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4.1 防耐 火 、 内装 不 燃 4.1.1 主 要 構 造部 等 の 構 造

主 要構 造 部 等を 耐 火 構 造 、準 耐 火 構造 、 防 火 構 造等 と す るに 当 た っ て は、 建 築 基準 法 に 基 づ き、国 土 交通 大 臣 が 定 めた 構 造 方法( い わ ゆ る「 告 示 の例 示 仕 様」)又 は 国 土 交通 大 臣 の認 定 を受 け た もの を 使 用 す る。

(1) 国 土 交 通大 臣 が 定 め た構 造 方 法

耐 火構 造 : 平 12 建告 第 1399 号 耐 火構 造 の 構造 方 法 を 定 める 件 準 耐火 構 造 : 平 12 建告 第 1358 号 準 耐火 構 造 の構 造 方 法 を 定め る 件 防 火構 造 : 平 12 建告 第 1359 号 防 火構 造 の 構造 方 法 を 定 める 件 壁 等の 構 造 : 平 27 国告 第 250 号 壁 等 の構 造 方 法を 定 め る 件 主 要構 造 部 を木 造 と す

る こと が で きる 大 規 模 の 建築 物 の 主要 構 造 部

: 平 27 国 告 第 253 号 主 要構 造 部 を木 造 と す る こと が で きる 大 規 模の 建 築 物の 主 要 構 造 部の 構 造 方法 を 定 め る 件

建 築基 準 法 第 27 条 第 1 項に 規 定 する 特 殊 建 築 物の 主 要 構造 部

: 平 27 国告 第 255 号 建 築 基準 法 第 27 条第 1 項 に 規定 す る 特殊 建 築物 の 主 要構 造 部 の 構 造方 法 等 を定 め る 件

(2) 各 建 築 部位 で 国 土 交 通大 臣 の 認定 を 受 け た 主な も の につ い て 、 図 4.6.1.2、 図 4.6.2.1、

図 4.6.4.1 及び 図 4.6.5.1 に 示 す。

4.1.2 各 建 築 部位 の 接 合 部、 目 地 等

基 準に 記 載 の告 示 又 は 国 土交 通 大 臣の 認 定 を 受 けた も の の仕 様 を 採 用 する ほ か、「 準耐 火 建 築 物の 防 火 設計 指 針」( 建 設省 住 宅 局建 築 指 導 課、日 本 建 築主 事 会 議 監 修、日 本 建築 セ ン ター 編 、1994 年 ) を参 考 と す る。

4.1.3 燃 え し ろ設 計

木 材は 表 面 に着 火 し て 燃 焼し て も 、そ の 部 分 が 炭化 し て 断熱 層 を 形 成 し、 内 部 まで 燃 焼 が 及 びに く く なる 性 質 が あ るが 、 そ の性 質 を 利 用 して 、 部 材の 断 面 を 設 計す る 手 法を 「 燃 えし ろ 設計 」 と いう 。

準 耐火 建 築 物に お い て 、 主要 構 造 部の 木 材 を 現 しと す る 際に は 、 燃 え しろ 設 計 にて 、 燃 え し ろを 省 い た有 効 断 面 を 用い て 構 造計 算 を 行 い 、長 期 に 生ず る 力 に 対 して 短 期 許容 力 度 を超 え ない こ と を確 認 す る 。

な お、 燃 え しろ 設 計 に 関 する 法 令 等に つ い て 、 図 4.1.3 に 示す 。

4.1.4 内 装 制 限

壁 及び 天 井 の室 内 に 面 す る部 分 の 仕上 げ の 制 限 は、建 築 基準 法 第 35 条 の2( 特 殊建 築 物 等 の 内装 )、建 築 基準 法 施 行 令第 128 条の 4( 制 限 を受 け な い特 殊 建 築 物 等)及 び 建築 基 準 法施

行 令第 128 条の 5( 特 殊 建築 物 等 の内 装 )に よ る。な お、床 は 建 築 基 準法 第 35 条 の2 の 内装 制 限の 対 象 とな っ て お ら ず、 木 質 フロ ー リ ン グ 等に つ い ては 、 制 限 を 受け ず 使 用す る こ とが 可 能で あ る 。

