2. 審査結果
2.7 薬効及び薬害
エバーゴル箱粒剤(ペンフルフェン
2.0 %粒剤)
、エメストプライムフロアブル及びオブテ インフロアブル(ペンフルフェン22.7 %水和剤)を用いて実施した薬効・薬害試験の報告書
を受領した。試験設計概要を表
2.7-1~表 2.7-3
に示す。全ての作物の各試験区において、試験対象とし た病害虫に対して無処理区と比べて効果が認められた。表2.7-1:エバーゴル箱粒剤の薬効・薬害試験設計概要
作物名 対象病害 試験条件
使用量 使用時期 使用方法 試験数
稲
(箱育苗) 紋枯病 50 g/育苗箱
は種時 (覆土前)
育苗箱散布 8
移植当日 8
は種前 床土混和 1 覆土混和 1
表2.7-2:エメストプライムフロアブルの薬効・薬害試験設計概要
作物名 対象病害
試験条件 希釈倍数 試験数
(倍)
使用濃度*
(kg ai/hL) 使用液量 使用時期 使用方法
ばれいしょ 黒あざ病
500 0.0454
-
植付前
種いも瞬間浸漬 3
3 L /100 kg種いも 種いも散布 3
1,000 0.0227
- 種いも瞬間浸漬 6
3 L /100 kg種いも 種いも散布 6
*:有効成分濃度
表2.7-3:オブテインフロアブルの薬効・薬害試験設計概要
作物名 対象病害
試験条件 希釈倍数 試験数
(倍)
使用濃度*
(kg ai/hL) 使用液量 使用時期 使用方法
日本芝 (のしば)
葉腐病 (ラージパッチ)
666 0.0341
0.2 L/m2
発生前
散布
3
発生初期 1
1,000 0.0227
発生前 4
発生初期 2
*:有効成分濃度
2.7.2 対象作物への薬害
(1)エバーゴル箱粒剤
表
2.7.1
に示したエバーゴル箱粒剤の薬効・薬害試験において薬害は認められなかった。稲(箱育苗)について、エバーゴル箱粒剤を用いて実施した限界薬量薬害試験の報告書 を受領した。
結果概要を表
2.7-4
に示す。試験の結果、薬害は認められなかった。以上から、申請作物に対する薬害について問題がないことを確認した。
表2.7-4:エバーゴル箱粒剤の限界薬量薬害試験結果概要
試験場所
実施年度 作物名 試験条件
使用量 使用時期 使用方法 結果
茨城 H20
稲 (箱育苗)
50 g/育苗箱 100 g/育苗箱
移植当日
(2.4葉期) 育苗箱 散布
いずれの試験区も移植後の茎葉に薬 害は認められなかった。
は種時
(覆土前) いずれの試験区も苗の出芽、茎葉及
び根、移植後の茎葉に薬害は認めら れなかった。
は種前 床土混和 覆土混和
高知 H20
稲 (箱育苗)
50 g/育苗箱 100 g/育苗箱
移植当日
(2.3葉期) 育苗箱 散布
いずれの試験区も移植後の茎葉に薬 害は認められなかった。
は種時
(覆土前) いずれの試験区も苗の茎葉及び根、
移植後の茎葉及び出穂に薬害は認め られなかった。
は種前 床土混和 覆土混和
*:有効成分濃度
(2)エメストプライムフロアブル
表
2.7-2
に示したエメストプライムフロアブルの薬効・薬害試験において薬害は認められなかった。
ばれいしょについて、エメストプライムフロアブルを用いて実施した限界薬量薬害試験 の報告書を受領した。
結果概要を表
2.7-5
に示す。試験の結果、薬害は認められなかった。以上から、申請作物に対する薬害について問題がないことを確認した。
表2.7-5:エメストプライムフロアブルの限界薬量薬害試験結果概要
試験場所
実施年度 供試作物
試験条件 希釈 結果
倍数 (倍)
使用濃度*
(kg ai/hL) 使用液量 使用時期 使用方法
茨城
H20 ばれいしょ 500 250
0.0454
0.0908 -
植付前
種いも
瞬間浸漬 いずれの試験区も出芽、茎葉及び草 丈に薬害は認められなかった。
500 0.0454 3 L /100 kg 種いも
種いも 散布
高知
H20 ばれいしょ 500 250
0.0454
0.0908 -
植付前
種いも
瞬間浸漬 いずれの試験区も茎葉及び草丈に薬 害は認められなかった。
500 0.0454 3 L /100 kg 種いも
種いも 散布 高知
