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「精神保健医療福祉の見直し」に対する要望

ドキュメント内 211911_本文.pdf (ページ 117-121)

日精協発第12223号 平成25年2月22日

自由民主党 政務調査会

 障害者特別委員長 衛 藤 晟 一 殿

公益社団法人 日本精神科病院協会 会 長 山 崎   學

る。

2.精神保健福祉法改正について   ① 指針について 

    精神保健福祉法の改正において、「精神病床の機能分化等精神科医療の提供の確 保に関する指針を定める」とされているが、指針の具体的内容については十分な議 論がなされる場が必要である。また現実に則した実効性のある内容でなければなら ない。

 ② 保護者制度の廃止について 

    保護者の義務に関する規定をすべて廃止するとの案であるが、保護者制度に対す る批判はさておき、精神科病院と家族等が患者の治療につき、協力して当たるべき は当然であり、家族等の義務を規定しないことによる医療現場の混乱を危惧する。 

 ③ 医療保護入院の見直しについて 

    「入院手続等」について、医療保護入院の要件として「家族等のうちいずれかの 者の同意」が示されているが、家族等について「順位」が定められていないのは問 題である。例えば配偶者が同意しなくても扶養義務者の一人が同意すれば入院が可 能となる。はたして妥当性があるのか疑問である。さらには現行法では家裁の審判 により扶養義務者たる身分が確認できるが、改正案では身分の確認方法が不明確で ある。

    退院や処遇改善請求についても家族等について「順位」が定められていないため、

家族間で意見が一致しない場合に混乱が生じると危惧する。

    「病院内の取組」や「地域の支援」については省令等で具体的な内容が検討され ると思われるが、地域の支援体制がまだ十分には整備されていない現状を踏まえた 上での検討が必要である。

以上

日精協発第12228号 平成25年3月1日

公明党 厚生労働部会

 部会長 渡 辺 孝 男 殿  障害者委員会

 委員長 高 木 美智代 殿

公益社団法人 日本精神科病院協会 会 長 山 崎   學

「精神保健医療福祉の見直し」に対する要望

 私共公益社団法人日本精神科病院協会は平成24年5月に将来ビジョン戦略会議報告 書「我々の描く精神医療の将来ビジョン」をとりまとめました。この報告書はこれまで の本協会の政策提案や今後の方向性のあり方を基盤として、これからの向かうべき方向 の先にある「将来あるべき姿」を明示し、そこに至る道筋としての行動を呈示したもの であります。現在、これらの将来ビジョンを具現化するための実効性のある方策を立案 中であり、我が国の精神保健医療福祉の充実に向けて今後とも邁進する所存であります。 

公明党におかれましては、今回「精神保健医療福祉の見直し」について検討されるに当 り、是非とも下記の事項について特段のご配慮をお願いいたします。

1.精神病床機能分化の推進について 

   現在の精神病床を適正に機能分化し、それぞれの地域特性や病院特性を生かした治 療体制を確立させることが、我が国の精神科医療体制の充実にとって重要な基本的施 策である。そのためには各々の治療場面で、その最適な医療サービスのあり方を構築 し、治療提供における役割機能や内容を明確にする必要がある。特に精神科入院医療 においては、短期入院医療機能の整備と一般科並みの診療報酬上の評価が必要であ り、さらには長期在院者に対してその病態や特性に応じた適正な処遇が可能な治療体 制の創設が不可欠である。また地域移行を推進し、精神障害者の地域生活を充実させ るために平成25年4月より施行される障害者総合支援法との十分な連携が必要とな る。 

2.精神保健福祉法改正について   ① 指針について 

    精神保健福祉法の改正において、「精神病床の機能分化等精神科医療の提供の確 保に関する指針を定める」とされているが、指針の具体的内容については十分な議 論がなされる場が必要である。また現実に則した実効性のある内容でなければなら ない。

 ② 保護者制度の廃止について 

    保護者の義務に関する規定をすべて廃止するとの案については基本的に賛同する が、実際の臨床現場においては、精神科病院と家族等が患者の治療につき、協力し て当たるべきは当然であり、家族等の義務を規定しないことによる医療現場の混乱 を危惧する。

 ③ 医療保護入院の見直しについて 

    「入院手続等」について、医療保護入院の要件として「家族等のうちいずれかの 者の同意」が示されているが、家族等について「順位」が定められていないのは問 題である。例えば配偶者が同意しなくても扶養義務者の一人が同意すれば入院が可 能となる。はたして妥当性があるのか疑問である。さらには現行法では家裁の審判 により扶養義務者たる身分が確認できるが、改正案では身分の確認方法が不明確で ある。 

    退院や処遇改善請求についても家族等について「順位」が定められていないため、

家族間で意見が一致しない場合に混乱が生じると危惧する。

    「病院内の取組」や「地域の支援」については省令等で具体的な内容が検討され ると思われるが、地域の支援体制がまだ十分には整備されていない現状を踏まえた 上での検討が必要である。

以上

平成24年6月14日

厚 生 労 働 省

 保険局長 外 口  崇 殿

四 病 院 団 体 協 議 会        一般社団法人 日   本   病   院   会 会 長 堺   常 雄   社団法人 全 日 本 病 院 協 会 会 長 西 澤 寛 俊   社団法人 日 本 医 療 法 人 協 会 会 長 日 野 頌 三 公益社団法人 日 本 精 神 科 病 院 協 会 会 長 山 崎   學

ドキュメント内 211911_本文.pdf (ページ 117-121)