事 務所 用 途 の建 物 の 内 装 制限 を 、 表 4.1.4 に 示 す。

表 4.1.4 事 務 所用 途 の 建 物の 内 装 制限

条 件

内 装 制 限

参 照 条 文 (建 築 基 準 法 施 行 令 ) 居 室 等 廊 下 、

階 段 等

① 大 規 模 の 建 築 物

・階 数 が 3 以 上 で 延 べ 面 積 が 500 ㎡ を 超 え る 場 合

・ 階 数 が 2 で 延 べ 面 積 が 1,000 ㎡ を 超 え る 場 合

・ 階 数 が 1 で 延 べ 面 積 が 3,000 ㎡ を 超 え る 場 合

難 燃 材 料 準 不 燃 材 料 第 128 条 の 4 2 、 3 項 第 128 条 の 5 4 項

② 無 窓 の 居 室を 有 す る 建 築 物

床 面 積 が 50 ㎡ を 超 え 、開 放 部 分 の 面 積 が 、居 室 の 床 面 積 の 1/50 未 満 の も の ( 建 築 基 準 法 施 行 令 第 128 条 の 3 の 2 )

準 不 燃 材 料 準 不 燃 材 料 第 128 条 の 3 の 2 第 128 条 の 5 5 項

③ 内 装 の 制 限 を 受 け る 調 理 室 等 準 不 燃 材 料 第 128 条 の 5 6 項

た だし 、以 下の (1)か ら (5)ま での 場 合 は、上 記 に よら ず 、可燃 材 料 で あ る木 材 を 使用 す る こ とが で き るこ と に 留 意 する 。

(1) ① の 場 合に お け る 居 室に つ い て、床 面か ら の高 さ が 1.2m 以下 の 部分 、回り 縁 、窓台 そ の 他 これ ら に 類す る 部 分 ( 建築 基 準 法施 行 令 第 128 条 の 5第 1 項 及び 4 項)

(2) ① の 場 合に お け る 居 室に つ い て、 耐 火 建 築 物又 は 9 号の 3 イ に 該 当す る 準 耐火 建 築 物 で あ り、 準 耐 火構 造 の 床 又 は壁 で 囲 まれ 、 扉 を 防 火設 備 と し た 100 ㎡ 以 内の 居 室 (建 築 基 準 法 施行 令 第 128 条 の 5 第 4項 )

(3) ① の 場 合に お け る 居 室に つ い て、 天 井 を 準 不燃 材 料 とし た 場 合 。 ただ し 、 壁に 使 用 す る 木 材は 、 平 12 建告 第 1439 号 第 2の 仕 様 とし な けれ ば な らな い 。

(4) ① 及 び ②の 場 合 ( 階 段を 除 く )に つ い て 、 建築 基 準 法施 行 令 第 129 条 及 び 第 129 条の 2 に 基づ き 、 火災 時 の 避 難 が安 全 に 行わ れ る こ と を検 証 し た場 合 。

(5) ス プ リ ンク ラ ー 設 備 等と 排 煙 設備 を 設 け た 場合( 建築 基 準 法施 行 令第 128 条の 5 第 7 項)

ま た、不 燃 材料 、準 不 燃 材料 又 は 難燃 材 料( 以 下「 不 燃 材料 等 」と い う。)を 使 用 しな け れ ば なら な い 場合 に お い て は、 不 燃 化又 は 難 燃 化 のた め の 薬剤 処 理 を 行 い、 国 土 交通 大 臣 の認 定 を取 得 し た木 材 ( 以 下 「不 燃 処 理木 材 等 」 と いう 。) の 使 用も 検 討 す る。

な お、 不 燃 化又 は 難 燃 化 の薬 剤 処 理に 使 用 す る 薬剤 は 、 雨水 、 空 気 中 の水 蒸 気 、結 露 等 に よ り溶 出 す る可 能 性 が あ り、 溶 出 した 薬 剤 が 木 材表 面 で 白色 化 す る 白 華現 象 や 、そ れ に 伴う 防 火性 能 の 低下 が 懸 念 さ れる た め 、不 燃 処 理 木 材等 の 認 定の 注 意 事 項 を確 認 し 、屋 外 や 乾湿 繰 り返 し 、 高湿 状 態 が 継 続す る 環 境等 で の 使 用 を避 け る ほか 、 空 気 調 和を 含 め 、そ の 使 用環 境 に適 し た もの を 選 定 す る。 こ の 場合 、 当 該 認 定の 仕 様 を満 た す 塗 装 によ り 、 木口 、 裏 面等 を 含め 全 面 を保 護 す る 必 要が あ る こと に も 留 意 する 。

上 記の 塗 装 を行 う に 当 た って は 、 不燃 処 理 木 材 等と し て の国 土 交 通 大 臣の 認 定 に、 固 有 の 塗 装を 行 う こと を 含 め た 認定 や 無 塗装 の 認 定 等 があ り 、 当該 認 定 の 仕 様を 満 た さな い 塗 装を

し た場 合 は 、不 燃 材 料 等 とし て 国 土交 通 大 臣 の 認定 外 の 扱い と な る こ とに 注 意 する 。 4.1.5 外 壁 へ の木 材 使 用

