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約束が守れなかった時は宿題を2枚にする。

平成22年 4月 10日

先生 A先生(先生が記入)

生徒 名前(生徒が記入)

*この覚え書きは教職員間で内容を共有し、約束が守れているとき は他の先生も生徒を褒める

自分ひとりの約束でなく、先生と生 徒の約束であることを意識させる。

名前を書いて約束が成立したら、

先生と一緒に頑張ろうという意欲 が持てるよう教師が声かけする。

約束は生徒に書かせるようにす る。生徒の実態に応じて約束の数 は変えてもいいが、多すぎると約 束を明確に意識できないことがあ る。生徒自身が約束を決めて生徒 が納得した内容かが重要。先生が 一方的に約束の内容を決めない。

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教材名(領域) 『らくらく図形セット』 (算数) 対象 小学生

めあて 面積の色々な求め方を考える際、具体物を操作し、視覚的に捉えること により、簡単な求め方を考えることができる。

教材の説明 ・ゴムの線を動かすと、複雑な図形を簡単な図形に変形させることができ、

面積の求め方を考える手立てとなる。

【準備物】

網目ラック、カラーゴムバンド、モール、クリップ

指導のポイト その他

・網目ラックの1マスを1㎝四方として考えさせる。(実際は3.5㎝四方で あり、大きいので視覚的に図形を捉えやすい。)

【補足】

・それまでの学習内容にある三角形や平行四辺形の面積においても、「底辺 が同じ長さで、底辺に垂直になっている高さも同じであれば、面積は等し くなる。」ということを考える手だてとなる。

線 AC は赤いモールをのせ て固定している。

この写真では点A、B、C、D は赤いゴムバンドをクリップ で固定しているが、実際は点 B、D は固定せず、 の方向へ 手で動かして考えるとよい。

A

B

B

A

D D

C C

三角形 ABD という1 つの三角形に変形させる ことができ、底辺8cm、

高さ4cmの三角形の面 積として考えると、簡単 に求めることができる。

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教材名 (領域) 『スリーヒントクイズカード』(国語、英語活動等・・・「聞く」) 対象 小・中学生

めあて ヒントになる視覚支援教材を取り入れて、楽しみながら注意集中力、聴 覚的短期記憶力をつけることができる。

教材の説明 封筒の穴から見える動物についての3つのヒントを最後まで聞かせて、

答えを考えさせる。例えば、英語活動(高学年)の場合なら、羊(sheep) のヒントは、「①It’s white. ②It lives in New Zealand,

Australia, Europe and so on. ③We make wool from it.」 と説明し、「What’s this?」と問いかける。大きな世界地図を掲示して それぞれの国の位置を示し、白いwoolの毛糸を見せながら説明すると 効果的である。各学年、児童の特性に応じて、カードとヒントの内容を柔 軟に変えて使用するとよい。他の教科(例えば、社会科の歴史上の人物の

絵や写真カードにするなど)でも活用できる。

【準備物】動物写真カード(A4版)、漢字カード(中・高学年用)、封筒

指導のポイント ・3つのヒントを全部聞いてから挙手するなどのルールを守らせる。

・授業時間の初めに短時間の集中力ウォーミングアップとしての活用も考 えられる。また、朝の学習や学級会のお楽しみ会等に取り入れてもよい。

見 え る 部 分 で は 答 え が わ か り に く い よ う に、穴を工夫し て空ける。

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教材名(領域) 『トークンエコノミー(がんばりカード)』 対象 小学校低学年・中学年・高学年、中学生、高校生 めあて ・ 子どもが目標を持って行動することができる。

・ 学校と家庭が連携して子どもの支援ができる。

・ ターゲット行動を絞ることができる。

教材の説明 ・学校や家庭で集団に適応できない、基本的な生活習慣が確立できない子ども のために目標となる行動を設定し、頑張った行動に対してポイント(トークン)

を与える。目に見える形(トークン)で子どもの頑張りが評価できるものであ り、目標を達成するための励みになる。

【トークン作成および実施手順】別紙参照

①子どもに身につけて欲しい行動を決める。その行動はほぼできている行動、

少し頑張ればできる行動、身につけて欲しいが現状では難しい行動に分類す る。最初、目標は少なくても良い。多くても5個ぐらいにとどめておく。

②事前に1週間程度行動を観察し、分類した行動がどの程度できているか確認 する。そのうえでもう一度目標に無理がないか確認し、必要であれば修正を 加える

③目標が決まったら子どもにトークンの説明をして、目標が達成できた時の子 どもの要望を聞く。何点たまれば目標達成になるか子どもと十分に話し合い、

表は家の中で目につきやすい場所に貼る。

③目標が決まったら実行していく。できた行動があればシールを貼り、学校と 家庭が連携してできた事実を褒める。できなかった場合はどうすればよかっ たか子どもと一緒に考える。できなかったからといって表に×印はつけない。

