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結果と考察

ドキュメント内 九州大学学術情報リポジトリ (ページ 40-44)

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図 4.1 供試土壌からNH4-CmHへのK移行量の経時変化(a: 筑後,b: 吉木,c: オサン,d: 合 志,NH4-CmH 0.25 g,土壌充填量は1.0 g,0.01 mol L-1 CaCl2溶液添加量は2.0 mL)

10 100 1000

0 0.5 1 1.5 2 2.5 3

Time (h) Migrated K (cmolc/kg)

(d)

10 100 1000

0 0.5 1 1.5 2 2.5 3

Time (h) Migrated K (cmolc/kg)

(b)

10 100 1000

0 0.5 1 1.5 2 2.5 3

Time (h) Migrated K (cmolc/kg)

(a)

10 100 1000

0 0.5 1 1.5 2 2.5 3

Time (h) Migrated K (cmolc/kg)

(c)

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表 4.2 吉木試料2.5 gに対する0.01 mol L-1のHCl添加量と土壌pHの平均値(n=3)

HCl添加量

(mL)

K溶出量*

(cmolc kg-1)

pH±SD

0 0 4.350±0.010

0.2 0.08 4.430±0.010

0.4 0.16 4.455±0.005

0.6 0.24 4.350±0.020

0.8 0.32 4.515±0.005

1.0 0.40 4.405±0.055

*HCl溶液の各添加量を,土壌から交換溶出されるKの相当量として示した.

4.3.2 粒径別試料を用いた接触試験

各試料の粒径別試料を用いた接触試験の結果を図 4.2 に示す.分画前の土壌試料を用いた接触試 験時間は336時間,分画後の画分を用いた試験は480時間NH4-CmHと接触させた.分画前の土壌試 料から吸着材に移動したK量とシルト,細砂,粗砂からの寄与を比較するため,分画前の土壌試料 のK量から交換性K量を差し引いた値をプロットしたものと,シルト,細砂,粗砂の各測定値から,

それぞれの交換性K量を差し引いたものを足し合わせた積み上げグラフを作成した.プロットは式 4.1から式 4.4で得られた値を示す.式内のKCoarse, Fine, Siltは各画分試料から吸着材に溶出移行したK 測定量にそれぞれの含有割合を掛け合わせたものである.図 4.2でMigrated KWholeとMigrated KCoarse,

Fine, Siltをそれぞれ比較すると,分画前の土壌試料からのK 溶出量に対する各画分からのK溶出量の

割合を把握することができる.

Non-ex KWhole = KWhole – ex KWhole (4.1) Non-exKCoarse = KCoarse – ex KCoarse (4.2) Non-ex KFine = KFine – ex KFine + Non-ex KCoarse (4.3) Non-ex KSilt = KSilt – ex KSilt + Non-ex KFine (4.4)

Non-ex K: 非交換性K量,K::測定したカリウム量,exK::交換性K量,

Whole:分画前の供試土壌,Coarse:粗砂,Fine:細砂,Silt:シルト

各土壌試料からのK溶出量は,吸着材と接触開始から24時間後に筑後,吉木試料でそれぞれ0.24

cmolc kg-1, 0.09 cmolc kg-1の非交換性Kが溶出移行した.その後も溶出量は徐々に増加し,336時間後

には0.67 cmolc kg-1, 0.16 cmolc kg-1の非交換性Kが吸着材に溶出移行した.

筑後試料のシルト,細砂からの溶出量は 24時間後では全体の 2%程度であったが,336 時間接触 させると約32%程度まで増加した.240時間から480時間までのシルトからの溶出速度は,240時間 までの溶出移行速度よりも小さくなった.吉木試料のシルト,細砂,粗砂からの溶出量は24時間後

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には全体の12%,336時間接触させると約37%程度まで増加した.筑後試料とは異なり,240時間以 降の溶出移行速度に大きな変化はみられなかった.

接触開始から336時間後までに粘土画分から吸着材に溶出移行したK量は,どちらの土壌試料も

全体の約65%程度のKは粘土画分由来のものであった.

図 4.2 各画分からのK溶出量(a: 筑後,b: 吉木)

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