 で は 収 縮 期 血 圧 値 とCPITN値 と の 間 に統 計 的 に 有 意 な 正 の 相 関 関 係 が認 め られ た 。 現 在 喫 煙 者 群 は 各 年 齢 群 と も統 計 的 に 有 意 な 関 係 は 認 め られ な か った 。
1able4‑3RelatioRsれipbetweenbloodpressureandCPITNscorebyageandsmokingわablt
Systolicbloodpressure
Currentsmokers(n=570) Nonsmokers(n=300}
Age(years》
n
Correlation
pvaluecoefficient
n Correlationcoefflcient pvalue 20‑39
40‑49 50‑59
333 171 66
一〇.020
0.090
‑0.021
0.722 0。241 0.865
壌85 78 37
0.188 0.278 0.064
0,011 0.014 0.707
Diasto糧icbloodpressure
Age(years}
Currentsmokers(n=570} Nonsmokers(n=300)
n Correlatlon
pvaluecoefficientn
Correlation
pvaluecoefficient 20‑39
40‑49 50‑59
333 171 66
0.031 0,018 0.236
0。576 0.820 0.057
185 78 37
0.069 0.042
‑Oj27
0、35壌 0.716 0.454
n:Numberofsubjects
lV考 察 お よ び 小 括
歯 の 喪 失 は 咀 囑 や 食 物 摂 取 に 障 害 を 引 き 起 こ し、 そ の 結 果 健 康 に影 響 を 及
一 方 、 歯 科 疾 患 、 特 に 歯 周 疾 患 は 直 接 的 に循 環 器 系 疾 患 の 発 症 に 関 与 す る
こ と が 近 年 の 研 究 に お い て 明 らか に な っ て き て い る 。
Syrjanenら15)は 、 性 、 年 齢 を マ ッ チ さ せ た50歳 以 上 の50名 の 脳 梗 塞 患 者 と 同 数 の 健 康 対 照 者 の 口 腔 内 状 況 を 比 較 した 結 果 、 男 性 に お い て 脳 梗 塞 患 者 の 口腔 内 状 況 は 健 康 対 照 者 よ り も 劣 悪 で あ っ た こ と を 報 告 して い る 。
Paunioら14)は45‑64歳 の 男 性1,384名 を対 象 に 年 齢 、 血 圧 値 、 教 育 レ ベ ル 、 喫 煙 習 慣 な ど を 調 整 した 横 断 的 研 究 を 実 施 し 、 喪 失 歯 数 と 虚 血 性 心 疾 患 発 症 に 有 意 な 関 係 が あ っ た こ と を 示 し て い る 。Mattilaら71)は 年 齢 、 社 会 階 級 、 喫 煙 習 慣 、 血 清 脂 質 レ ベ ル を 調 整 し た 後 、100名 の 急 性 心 筋 梗 塞 患 者 と健 康 対 照 者 の 口 腔 内 状 況 を 比 較 検 討 し た 結 果 、 患 者 群 が 対 照 者 群 に 比 べ て 統 計 的 に 有 意 に 口 腔 内 状 況 が 劣 悪 で あ っ た と 報 告 して い る 。 ま た 、 彼 ら は9,760名 を14 年 間 追 跡 調 査 し 、 歯 周 組 織 の 状 況 が 悪 化 して い る 者 は 健 常 者 に 比 べ て 虚 血 性 心 疾 患 発 症 の 相 対 危 険 率 が 高 く な っ た こ と を 示 して い る72)。
さ ら に 、Joshipuraら12)は44,119名 の 医 療 従 事 者 を 対 象 に 大 規 模 な コ ホ ー ト研 究 を 行 っ た 結 果 、 歯 周 疾 患 に 関 連 した 喪 失 歯 の 多 い 群 に 虚 血 性 心 疾 患 の 発 症 確 率 が 高 く な っ た こ と を 報 告 して い る 。
以 上 の よ う に 虚 血 性 心 疾 患 の 発 症 と歯 科 疾 患 の 関 連 を 報 告 し た 研 究 は 近 年 い く つ か 報 告 さ れ て お り、Beckらll)お よ びLoescheら16)は そ れ ら を 総 説 に ま と め て い る 。 し か し 、 循 環 器 系 疾 患 の 重 要 な 危 険 因 子 で あ る 高 血 圧 症 と 歯 科 疾 患 の 関 係 を 検 討 し た 報 告 は 少 な い 。 わ ず か に 村 津 ら73)の65‑79歳 ま で の 健 常 者86名 を 対 象 に 血 圧 値 と 喪 失 歯 数 の 相 関 関 係 を 検 討 し た 報 告 や 、 若 井 ら74)
