白木ゆかり(福岡市)
梅雨入り前の青空がまぶしい頃と なりましたが、いかがお過ごしで しょうか。なかなか会の方に参加で きずにご無沙汰していますが、皆様 たんぽぽとりで太陽光発電所計画 第2回説明会のおしらせ
日時:2000年1月15日(土)
3時〜5時
場所:福岡市西市民センター
(地下鉄姪浜駅下車徒歩2分)
**プログラム
1)設置場所の報告 2)自然エネルギー体験談
(原野さんのお話)
3)各メーカーの見積もり報告、
お変わりありませんか。忙しさにか まけてメールを開くことすらずっと 忘れていで、最後にメールを送信し たのはいつだったかしらと思いなが ら今しがたメールの履歴をみると びっくり。AWEニュースレターの 原稿をやりとりしたのが去年の夏
(しかも当時プロバイダー接続の調子 が悪くて清水さんへの返送メールの 到着状況も確認できず。あれは本当 にお届けできたのでしょうか)、最後 の受信は半年近く前でした(せいぜ い2〜3ヶ月前のことだと思ってい たのに...)。浦島太郎もいいとこで すね。
(中略)
メールの履歴を見ていて思い出し た疑問をもう一度見つめ直そうと 思ったのですが、たしか去年の夏頃、
清水さんから国際交流協会レイン ボープラザと早良市民センターとの 間で不愉快な思いをされたというお 話を聞いて、恥ずかしさと情けなさ が同時に押し寄せてきたのを覚えて います(注)。そのときはどうして外郭 団体がここまで融通がきかないのか 不勉強のため分からず、外郭団体を 管轄する局の職員数名(OB含む)に聞 いたところ「市役所としての立場 じゃ、特定の団体に対してだけ便宜 を図ることができないっていう原則 なんやけん、(市民センターとかの対 応は)致し方ないっちゃないと。」と いう答えが大半でした。「目指してい ることと現体制が全く矛盾してる じゃないの」とあきれましたが、それ をそのまま清水さんへお詫びにも状 況説明にもなっていないお返事メー
ル(これが清水さんに届いたかどう かが未だに不明ですがどうでしょう か)として出した自分も情けなかっ たです。「『市民に開かれた市政』との 謳い文句で様々な市民サービス・公 共施設の利用を呼びかけているくせ に、いざ活用する段になって制度的 な理由で待ったをかける。私たちは いつまでこんなことを繰り返すのだ ろう。」といった疑問をずっと引き ずっていたのですが、「〜だからでき ません」とお詫びを繰り返すのでは なく「じゃあどうしたらできるよう になるんだろう」という疑問に最近 切り替えるようになりました。
ある地方自治関係の小雑誌に、山 梨大学院行政研究センターが開催し た「ボランティア活動の進展と自治 体の役割」についての公開シンポジ ウムの内容が掲載されていて、そこ に法政大学の武藤博巳教授の興味深 い報告を見つけました。武藤教授は 1994年から4年間にわたり川崎 市の外郭団体の調査から始まり市民 活動団体や市民事業の調査、最終的 には川崎市への提言という形で調査 活動を進めてこられた方ですが、そ の調査の中で、「準行政団体の NPO 化」と「NPOが自治体の政策づくりに どのように参加するか」を重要な問 題点ととらえられています。準行政 団体、すなわち外郭団体は法制上は 民間組織として位置づけられますが、
実体は行政の100%出資であるこ とが多く、そのため行政からの様々 な制約を受け、仕事面でも行政の下 請けから脱却しきれていないようで す。教授は、外郭団体を(行政からの 財政的な支援を維持させながら)ど
ういう形で行政から自立させ、自主 性を持たせ、対 NPO との関係におけ る公平性という価値観を確保するか という観点から、現在東京都で調査 研究を続けていらっしゃるそうです。
いままで(自分も含めて)行政側は
「外郭団体は本局からの出資を受けて いるから自立性・自主性は持たせに くい」という認識にとらわれてそこ から先に進めないままでしたが、問 題点を先送りせず実態調査から始め、
たとえ実践の結果不可能だというこ とが判明しても、また別の角度から のアプローチを始めるという姿勢で 臨む必要性を強く感じました。
話は少しそれますが、ユネスコの 会議をきっかけに生涯教育について 勉強する機会をいただいた自分です が(遅々としてなかなか進みません が)、生涯教育を進めるうえでもNPO と行政の協働は不可欠だと思ってい ます。おそらく教育委員会の「生涯学 習基本計画」にも「教育機関や民間の 機関・団体との連携の必要性」は盛り 込まれていると思いますが、市民レ ベルの声が実際の施策に反映されに くい理由の一つとして、「NPOがどの ような形で政策づくりに参加するか」
ということが未だ明確になっていな い(もしくは NPOの参画というとこ ろまで議論が進んでいない)ことが 挙げられるでしょう。
従来、市民の方々の意見を市政に 反映される方法の一つとして審議会 の設置がありますが、「審議会」とい う形をとると通常行政の完全なコン トロール下に置かれることになりま すし、その参加メンバーも固定化し てしまう傾向があるようです。先ほ
どの武藤教授の川崎市でのもう一つ の取り組みとして、「市民活動政策協 議会」という自治体と NPO が協働で きる場を設定し、政策づくりの議論 の場に、自治体はもちろん NPO の連 合体である NPO センター(仮称)や 個別の NPO(もちろん一般の市民も 参加自由)が参加できるような体制 づくりへの取り組みがあります。こ こでは行政ではなく市民活動サポー トセンター(仮称)が事務局を担当 し、ここでの議論によって自治体の NPO に対する政策のメインテーマと その具体的な政策が決められ、市民 活動サポートセンターが自治体から の委託を受けて実施していくという 仕組みだそうです。この形だと先ほ どの「審議会」と違って、メンバーの 構成や運営方法について行政も NPO も対等かつ公平また自由に参加し検 討できるような組織として想定され ているようです。まだ構想レベルの 話だということですが、NPO との協 働の必要性を認識してはいてもこの ように明確かつ具体的なビジョンを 描ききれていない某F市とは格段の 差があります(大都市レベルでは全 国でも先駆的な取り組みの一つかも しれません)。
F市は地方分権においては進んで いるようですが、NPO との協力体制 においてはかなりの遅れがあるよう ですね。自治体の中にいると既存の やり方にとらわれがちで従来の体制 へ疑問を投げかけることすら忘れが ちな傾向がありますが、自分もその 中にはまりかけていたのではと深く 反省する今日この頃です。
まだまだ不勉強な自分ですが、今