(200~800)
約3%
約200/μℓ (0~500)
0~1%
約50/μℓ (0~100) 約35%
約2,500/μℓ (1,000~4,500)
約55%
約3%
31
年齢考慮!
異型リンパ球:atypical lymphocyte
直径16μm(赤血球直径のおおよそ2倍程度)以上で細胞質は比較的広い
・リボゾ-ムRNA合成:塩基性が強い
・核小体を認めるものもある
・核は類円形、時に変形を呈する
・核網は濃縮しているが、リンパ球に近いものからパラクロマチンが認められる ものまである
・アズ-ル顆粒,空胞を認める場合がある
・正常なものから典型的なものまでバラエティ-に富んでいる
反応性(活性型)のリンパ球
日本検査血液学会 HP http://www.jslh.com/
32異常リンパ球:abnormal lymphocyte
腫瘍性のリンパ球(病的)
ATL
セザリー
大型化、核形不整、明瞭な核小体、細胞質突起、空胞化など 単一形式をとることが多い
33
骨髄芽球:myeloblast
細胞の大きさ:10~15μm
・NC比大、核クロマチンは繊細緻密
・1.5μmほどの核小体を1~4個有する
・細胞質は灰青色
・細胞周辺部ほど色調は濃く、顆粒はない
好中球系細胞の成熟段階
細胞の大きさ:13~25μm
・細胞質に粗大なアズール顆粒(一次顆粒)を 有する (骨髄芽球と異なる点)
・数個の核小体を有する
・細胞は大きく細胞質は青色調、核は類円形で 偏在し、ゴルジ野がぬけて明るくみえる
前骨髄球:pro-myelocyte
34
骨髄球:myelocyte
細胞の大きさ:16~23μm
・細胞質の色調が淡青色から淡赤色へ
・粗大なアズール顆粒がほとんど消失して、
微細な好中性特殊顆粒(二次顆粒)が主体となる
・核は類円形、小型で核クロマチンは粗くなる
・核小体は消失
好中球系細胞の成熟段階
後骨髄球:meta-myelocyte
細胞の大きさ:12~18μm
・更に成熟が進んで核が腎臓形になる
・核クロマチンは更に粗大、結節状
35
日本検査血液学会 標準化委員会
日本検査血液学会 HP http://www.jslh.com/
36
悩みやすいポイント(昔、自分が悩んだこと)
単球とリンパ球の鑑別に迷う
核 円形・楕円形 まれに不整形 粗荒(ぺったりした感じ)
クロマチン集塊を形成しやすい 細胞質 青淡色・青色調(辺縁)
アズール顆粒 大粒で数えられる
核 馬蹄形・腎形・分葉形もあり 繊細(もこもこした感じ)
核内に切れ込みあり 細胞質 灰青色 空胞 アズール顆粒 微細
37
単球とリンパ球と異型リンパ球の着眼点
単球 リンパ球 異型リンパ球
大きさ
(μm)
13~21
小: 8~10 中:10~14 大:14~16
16 μm以上
細胞質
色調:(淡)青灰色
スリガラス様、曇り空と形容 顆粒:核の周囲に微細アズー ル顆粒が見られることがある
色調:塩基好性で透明感 がある青色。澄んだ青空 と形容
顆粒:アズール顆粒を認 めることがある
(ペルオキシダーゼ陰性)
色調:塩基好性が強く濃 い青色を呈する
顆粒:アズール顆粒を認 めることがある
(ペルオキシダーゼ陰性)
核形 核構造
核形:不規則な円形で腎形、
馬蹄形など(複雑なくびれ)
核構造:リンパ球に比較してク ロマチンに乏しく淡染、やや繊 細でレース状を呈する
核形:円形または類円形 核構造:クロマチンは豊富 で濃染し集塊状
核形:不整円形
①単球様
②形質細胞様
③リンパ芽球様
基準値 3~8%
絶対数:200~800/μl
25~45%
絶対数:1000~4500/μl
小児:10.0%以下 成人: 1.0%以下?