の497名 の 人 間 ド ッ ク 受 診 者 に お け る 血 圧 値 とCPITN値 の 関 連 を 検 討 し た 報 告 が あ る に す ぎ な い 。 そ の 結 果 に つ い て も 、 村 津 ら73)は 統 計 的 に 有 意 な 相 関
関 係 を 見 い 出 した と報 告 して い る一 方 、若 井 ら74)は傾 向 は 示 す が 統 計 的 に 有 意 で は な い と報 告 して い る。 この よ う に 、 血 圧 値 と歯 科 疾 患 に 関 して は 十 分 な 知 見 を得 られ て い な い の が 現 状 で あ る 。
そ の た め 、 本 研 究 で は 大規 模 事 業所 従 業 員 を 対 象 に、 まず 、 高 血 圧 症 者 と 健 康 対 照 者 の 歯 科 疾 患 状 況 を比 較 した 。 比 較 検 討 に 際 して 、 血 圧 値 が 年 齢 要 因 に強 く影 響 を受 け て い る こ と を考 慮 す る 必 要 が あ るが 、 血 圧 値 と歯 科 疾 患 の 関 連 を検 討 した 従 来 の研 究 は、 血 圧 値 に影 響 を与 え る年 齢 お よ び 喫 煙 習 慣 な どの 交 絡 因子 を調 整 した報 告 は な され て いな い 。 そ のた め 本 研 究 で は 性 別 、 喫 煙 習 慣 、 年 齢 を マ ッチ ン グ させ た患 者 対 照 研 究 を行 った 。 そ の 結 果 、 う蝕 歯 数 お よ び 処 置 歯 数 とは統 計 的 に有 意 な差 異 は認 め られ な か っ た が 、CPITN 値 に統 計 的 に有 意 な 差 異 が認 め られ 、 高 血 圧 症 者 に お いて は 歯 周 疾 患 が 進 行
して い る こ とが 認 め られ た 。 次 に 、血 圧 値 が 基 準 値 範 囲 に あ る対 象 者 に お い て 血 圧 値 と歯 周 疾 患 の進 行 度 の 関連 性 を 年 齢 別 に検 討 した 。 そ の 結 果 、50歳 未 満 の 非 喫 煙 者 群 で は 収 縮 期 血 圧 値 が 高 くな る に従 っ て歯 周 疾 患 が 重 症 化 す
る傾 向 を認 め 、 十 分 な デ ー タ で は な い が 、 健 常 者 に お い て も歯 周 疾 患 の 進 行 度 と血 圧 値 に相 関 関 係 が 認 め られ た 。
従 来 の 欧 米 の大 規 模 疫 学 的 研 究 な どの 報 告 に お い て 、虚 血 性 心 疾 患 と歯 科 疾 患 の 関連 性 が 示 さ れ て い た が 、本 研 究 にお い て 血 圧 値 と歯 周 疾 患 の 関 連 性 が 示 唆 され た 結 果 か らも虚 血 性 心 疾患 発 症 と歯 科 疾 患 を よ り強 く関 連 づ け た と考 え られ る 。 血 圧 値 と歯 周 疾患 の関 連 性 の メ カ ニ ズ ム は 、 第1章 お よ び 第 2章 で 述 べ た よ う に 、 歯 科 疾 患 と虚血 性 心 疾 患 発 症 の メ カ ニ ズ ム の経 路 の 一
不 明確 で あ り、 断 定 的 な 結 論 は 導 き 出せ な か っ た 。 今 後 、 さ らに コ ホ ー ト研 究 な ど の手 法 を用 い て 、血 圧 値 と歯科 疾 患 の 因果 関 係 を検 討 す べ き で あ る と 考 え る。
総 括
1996年12月 に公 衆 衛 生審 議 会 か ら 「生 活 習 慣 に 着 目 した 疾 病 対 策 の 基 本 的 方 向性 につ い て 」 の 意 見 具 申が厚 生大 臣 に 対 して な され,従 来 よ り加 齢 に着
目 して 使 用 さ れ て き た 「成 人 病 」 とい う概 念 か ら,生 活 習 慣 に着 目 した 「生 活 習 慣 病 」 と い う新 しい概 念 が導 入 され た 。 加 齢 に よ る疾 病 の発 症 で は な く 、 生活 習 慣 に よ る疾 病 の発 症 で あ る との認 識 は 疾 病 の予 防対 策 に も応 用 され 、 従 来 の 第2次 予 防指 向 型 か ら漸 次 第1次 予 防 指 向 型 へ 転 換 さ れ つ つ あ る。
