49横須賀市
3. 結 語
平成 20 年度の富山県における調査結果は、例年とほぼ同程度の値であり、異常は 認められなかった。
表1 大型水盤による月間降下物試料及び定時降水試料中の全β放射能調査結果
降水の定時採取(定時降水) 大型水盤に
よる降下物 放射能濃度(Bq/L)
採取年月 降水量
(mm)
測定数 最低値 最高値
月間降下量
(MBq/km2)
月間降下量
(MBq/km2)
平成 20 年 4 月 97.7 12 N.D 2.0 19.8 5 月 115.6 7 N.D N.D N.D 6 月 157.2 5 N.D N.D N.D 7 月 184.6 7 N.D N.D N.D 8 月 259.8 12 N.D N.D N.D 9 月 183.7 7 N.D N.D N.D 10 月 129.1 8 N.D N.D N.D 11 月 260.3 10 N.D 1.7 78.6 12 月 276.7 12 N.D 1.8 41.1 平成 21 年 1 月 215.5 12 N.D 2.1 49.7 2 月 178.4 14 N.D 1.7 15.2 3 月 137.9 11 N.D 3.9 32.4 年間値 2196.5 117 N.D 3.9 N.D~78.6 前年度までの過去3年間の値 388 N.D 7.5 N.D~97.0 注 N.D とは、計数値がその計数誤差の3倍を下回るものを示す。
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-表2 ゲルマニウム半導体検出器による核種分析測定調査結果
137Cs 前年度まで 過去3年間の値 試料名 採取場所 採取年月
検 体
数 最低値 最高値 最低値 最高値
その他の 検出され た人工放 射性核種
単位
大気浮遊じん 射水市 H20.4~H21.3 4 N.D N.D N.D N.D N.D mBq/m3
降 下 物 射水市 H20.4~H21.3 12 N.D 0.07 N.D 0.14 N.D MBq/km2 陸
水 上水
蛇口水 射水市 H20.6 1 N.D N.D N.D N.D mBq/L 2.3 N.D 1.4 N.D Bq/kg 乾土
0~5cm 1
120 N.D 67 N.D MBq/km2 2.1 N.D N.D N.D Bq/kg 乾土 土
壌
5~20cm
射水市 H20.7 1
360 N.D N.D N.D MBq/km2 精 米 射水市 H20.9 1 N.D N.D N.D N.D Bq/kg 精米
大 根 射水市 H20.11 1 N.D N.D N.D N.D 野
菜
ホウレン草 富山市 H20.11 1 N.D N.D N.D N.D
Bq/kg 生
牛 乳 砺波市 H20.8 1 N.D N.D N.D N.D Bq/L 日常食 富山市他 H20.6、H20.11 2 0.026 0.037 N.D 0.027 N.D Bq/人・日 注 N.D とは、計数値がその計数誤差の3倍を下回るものを示す。
表3 空間放射線量率測定結果
モニタリングポスト(nGy/h)
測 定 年 月
最低値 最高値 平均値
サーベイメータ
(nGy/h)
平成 20 年 4 月 47 71 50 95
5 月 47 60 50 97
6 月 48 80 50 101
7 月 48 85 51 96
8 月 49 77 51 96
9 月 48 73 52 94
10 月 48 73 51 95
11 月 48 102 52 96
12 月 43 97 52 94
平成 21 年 1 月 39 89 51 96
2 月 46 73 50 93
3 月 47 73 50 92
年 間 値 39 102 51 92~101
前年度までの過去3年間の値 29 147 51 83~103
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-Ⅴ-17
石 川 県 に お け る 放 射 能 調 査
石川県保健環境センター
北野肇一、小浦利弘、柿本均
1.緒言
前年に引き続き、平成 20 年度に実施した文部科学省委託環境放射能水準調査結果 について報告する。
2.調査の概要 1) 調査対象
定時降水、降下物、陸水、土壌、日常食、農畜産物、海産生物、空間放射線量率 2) 測定方法
試料の調製および測定は、文部科学省マニュアルに準じている。
3) 測定装置
全ベータ放射能 アロカ(株)製 JDC
-3201核種分析 ゲルマニウム半導体検出器 :CANBERRA 製
モニタリングポスト NaI(Tl)シンチレーション式:アロカ(株)製 MAR-22 サーベイメータ NaI(Tl)シンチレーション式:アロカ(株)製 TCS-166 4) 調査結果
・
定時降水試料中の全ベータ放射能については、調査期間中の試料数は 126 であり、そ のうち全ベータ放射能が検出されたのは 3 試料であった。これらは 4 月と 2 月に確認 された。・ 牛乳中の
131I については、6試料(奇数月)全てが検出限界未満であった。
・ ゲルマニウム半導体検出器による核種分析については、降下物、土壌、大根、日常 食、フクラギ試料から
137Cs が検出されたが、例年と同レベルの濃度であった。
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