H21 ばれいしょ 500 250
0.0454 0.0908
3 L /100 kg
種いも 植付前 種いも 散布
いずれの試験区も茎葉、草丈及び塊 茎に薬害は認められなかった。
茨城
H22 ばれいしょ 500 250
0.0454 0.0908
3 L /100 kg
種いも 植付前 種いも 散布
いずれの試験区も茎葉に薬害は認め られなかった。
*:有効成分濃度
(3)オブテインフロアブル
表
2.7-3
に示したオブテインフロアブルの薬効・薬害試験において薬害は認められなかった。
日本芝(こうらいしば)について、オブテインフロアブルを用いて実施した限界薬量薬 害試験の報告書を受領した。
結果概要を表
2.7-6
に示す。試験の結果、薬害は認められなかった。以上から、申請作物に対する薬害について問題がないことを確認した。
表
2.7-6:オブテインフロアブルの限界薬量薬害試験結果概要
試験場所
実施年度 作物名
試験条件 希釈 結果
倍数 (倍)
使用濃度*
(kg ai/hL) 使用
液量 使用時期 使用方法 東京
H22
日本芝 (こうらいしば)
666 333
0.0341
0.0682 0.2 L/m2 生育期 散布 いずれの試験区も茎葉に薬害は認め
られなかった。
茨城 H22
日本芝 (こうらいしば)
666 333
0.0341
0.0682 0.2 L/m2 生育期 散布 いずれの試験区も茎葉に薬害は認め
られなかった。
*:有効成分濃度
2.7.3 周辺農作物への薬害
(1)漂流飛散による薬害試験
なす、きゅうり、いんげんまめ、ブロッコリー及び稲について、オブティンフロアブル を用いて実施した漂流飛散による薬害試験の報告書を受領した。
結果概要を表
2.7-7
に示す。試験の結果、薬害は認められなかった。以上から、漂流飛散による薬害について問題がないことを確認した。
表2.7-7:エメストプライムフロアブルの漂流飛散による薬害試験結果概要
試験場所
実施年度 作物名
試験条件 希釈倍数 結果
(倍)
処理濃度*
(kg ai/hL) 処理時期 処理方法 茨城
H22 なす 666 0.0341 3葉期 散布 茎葉に薬害は認められなかった。
茨城
H22 きゅうり 666 0.0341 3葉期 散布 茎葉に薬害は認められなかった。
茨城
H22 いんげんまめ 666 0.0341 2葉期 散布 茎葉に薬害は認められなかった。
茨城
H22 ブロッコリー 666 0.0341 4葉期 散布 茎葉に薬害は認められなかった。
茨城
H22 稲 666 0.0341 2.8葉期 散布 茎葉に薬害は認められなかった。
*:有効成分濃度
(2)水田水の流出による薬害試験
ペンフルフェンの用途は殺菌剤であり、除草効果はみられないことから、水田水の流出 による周辺作物への薬害が生ずるおそれはないと考えられるため、試験成績は不要と判断 した。
(3)揮散による薬害試験
ペンフルフェンの用途は殺菌剤であり、除草効果は見られないことから、揮散による周 辺作物への薬害が生ずるおそれはないと考えられるため、試験成績は不要と判断した。
2.7.4 後作物への薬害
かぶ及びほうれんそうについて、ペンフルフェン
25 %水和剤を用いて実施した後作物に対
する薬害試験の報告書を受領した。結果概要を表
2.7-8
に示す。試験の結果、薬害は認められなかった。以上から、後作物に対する薬害について問題がないことを確認した。
表2.7-8 ペンフルフェン25 %水和剤の後作物に対する薬害試験結果概要
試験場所
実施年度 作物名
試験条件 希釈 結果
倍数 (倍)
処理濃度*
(kg ai/hL)
処理量 (L/10 a)
処理 回数 (回)
処理 方法
PBI**
(日)
茨城 H20
かぶ 1,000 0.025 300 1 土壌
散布 3 発芽及び生育に影響はなく、茎葉及び根 に薬害は認められなかった。
ほうれんそう 1,000 0.025 300 1 土壌
散布 3 発芽及び生育に影響はなく、茎葉及び根 に薬害は認められなかった。
*:有効成分濃度 **:最終処理から後作物を播種するまでの期間