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3.4 急性期脳卒中患者における動作間の筋シナジー変化

3.4.3 結果

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ジーとその活動タイミングの積により再構成されたデータの加算値であ る。これらの 2 乗誤差が、オリジナルデータの 2 乗値に占める割合を求 めた。1 つから 7 つに指定して筋シナジーを抽出し、それぞれについて VAF を算出、これが 90%以上となるか、筋シナジー数を増やしても5%

より増えない最低の筋シナジー数を採用した。

抽出した全被験者の課題ごとの筋シナジーについて、被験者間類似性 を検証するために階層クラスタ解析(Ward法)を行った。

解 析 に は 数 値 解 析 ソ フ ト ウ ェ ア MATLAB(MathWorks Inc.、

Massachusetts、 USA)のカスタムプログラムを使用した。

3.4.2.5 統計学的比較

クラスタ内における筋シナジーの類似性を検証するため、クラスタ内 の全筋シナジーの組み合わせについて Uncentered Pearson相関係数を 算出した(Hanawa et al., 2017)。相関係数 0.7 以上を強い相関、0.4 から 0.69 を中等度の相関、 0.39 以下を弱い相関とした(Streiner & Norman, 2014)。

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この筋シナジーは、別の被験者で構成されているクラスタに含まれた(図 29 最下段のクラスタ)。図 29 の各クラスタ内相関係数の平均値(標準 偏差)は、最上段が 0.93(0.04)、上から 2 段目が0.91(0.05)、3段目 が 0.86(0.11)、最下段が0.86(0.08)だった。

全ての被験者が立ち上がり動作に成功した。重度運動障害患者以外の 被験者で、筋シナジーは 3つだった(図 30)。重症運動障害患者では筋 シナジーが 2 つだった。この2 つの筋シナジーのうち1つは大殿筋と大 腿二頭筋、前脛骨筋を除いた全ての筋が同時に収縮し、6 方向等尺性収 縮課題と同様の空間成分となった。また、中等度運動障害患者は健常成 人同様3つの筋シナジーが抽出されたが、うち1つは空間成分が異なり、

伸展相での大殿筋活動が消失し大腿二頭筋活動が大きかった。軽症運動 障害患者は筋シナジーの数、空間成分とも健常成人と同様だった。

以上の空間成分の特異性から、中等度・重症運動障害患者の筋シナジ ー は 健 常 成 人 と 軽 症 運 動 障 害 患 者 と は 別 の ク ラ ス タ に 分 類 さ れ た ( 図 30、上から 2 段目のクラスタ)。このクラスタ内相関係数の平均値(標 準偏差)は 0.84 (0.05)だった。なお、これと対応する健常成人と軽症 運動障害患者は図 30 上から 3 段目のクラスタであり、クラスタ内相関 係数の平均値(標準偏差)は 0.92(0.06)だった。その他の離殿までに 活動する筋シナジーは、全ての被験者で同一クラスタを形成した(図 30 最上段および最下段のクラスタ)。クラスタ内相関係数の平均値(標準偏 差)は、最上段のクラスタが 0.86(0.10)、最下段が 0.83(0.10)だっ た。

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図 29. 6方向等尺性収縮課題における筋シナジーとクラスタ、(左

下)クラスタ内空間構造、(左上)時間構造の代表例、TA: 前脛骨筋、SOL:ヒラメ筋、GAS:腓腹筋内側頭、VL:外側 広筋、RF:大腿直筋、BFL:大腿二頭筋長頭、GM:大殿筋

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ドキュメント内 埼玉県立大学大学院 保健医療福祉学研究科 (ページ 84-87)

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