外 壁に 木 材 を使 用 す る 場 合は 、 日 本建 築 行 政 会 議が 編 集 した 「 建 築 物 の防 火 避 難規 定 の 解 説 2016」 に 、「 告 示 に 例 示さ れ た 耐火 構 造 ( 準 耐火 構 造 、防 火 構 造 、 準防 火 構 造も 同 様 )の 外 壁や 軒 裏 に、 表 面 材 と して 木 材 など の 可 燃 材 料を 張 る 場合 や 、 外 壁 に一 定 の 性能 を 有 する 外 断熱 材 を 施す 場 合 は 、 それ ぞ れ の構 造 に 必 要 な性 能 を 損ね な い と 判 断で き る」、「 認 定 耐火 構 造等 に あ って は 表 面 材 を含 め た 認定 が 原 則 必 要で あ る 」と い っ た 指 針が 示 さ れて い る ので 参 考と す る 。

た だし 、 地 域に よ っ て は 、条 例 等 によ り 木 造 密 集地 域 等 で不 燃 性 能 が 要求 さ れ る場 合 や 、 そ もそ も 木 材を 外 壁 に 使 用す る こ とが 認 め ら れ ない 場 合 もあ る こ と に 注意 す る 。

ま た、 官 公 法第 2 条 第 2 項に 規 定 する 庁 舎 に つ いて は 、 耐火 建 築 物 と する こ と が求 め ら れ な い場 合 も 、同 法 第 7 条 第2 項 の 規定 に よ り 、 外壁 及 び 軒裏 を 防 火 構 造と し 、 かつ 、 屋 根に つ いて は 不 燃材 料 又 は 国 土交 通 大 臣の 認 定 を 取 得し た 構 法( 難 燃 材 料 のも の を 除く 。)で 造る

( 又は ふ く )必 要 が あ る こと に 注 意す る 。

■法令等の規定■

一 建築基準表施行令(以下「令」という)第107条の2第一号及び第二号に掲げる技術的基準に適合する耐力壁である間仕切壁の構造方法にあっては、次に定め    るものとする。

 ハ 次の(1)から(4)までのいずれかに該当するもの

  (1) 間柱及び下地を木材で造り、かつ、その両側にそれぞれ次の(ⅰ)から(ⅴ)までのいずれかに該当する防火被覆が設けられたものとすること。

  (2) 間柱及び下地を木材又は鉄材で造り、かつ、その両側にそれぞれ次の(ⅰ)又は(ⅱ)に該当する防火被覆が設けられた構造(間柱及び下地を木材のみで     造ったものを除く。)とすること。

  (ⅱ) (1)(ⅱ)から(ⅴ)までのいずれかに該当するもの

  (ⅲ) 木毛セメント板の上にモルタル又はしっくいを塗り、その上に金属板を張ったもの

  (3) 間柱及び下地を不燃材料で造り、かつ、その両側にそれぞれ次の(ⅰ)から(ⅲ)までのいずれかに該当する防火被覆が設けられた構造とすること。

  (ⅰ) 塗厚さが15㎜以上の鉄網モルタル

  (ⅱ) 木毛セメント板又はせっこうボードの上に厚さが10㎜以上モルタル又はしっくいを塗ったもの

    すること。

  (ⅴ) 土蔵造

  (ⅵ) 土塗真壁造で裏返塗りをしたもの

  (4) 間柱若しくは下地を不燃材料以外の材料で造り、かつ、その両側にそれぞれ次の(ⅰ)から(ⅷ)までのいずれかに該当する防火被覆が設けられた構造と

  (ⅱ) 木毛セメント板又はせっこうボードの上に厚さ15㎜以上モルタル又はしっくいを塗ったもの   (ⅲ) モルタルの上にタイルを張ったものでその厚さの合計が25㎜以上のもの