生活 習 慣 病 の第1次 予 防 には 疾 病 発 症 の 危 険 因 子 の コ ン トロ ー ル が最 も 重 要 で あ る 。 特 に 、 わ が 国 で も罹 患 率 お よ び 死 亡 率 の増 加 が 予 測 され る虚 血 性 心 疾患 の 発 症 予 防 は 重 要 で あ るた め 、発 症 の3大 危 険 因子 と さ れ て い る高 血 圧 症 、 喫 煙 、 高 脂 血 症 に対 す る第1次 予 防 は地 域 、 職 場 な どで 広 範 囲 に推 進 さ れ て い る 。 一 方 、 これ らの従 来 か らの危 険 因子 に対 す る コ ン トロー ル だ け で な く、 未 知 の危 険 因子 の存 在 も考 え られ る こ とか ら、新 た な 危 険 因子 の 特 定 も必 要 と な っ て き て い る。 そ の 中 で注 目され て い る の が 歯 周 疾 患 で あ る 。 しか し、 歯 周 疾 患 と虚 血 性 心 疾 患 発症 の 経 路 に 関 す る メカ ニ ズ ム は 未 だ 十 分 に解 明 され て い な い のが 現 状 で あ る。 そ の た め 本 研 究 で は 、 虚 血 性 心 疾 患 発 症 に重 要 な 役 割 を果 た して い る 白 血球 数 動 態 お よ び そ の 関 連 因子 と歯 科 疾 患 、 特 に歯 周 疾 患 の 関 連 性 につ いて 、 日本 人 事 業所 従 業 員 を対 象 に 疫 学 的 ア プ ロ ー チ を 試 み た 。
第1章 第1節 で は 、 日本 人大 規 模事 業 所 従 業 員 約2,000名 を対 象 に 歯 科 疾 患
球 数 、 単 球 数 、 リ ンパ 球 数 はCPITN値 と統 計 的 に有 意 な 相 関 関 係 を示 す こ と が 認 め られ た 。 しか し、 う蝕 歯 数 、喪 失 歯 数 お よ び処 置 歯 数 と は統 計 的 に有 意 な 相 関 関 係 は 見 い 出 され な か っ た。 この こ とか ら、 歯 周 疾 患 が 重 症 な 者 ほ
ど総 白血 球 数 が 高 レベ ル で あ る こ とが認 め られ 、 さ らに特 に 虚 血 性 心 疾 患 発 症 と 関 係 の 深 い 好 中 球 数 お よ び 単 球 数 も高 レベ ル で あ る こ と が 認 め られ た 。 第2節 で は 、 この 関 連 性 が 歯 周 疾 患 を起 因 と した炎 症 性 の も の で あ るか を 確 認 す る た め に 代 表 的 な炎 症 マ ー カー で あ る血 清CRPを 測 定 し、 歯 周 疾 患 の 進 行 度 と血 清CRPと の 関 連性 に つ いて検 討 した 。 そ の 結 果 、 現 在 喫煙 者 群 お よ び 非 喫 煙 者 群 の両 群 に お いて 、 血 清CRPが 基 準 値 以 上 の 群 は 、 血 清CRPが 基 準 値 範 囲 内 の 群 に 比 べ てCPITN値 は高 値 を示 した 。 この こ とか ら、歯 周 疾 患 は 口腔 内 に 限 局 した 炎 症 性 疾 患 で あ るが 、 限 局 して 起 こっ た 炎 症 が全 身 に 影 響 を 及 ぼ して い る こ とが 示 唆 され た 。
さ ら に第2章 で は 第1章 で の結 果 を疫 学 的 に実 証 す るた め に 、 総 白血 球 数 の 動 態 と歯 周 疾 患 の 進 行 度 の 関連 につ いて5年 間 の コホ ー ト研 究 を行 っ た 。 白血 球 分 画 に つ い て は1年 間 の コ ホー ト研 究 を行 っ た 。5年 間歯 周 疾患 が 進 行 しな か っ た 対 象 者 の総 白血 球 数 の動 態 をみ る と、 現 在 喫 煙 者 で はCPITN2 群 、CPITN3群 、CPITN4群 のlll頁に総 白血 球 数 が 高 くな る 傾 向 を示 した 。 す な わ ち 、 歯 周 疾 患 が 重 症 な 者 ほ ど総 白血 球 数 は高 値 を 示 した 。 非 喫煙 者 で は 歯 周 疾 患 の 進 行 度 が 最 も軽 症 なCPITN2群 が 、他 の群 に 比 べ て 統 計 的 に有 意 に低 値 を 示 した 。 な お 、5年 間 の観 察 期 間 中 にCPITN値 が 変 化 した 対 象 者 の 総 白血 球 数 の 変 動 に お いて は統 計 的 に有 意 な差 異 が 認 め られ な か っ た 。1年
間 の コ ホ ー ト研 究 に お いて 、 現 在 喫煙 者 の総 白血 球 数 、好 中球 数 、 リンパ 球 数 は 歯 周 疾 患 が 重 症 にな る に従 っ て 、 これ らの 白血 球 数 が 統 計 的 に 有意 に高