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荷主

ドキュメント内 算定報告マニュアル (ページ 43-46)

以後の議論のため、輸送量(トンキロ)を以下のように設定します。

主要施設 出荷先 出荷量 輸送距離 輸送トンキロ 備 考 卸売業A 61.6千t 118 km 7,269千t・km

卸売業B 97千t 43 km 4,171千t・km

工場A

店舗A

・・・

340千t (平均)15 km 5,100千t・km 自社トラック 近距離配送(店舗 多数)

工場A 113千t 20 km 2,260千t・km

工場B

工場C 1,382千t 145 km 200,390千t・km

工場C 他社工場 204千t (平均)594 km 121,176千t・km 一部鉄道輸送あり

合 計 2,198千t 340,366千t・km

(3) データの収集・排出量の算定

荷主としての貨物輸送に伴うCO2の排出が算定対象となりますので、事業者全体で関連するデ ータを収集します。

荷主の算定手法としては、下記の3種類があります。

算定手法 算 定 式

燃料法 排出量=燃料使用量×単位発熱量×排出係数×44/12 燃費法 排出量=輸送距離/燃費×単位発熱量×排出係数×44/12 トンキロ法 [トラック]

排出量=輸送トンキロ×トンキロ法燃料使用原単位×単位発熱量

×排出係数×44/12 [鉄道、船舶、航空]

排出量=輸送トンキロ×トンキロ法原単位

ここでは工場Aから店舗への配送のみ自社トラック、その他は輸送事業者への委託輸送で工場 Cからの出荷分には鉄道輸送が含まれていると仮定します。

① 自家輸送分

自社のトラックであれば燃料使用量の把握が簡単なため、燃料法で算定することができます。

例えば次のような形でデータを収集・算定します。空車での走行については算定対象とならな いため、貨物を積載した状態(実車)で走行した際に使用した燃料使用量のみ算定します。

燃料使用量 燃 種

全使用量 実車率 算定対象使用量 CO2排出量 備 考

ガソリン 2,542 kl 50 % 1,271 kl 3,258 t 2 t車50台

軽油 667 kl 60 % 400 kl 949 t 4 t車10台

合 計 1,671 kl 4,207 t

② 委託輸送分(トラック)

トラックの委託輸送の場合、燃料法、燃費法、トンキロ法のいずれかで算定することになりま すが、ここではトンキロ法を用いて算定する場合を考えます。

トンキロ法では、燃種別最大積載量別に輸送量(トンキロ)、積載率を把握する必要があります。

このため、例えば以下のような形でデータを収集・算定します。工場別にデータを把握する必要 がありませんので、全工場分について運送会社ごとにデータを集計しています。なお、鉄道輸送 の末端輸送部分についてもここで集計・算定します。

委託先 燃種 最大

積載量 積載率 原単位

(l/t・km) トンキロ 燃料使用量 CO2排出量

運送会社A 軽油 4 t 60 % 0.0964 4,171 千 402 kl 954 t

13 t 75 % 0.0372 200,390 千 7,454 kl 17,683 t 運送会社B 軽油 8 t 62 %* 0.0596 7,268.8千 433 kl 1,028 t 運送会社C ガソ

リン

3 t 60 % 0.1294 2,260 千 293 kl 750 t

軽油 10 t 80 % 0.0419 61,496 千 2,577 kl 6,605 t

合 計 275,586 千 11,159 kl 27,020 t

*積載率不明のためデフォルト値を利用

③ 委託輸送分(鉄道)

中長距離の輸送では鉄道を用いることもあり、ここでは工場Cからの出荷分の一部に鉄道輸送 を利用していると考えています。

鉄道の場合には、一般に燃料法、燃費法を用いることはできませんので、トンキロ法を用いる ことになります。鉄道の場合のトンキロ法は、輸送量(トンキロ)と原単位から算定できます。

59,680千トンキロ×22 gCO2/トンキロ×1/1,000(tCO2/gCO2)=1,313 tCO2

④ 合計

以上を合計すると、CO2排出量は次のようになります。

算定手法 CO2排出量 備 考

①自家輸送分 燃料法 4,207 t トラック近距離配送

②委託輸送分(トラック) トンキロ法 27,020 t 鉄道末端輸送含む

③委託輸送分(鉄道) トンキロ法 1,313 t

合 計 32,541 t

トンキロ法の有効数字が2桁であることを考慮すると、33,000 tCO2となります。

(4) 排出量の報告

荷主の事業所管省庁は事業者により異なります。経済産業省及び事業所管省庁に省エネルギー 法の定期報告書を提出します。

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