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中小企業経営の専門家としての中小企業コンサルタントの機能と求められる能力

ドキュメント内 JICAメキシコファイナルレポート_要約_和 (ページ 48-51)

第6章 中小企業コンサルタント登録・養成制度の構築に向けて

6.2 中小企業経営の専門家としての中小企業コンサルタントの機能と求められる能力

中小企業経営の専門家である中小企業コンサルタントに期待される機能は次の2つであ る。

(1) 中小企業経営者にとって最も身近な相談相手となり、専門的な立場から経営課題に 対応するための診断・助言を行い、クライアント企業の成長発展を支援するアドバ イザー

(2) 中小企業のあらゆる経営課題に総合的・継続的に対応することを旨とし、複雑高度 な課題に対しては相応しい専門家と円滑に連携し協働で解決にあたるコーディネー ター

より具体的に、中小企業コンサルタントの職務範囲を広さと深さという概念で捉えたのが 図6-1である。

広さは次の3つの軸により定義することができ、いずれも全域をカバーすることが求めら れる。

1) コンサルティングサービスの対象とするセクター(製造業、商業、サービス業)

2) コンサルティングサービスの対象とする経営機能(経営管理、人的資源、財務、オ ペレーション、マーケティング)

3) コンサルティングサービスのプロセス(開始、診断~改善計画~改善策の実施~評 価、終了)

第6章 中小企業コンサルタント登録・養成制度の構築に向けて

深さは、中小企業経営者の最も身近な相談相手として日常的な経営課題に対処できるレベ ルが必須要件である。目安として、「どのセクターのどのような業種・業態の中小企業に対 しても、全ての経営機能について少なくとも経営上の問題を感知することができるレベル」

を提案する。加えて、自分の得意分野に引き込んで課題設定してしまうことなく、中小企業 を総体として偏りなく診て、改善の優先順位を的確に判断することができるバランス感覚を 重視すべきであろう。

図6-1 広さと深さで捉えた中小企業コンサルタントの職務範囲

これら機能を果たすために必要とされる知識や能力を特定し、職務能力の階層別に相互の 連関をマッピングしたものを図6-2に示す。

深さ 日常的な課題

製造業

商業

サービス業

終了 評価 実施 計画 診断 開始 経営管理

人的資源 マーケティング オペレーション 財務

広さ(3)プロセス

広さ(2)経営機能

広さ(1)セクター

出所: 調査団作成

第6章 中小企業コンサルタント登録・養成制度の構築に向けて

図6-2中小企業コンサルタントの職務能力要件マップ 注:各要素のコードは役割(R)・実務(D)・知識(C)・態度(A)の区分ごとの通し番号であり、0番は1番以降の上位にある階層構造を示す。 さらに「:」に続けてR0R3の役割ごとにそれを果たすために必要な職務能力要件を通し番号で示す。 出所:調査団作成

実務的ス (D)理論的知識 (C) 態度・姿勢 (A)

期待され役割をとうするに必要と資質お知識や能力の範囲と、習熟度の目安(+~+++ 中小企業コンとして期待され役割 R) 中小企業に不足する経営資源を完す のアザーかつーディネー 個別の中小企業抱え不特定分野の 経営課題に適切助言を 長発展を支援する。 個別企業のに応じ切な中小企 業支援施策を有効に活用する目的で 中小企業と行政の橋渡し行う 高度なコングの必要に応じて、 中小企業と各種専門家の渡し

中小企業の経営改善プトに 限ら資金と時間で画的に成果を げるプロクトマネジメ

小企業経営者に信頼され足る 性(誠実さ容力・責任感)とコミ ーショ 小企業支援担当者専門家や行政担 者)良好な関係を構築し持する対 関係能力

中小企業経営全般につい本的な 理論の理解適用する 中小企業に特有の経営課題に関する 践的な知見と、ケーに応 する 中小企業支援体制の充分な理解中小企業支援施策に関する多様情報 源を活用し個別企業の グす

個別企業抱え問題を分析本質的 課題特定する課題設定能 具体的で実現可能な解決手段を示し 実行を支援し改善成果を導く問題 解決能力 中小企業経営関連する専門性領域に ての基礎的な理解複雑高度な経営課題に対応する 専門家円滑に連携・働する能力

R0 R1 R2 R3

D1: R0-1 D2: R1-3 D3: R1-4 D4: R2-2 D5: R3-2

C1: R1-1 C2: R1-2 C3: R2-1 C4: R3-1

A1: R0-2 A2: R0-3

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第6章 中小企業コンサルタント登録・養成制度の構築に向けて

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