第 7 章 簡易補修後の維持管理
7.2 簡易補修後に記録すべき事項
簡易補修後の維持管理には、記録が重要である。下記に示す事項を補修箇所毎に整理 し、データベース上に一元管理することが望ましい。
・変状及びその要因
・対策の方法
・施工記録(実施日、施工前写真、施工後写真、使用材料写真など)
・施工管理責任者名
簡易補修後の追跡調査として行う点検は、当初の補修目的を十分に把握し、期待した 効果を確認することを主目的とする。点検間隔は、簡易補修の耐用年数より勘案し毎年 1回程度実施することが望ましい。
記録には、下記の項目について記載することが必要である。
・点検日
・点検記録(写真)
・点検者名
これらを行うことにより、補修工法の耐久性や信頼性が検証されより確実で適切な補 修・補強工法の選定が可能となる。
次頁に補修記録様式(補修カルテ)例を示す。
<参考> 記録用写真撮影時の留意点
(1) 構 図写真撮影により変状や補修を記録することは、変状の状況とその対応方法を視覚的に 確認することを可能にし、将来同様の変状が発生した場合や期待した機能(性能)を十 分に発揮しなかった場合などにおいて対策を立てる時の参考になる。
したがって、記録用の写真は今後参考にされることを意識して撮影する。記録撮影が 必要な構図(カット)を下表に示す。
1) 補修時
構 図 遠 景(全 体) 近 景
施工箇所 ◎ ○
水路状況(清掃前) ◎ ○
清掃中の状況 ◎ ○
水路状況(清掃後) ◎ ◎
変状状況 ◎ ◎
使用した補修材料 - ◎
補修中の状況
(手順毎に) - ◎
補修完了状況 ◎ ◎
◎;必要、 ○;状況に応じて
全景イメージ 近景イメージ
2) 追跡調査時
構 図 遠 景(全 体) 近 景
施工箇所 ○ ○
補修箇所 ◎ ◎
水路状況
(流水状況など) ◎ ○
◎;必要、 ○;状況に応じて
施工箇所写真は、補修箇所周辺状況(環境)が大きく異なった(例えば家屋や道路 建設されたなど)場合に撮影する。
(2) 工事用記録板(黒板・ホワイトボードなど)記載例
工事名 ○○支線水路補修工事
工 種 目地補修(シーリング材充てん工法)
測 点
No.○○
又は
△△分水工付近 など位置が特定可能な記述
<施工時には>
作業内容を記載
<追跡調査時には>
補修年月日
気付いたこと(補修箇所の状況・状態や周辺状況など)
を記載する。
天候 曇り 気温 11 ℃ ※ 平成××年 ○月 △日 □□土地改良区 担当 土地 良夫 ※ シーリング材や水中パテを使用する場合は、気温を記載するのが望ましい。