また、行動によってシールの色を変えたり、得点を変えても良い。

④1週間経ったら得点を合計する。もし、目標が達成できていたらすぐに子ど もの要望にこたえる。目標まで達成できていなくてもできたことを褒め、次 回達成できるように励ます。

指導のポイト その他

【注意点】

・達成が難しい行動が多いと子どもがやる気をなくすため、達成しやすい行動 を必ず入れる。

・目標が達成できた時の子どもの要望は高価なもの(ゲームなど)にしない。

毎回、高価なものだと長続きしないので親がいくつか用意したご褒美から選択 させる。

・ターゲット行動ができるようになってきたらポイントシステムを減らしてい き、ポイントがなくても行動が身に着くようにする。

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教材名(領域) 『絵入り単語カード』(英語) 対象 小・中学生

めあて ・ 英語に抵抗がある児童生徒に絵入りのカードを提示することで、抵抗なく 学習ができる。(ゲーム感覚で学習できるようにする)

教材の説明 ・ 英語に抵抗がある児童生徒が、絵カードを使用することによって理解を深 めることができる。

・ ただ単に絵カードを使用するだけではなく、ゲームを取り入れることによ り、遊びながら学習することができる。

【準備物】

・ 画用紙

・ 印刷用紙(単語の写真・単語の文字)

・ のり

・ はさみ

① のゲームには(クリップ・磁石・紐・棒)

② のゲームには(さいころ)

【作り方】

・ 画用紙の表に絵カードを貼り、裏に単語の文 字を貼り付ける

・ 大小に切り取る

・ ①のゲーム…大小の絵カードにクリップ をつけ、棒に紐、磁石の順に取り付ける

・ ②のゲーム…大小の絵カードを、すごろく ができるよう並べる。

指導のポイト その他

【指導法】

絵カードを提示して、視覚的に英語を理解できるようにする。

【補足】

①大小の絵カードを作成し、大きい方のカードの方には★印を1つ、小さい方 のカードには★印を2つ付け、大…1ポイント、小…2ポイントとする。

このカードにクリップをつけ、『魚釣りゲーム』形式にし、ゲーム感覚で単語 を学習できるようにする。

②他にもサイコロの各面に絵カードを貼って、すごろくの要領でサイコロを振 り、とまったところで、絵カードの単語を言ってもらうゲームもできる。

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教材名(領域) 『目玉コロコロ』

対象 視覚障害の子ども、眼球運動に困難のある子ども めあて ・ 目と手の協応動作を高める。

・ 眼球の動作性を高める。

・ ゲームを通して視知覚の機能を高める。

教材の説明 ・視力があっても視写ができない、本読みに時間がかかる子どもの眼球の動作性 を高めるために使用する。ゲームを通してたのしく眼球運動ができ、クラスの朝 の会や自立活動などでおこなうのも有効。

【準備物】

・透明のプラスチック棒(ビー玉が入る物)

ビー玉、スポンジボール、ビニールテープ

【作り方】

①プラスチック棒に等間隔にビニールテープ を貼る。(色は同じ色にしない)

②プラスチック棒にビー玉を入れる。

③プラスチック棒の両端にスポンジボールを 付ける。

【使い方】

①2~3m離れた距離にプラスチック棒を 持った人が立つ。もう一人は棒の真正面に 立ち正対する。

②棒を動かす人はゆっくりと棒を傾けてビー 玉がどの色の所にあるか声かけをする。

③棒を見る人は顔を動かさずに目だけを動か してビー玉の動きを追う。

③顔を動かさずに目だけでビー玉を追うこと ができていたか棒を持っていた人がフィード バックする。

指導のポイト その他

・視力はあっても本読みが苦手、視写が苦手ななど眼球運動に困難がある子どが ゲーム感覚で眼球運動をコントロールする力を養えます。

・朝の会など短時間でおこなうことが可能であり、クラス全員で楽しむこともで きます。

・作り方が簡単なので子どもでも作ることが可能です。

*この教材は和歌山盲学校特別支援室中屋久司先生のアドバイスをもとに製作 したものです。

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3 4

1 2

がんばりカード

       日にち 目標

宿題のプリントを1枚 する

5 6 7

食器の後片付けをする

「おはよう」のあいさ つを必ず言う

忘れ物チェックをする

1日の自己評価

合計

5 4 7 5 21

合計

65

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