その他
非特異的エステラーゼ染色が 強陽性(褐色)
組織中では、マクロファージ
Tリンパ球(Th/i Ts/c)
Bリンパ球、NK細胞など 形態学的分類は困難
ウイルス感染が主で反応 性(活性型)かつ可逆性 腫瘍性のものと鑑別必要38
39
ザラザラ ツルツル
こしあん 曇り空
ガラス様 スリガラス様
ザラザラ ツルツル
あお空
つぶあん
単球 リンパ球
白血球形態異常の判定基準と報告方法
異常の種類 基準となるもの(程度) 記載報告
核の形態異常(切込み、湾入など) 0.5%以上 +
顆粒の減少、消失、分布異常 認めれば +
中毒性顆粒 30%以上 +
空胞変性 5%以上 +
封入体
(デーレ小体、アウエル小体) 認めれば +
貪食像(微生物など) 認めれば +
左方推移 桿状核球優位、幼若顆粒球の出現 +
右方推移 過分葉(5~6分葉以上)を認めれば +
顆粒リンパ球
(原則:3個以上の顆粒を有する) 2000/μl以上 + 日臨技勧告法を(1996)一部改編記載
40
中毒性顆粒
空胞変性
デーレ小体
【中毒性顆粒】
大型で不整形なアズール顆粒 細胞質の成熟不完全
【デーレ小体】
1~2μmの卵円形封入体 RNAの残存
41
【空胞変性】
炎症性疾患
重症感染症など
過分葉好中球 顆粒減少 偽ぺルゲル核異常
骨髄異形成症候群(MDS )で見られた形態変化
5分葉以上の好中球増加 6分葉以上は明らかな異常
42
POD陰性好中球も 低分葉好中球
アウエル小体
ファゴット
43
44
赤血球異常の捉え方
大きさの変化 染色性の変化 形態変化
小赤血球 microcyto 大赤血球 macrocyto
低色素性 hypochromia 高色素性
hyperchromasia 多染性
polychromasia
正常の形状から逸脱した 形状を示すもの
奇形赤血球 poikilocyto
正常赤血球
MCV:81~99 fl MCH:29~35 pg MCHC:32~36 g/dl 直径:7~8μm
490万個/μl 寿命120日 組織への酸素運搬
異常の種類 基準 出現する主な病態 こんな感じ
正常
直径:7~8μm バラツキ:6~9μm
大小不同
大または、小赤血球
混在率30%以上 画像
小球性
6 μm以下
Hb合成障害
鉄欠乏性貧血、鉄芽球性貧血、サラセミア 機械的、物理的作用
遺伝性球状赤血球症、重症火傷、その他
画像
大球性 巨赤血球
9 μm以上 12 μm以上
核の成熟障害
巨赤芽球性貧血、抗がん剤投与後など エリスロポエチン増加による産生亢進 溶血性貧血、急性出血
①正常赤血球と大きさによる異常
平面図
側面図
ⅱ赤血球形態観察
45
異常の種類 基準 出現する主な病態 こんな感じ 正常
赤橙色(サーモンピンク)
周辺部濃染、中央部が薄い
(centralpallor)
多染性
正常に比し青強い。
RNAの存在が示唆される
(網状赤血球に相当)
混在率1%以上
溶血性貧血、急性出血、貧血回復期、
骨髄線維症、癌の骨髄転移など 画像
低色素性
淡紅色、厚径低下 低色素性赤血球 混在率30%以上
鉄欠乏性貧血 サラセミア
など
画像
高色素性
厚径増加(centralpallorが 認められなくなる)
高色素性赤血球 混在率30%以上
遺伝性球状赤血球症 など
②赤血球の染色性による異常
46
③赤血球形態の異常の表
赤血球形態 特徴と出現する病態 赤血球形態 特徴と出現する病態
正常
直径7~8μm、厚さ約2μm
中央にくぼみがあり円盤状 涙滴
赤血球の一部がのびて涙滴状
(骨髄線維症・悪性腫瘍の骨転移)
楕円
細長い楕円形
(遺伝性楕円赤血球症) ウニ状
同じ長さの規則的な突起が赤血球の 全周にわたってみられる
(尿毒症・肝疾患)
標的
表面積/体積比の増加により標的 のようになる
(閉塞性肝障害・サラセミア) 有口
中央部が口唇状に変形
(遺伝性有口赤血球症
・アルコール中毒)
韮薄
Hbの低下による薄い赤血球
(鉄欠乏性貧血・サラセミア) 有棘
不規則で長さの異なる突起が赤血球 表面にみられる
(無βリポ蛋白血症・肝障害)
破砕
障害された血管内皮やフィブリンに衝突す る事による赤血球破壊
(DIC・細小血管障害性溶血性貧血) 鎌状
異常Hb(HbS)により鎌状化
(鎌状赤血球症)
多染性
残存するRNAにより青みがかった幼若な 赤血球
(溶血性貧血など
網赤血球が増加する病態)
球状
中央に窪みがなく濃染する赤血球
(遺伝性球状赤血球症
・自己免疫性溶血性貧血)
47
楕円赤血球:elliptocyte
【形態学的特徴】
楕円形を呈する赤血球
【主な出現疾患】
遺伝性楕円赤血球症 鉄欠乏性貧血
巨赤芽球性貧血
ひ薄赤血球:leptocyte
【形態学的特徴】ヘモグロビン量が少ないために中心部の 淡く染まる部分の面積が広く見える。
【主な出現疾患】
鉄欠乏性貧血 サラセミア など
アーチファクト
48
ウニ状赤血球:echinocyte 有棘赤血球:acanthocyte
【形態学的特徴】
有棘赤血球に似るが、突起数が多いものが 多く、突起の出方や長さが規則的な点で異 なる。大部分は採血後、人工的に生ずる。
【主な出現疾患】
尿毒症
ピルビン酸キナーゼ異常症 低ナトリウム赤血球
【形態学的特徴】
赤血球辺縁から突起が見られる。突起の出 方や長さは不規則で、先端はやや丸みをお びる。
【主な出現疾患】
先天性無β-リポ蛋白血症 脂質代謝異常
アルコール性肝硬変症 摘脾後 など
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標的赤血球:target cell
【形態学的特徴】
中心部と辺縁部が濃く、その中間部が淡く染 まり標的状に見える低色素性赤血球
【主な出現疾患】
鉄欠乏性貧血 サラセミア 閉塞性肝障害 LCAT欠乏症
異常ヘモグロビン症 など
有口赤血球:stomatocyte
【形態学的特徴】
赤血球の淡く染まる部分が細長くなり、口唇状 に見える赤血球
【主な出現疾患】
遺伝性溶血性貧血など
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涙的赤血球:dacrocyte
【形態学的特徴】
一方が突起して、涙的状を示す赤血球
【主な出現疾患】
骨髄線維症 癌の骨髄転移 サラセミア など
赤血球全体の1.0%出現で報告
51
52
【形態学的特徴】
正常赤血球よりも直径が小さく、中央の薄く染まる部分がないために濃く染まって見える。
典型的なものは、辺縁部よりも中央が濃く染まって見える