  (ⅳ) セメント板又は瓦の上にモルタルを塗ったものでその厚さの合計が25㎜以上のもの

  (ⅶ) 厚さが12㎜以上のせっこうボードの上に亜鉛鉄板を張ったもの

二 令第107条の2第二号に掲げる技術的基準に適合する非耐力壁である間仕切壁の構造方法にあっては、次に定めるものとする。

 ハ 前号ハに定める構造とすること。

 ロ 45分間倒壊等防止認定構造とすること。

   第四号ニ及び第五号ヘにおいて同じ。

 ニ 平成27年国土交通省告示第253号第1第二号ニに定める構造とすること。この場合において、同号ニ(1)(ⅰ)中「4.5㎝」とあるのは「3.5㎝」と、

三 令第107条の2に掲げる技術的基準に適合する耐力壁である外壁の構造方法にあっては、次に定めるものとする。

 ロ 45分間倒壊等防止認定構造(耐力壁である外壁に係るものに限る。)とすること。

 イ 1時間準耐火基準に適合する構造(耐力壁である外壁に係るものに限る。)とすること。

  (2) ハ(2)から(6)までのいずれかに該当するもの

 ホ 平成27年国土交通省告示第253号第1第一号ホに定める構造とすること。

四 令第107条の2第二号及び第三号に掲げる技術的基準に適合する非耐力壁である外壁の延焼のおそれのある部分の構造方法にあっては、次に定めるものとする。

 イ 1時間準耐火基準に適合する構造とすること。

 ロ 45分間倒壊等防止認定構造とすること。

○【平12建告第1358号】準耐火構造の構造方法を定める件…『45分準耐火構造』

  に防止することができる構造とするものに限る。)とする。

第1 壁の構造方法は、次に定めるもの(第一号ハ、第三号ハ及び二並びに第五号二及びホに定める構造方法にあっては、防火被覆の取合いの部分、目地の部分   その他これらに類する部分(以下「取合い等の部分」という。)を、当該取合い等の部分の裏面に当て木を設ける等当該建築物の内部への炎の侵入を有効

 イ 1時間準耐火に適合する構造(耐力壁である間仕切壁に係るものに限る。)とすること。

   のに限る。)の構造を方法をいう。以下同じ。)(耐力壁である間仕切壁に係るものに限る。)とすること。

 ロ 45分間倒壊等防止認定構造(特定避難時間が45分間以上である特定避難時間倒壊等防止建築物の主要構造部(法第27条第1項の規定による認定を受けたも

  (ⅱ) 厚さが15mm以上のせっこうボード(強化せっこうボードを含む。以下同じ。)

  (ⅳ) 厚さが9mm以上のせっこうボード又は難燃合板の上に厚さが12mm以上のせっこうプラスターを塗ったもの   (ⅴ) 厚さが7mm以上のせっこうラスボードの上に厚さ8mm以上のせっこうプラスターを塗ったもの

  (ⅲ) 厚さが12mm以上のせっこうボードの上に厚さが9mm以上のせっこうボード又は難燃合板を張ったもの

  (ⅰ) 1時間準耐火構造告示第1第一号ハ(1)又は(3)に該当するもの

  (ⅷ) 厚さが25㎜以上のロックウール保温板の上に亜鉛鉄板を張ったもの

   号ホ(1)(ⅰ)(ニ)中「6㎝」とあるのは「4.5㎝」と読み替えるものとする。第三号ホにおいて同じ。

 ニ 平成27年国土交通省告示第253号第1第一号ホに定める構造とすること。この場合において、同号ホ(1)(ⅰ)(一)中「4.5㎝」とあるのは「3.5㎝」と、同

 イ 1時間準耐火基準に適合する構造とすること。

   「7.5㎝」とあるのは「6.5㎝」と、同号ニ(1)(ⅱ)中「6㎝」とあるのは「4.5㎝」と、「9cmとあるのは「7.5㎝」と読み替えるものとする。

 ハ 間柱及び下地を木材で造り、その屋外側の部分に次の(1)から(6)までのいずれかに該当する防火被覆が設けられ、かつ、その屋内側の部分に

  (2) 厚さが12mm以上のせっこうボードの上に金属板を張ったもの

  (4) モルタルの上にタイルを張ったものでその厚さの合計が25mm以上のもの

  (5) セメント板又は瓦の上にモルタルを塗ったものでその厚さの合計が25mm以上のもの   (6) 厚さが25mm以上のロックウール保温板の上に金属板を張ったもの

   第一号ハ(1)(ⅰ)から(ⅴ)までのいずれかに該当する防火被覆が設けられた構造とすること。

  (1) 1時間準耐火構造告示第1第三号ハ(1)から(3)までのいずれかに該当するもの

 ハ 前号ハ又はニに定める構造とすること。

  (ⅰ) 塗り厚さが20㎜以上の鉄網モルタル又は木ずりしっくい

  (3) 木毛セメント板又はせっこうボードの上に厚さ15mm以上モルタル又はしっくいを塗ったもの

 ニ 間柱及び下地を木材又は鉄材で造り、その屋外側の部分に次の(1)又は(2)に該当する防火被覆が設けられ、かつ、その屋内側の部分に第一号ハ(2)(ⅰ)又    は(ⅱ)に該当する防火被覆が設けられた構造(間柱及び下地を木材のみで造ったものを除く。)とすること。

  (1) 1時間準耐火構造告示第1第三号ハ(1)から(6)までのいずれかに該当するもの

  (ⅰ) 平成27年国土交通省告示第253号(以下「1時間準耐火構造告示」という。)第1第一号ハ(1)、(3)又は(7)のいずれかに該当するもの

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