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5.1 一般 事 項

5.1.1 建 築 物 の設 備 関 係 法令 (1) 建 築 基 準法

4.1.4 内 装制 限 等 に関 す る設 備 関 係に つ い て は 、建 築 基 準法 に 基 づ き 建築 物 の 規模 及 び 用 途に 応 じ て、 法 令 上 必 要な 設 備 等の 技 術 的 基 準に 適 合 させ る も の と する 。

内 装 制 限等 に 関 す る 設備 関 係 法令 ( 建 築 基 準法 )

建 築基 準 法 施行 令 第 20 条 の2 : 換 気 設備 ( ホ ル ムア ル デ ヒド 関 連 ) 建 築基 準 法 施行 令 第 112 条 :内 装 仕 上げ 、 吹抜 き 部 分

建 築基 準 法 施行 令 第 120 条 :避 難 と 歩行 距 離 建 築基 準 法 施行 令 第 123 条 :避 難 階 段の 内 装 建 築基 準 法 施行 令 第 126 条 の 2 :排 煙

建 築基 準 法 施行 令 第 129 条 :特 殊 建 築物 、 避難 安 全 検証 法

(2) 消 防 法 その 他 の 法 令

4.1.4 内 装制 限 等 に関 す る設 備 関 係に つ い て は 、消 防 法 に基 づ き 建 築 物の 規 模 及び 用 途 に 応じ て 、 法令 上 必 要 な 設備 等 の 技術 的 基 準 に 適合 さ せ るも の と す る 。

消 防法 ( 施 行令 を 含 む ) には 、 消 火設 備 、 警 報 設備 、 避 難設 備 、 用 水 、消 火 活 動上 必 要 な 設備 、 総 合操 作 盤 等 の 技術 基 準 が定 め ら れ て いる 。 ま た、 地 方 公 共 団体 が 定 めた 火 災 予 防 条例 に は 、多 量 の 火 気 を使 用 す る設 備 、 変 電 ・発 電 ・ 蓄電 池 設 備 な どの 技 術 基準 が 定 め ら れて い る 。

5.1.2 設 備 方 式

建 築設 備 の 計画 ・ 設 計 に 当た っ て は、 建 築 設 備 計画 基 準 及び 建 築 設 備 設計 基 準 によ る ほ か 、5.2 電力 設 備 、5.3 空 気調 和 設 備に よ る 。

5.1.3 防 振 措 置

熱 源機 器 、 空気 調 和 機 、 送風 機 、 ポン プ 等 の 設 備機 器 か らの 振 動 が 、 伝播 に よ り隣 接 す る 執 務室 等 に 影響 を 与 え る こと の な いよ う に 、 設 備機 器 の 設置 部 位 を 考 慮し 、 適 切な 防 振 措置 を 講ず る 。 また 、 設 備 機 器廻 り の 配管 、 ダ ク ト 等の 防 振 等の 措 置 に は 、振 止 め 及び 固 定 、防 振 継手 、 フ レキ シ ブ ル ジ ョイ ン ト 等を 用 い る 。

5.1.4 設 備 機 器の 据 付

設 備 機 器は 、 原 則 と して 床 又 は壁 の 補 強 さ れた 部 材 等に 堅 固 に 取 り付 け る こと と し 、 取り 付 け場 所 、 必要 と す る 部 材の 強 度 等は 建 築 担 当 者と 十 分 に調 整 を 行 う 。

た だし 、 重 量機 器 (1 k N 超)及び ポ ン プ 等の 防 振 措置 を 講 ずる 床 置 き 機 器は 、 コ ンク リ ー

ト 基礎 等 に 堅固 に 取 り 付 け、固 定 方法 は 、建 築 設備 耐 震 設計・施 工 指 針((一 社)日 本建 築 セ ン タ ー)によ る 。

ま た、 や む を得 ず 小 型 送 風機 等 を 天井 吊 り と す る場 合 は 、荷 重 等 を 考 慮し た 建 築部 材 に 取 り 付け る 。

5.1.5 配 管 、 配線 、 ダ ク ト等 の 据 付

天 井吊 り を 行う 配 管 、 配 線、 ダ ク ト等 の 吊 り 及 び支 持 に 当た っ て は 、 荷重 等 を 考慮 し た 建 築 部材 に 取 り付 け る 。

5.2 電力 設 備 5.2.1 電 灯 設 備

(1) 各 室 の 光環 境 は 、 次 によ る 。

① 室 の 用 途、 作 業 又 は 活動 に 応 じて 、 適 切 な 照度 、 照 度分 布 、 グ レ ア規 制 、 演色 性 等 を 考 慮し 選 定 する 。

② 各 室 の 照度 は 、 求 め られ る 水 平面 の 平 均 照 度を 維 持 でき る 照 度 と する 。 (2) 照 度 の 算定 は 、 各 室 の仕 上 げ を考 慮 し た も のと す る 。

な お、 各 室 の仕 上 げ に よ る反 射 率 は、 表 5.2.1 を 参 考 とす る 。

表 5.2.1 天 井 、 壁面 の 反射 率 ( 木質 の 場 合 )

天 井、 壁 面 の材 質 又 は 仕 上げ 反 射率 [ % ]

桐 (新 ) 65~75

檜 (〃 ) 55~65

杉 (〃 ) 30~50

杉 赤目 板 ( 〃) 25~35

ク リヤ ラ ッ カー 明 色 仕 上 面 40~60

色 付ラ ッ カ ー、 ニ ス 20~40

〔 出 典 〕 『 建 築 学 大 系 22 室 内 環 境 計 画 』( 発 行 所 : 株 式 会 社 彰 国 社 ) よ り

5.2.2 雷 保 護 設備

(1) 雷 保 護 設備 の 設 置 は 、建 築 物 の防 耐 火 の 性 能を 考 慮 して 次 の 内 容 を検 討 す る。

・ 建築 物 用 途

・ 建築 物 内 外の 財 産 の 重 要度

・ 地域 の 年 間雷 雨 日 数

・ 各施 設 周 辺の 建 築 物 等 の有 無 及 びそ の 高 さ

5.2.3 太 陽 光 発電 設 備

(1) ア レ イ を屋 根 に 設 置 する 場 合 の配 置 は 、 次 によ る 。

① 年 間 を 通し て 日 影 と なら な い よう 周 囲 環 境 から の 影 響を 考 慮 し て 配置 す る 。

② ア レ イ の設 置 傾 斜 角 度は 、 屋 根形 状 を 考 慮 して 配 置 する 。

③ ア レ イ の設 置 方 位 角 は、 原 則 とし て 南 向 き とす る 。 ただ し 、 屋 根 形状 を 考 慮し て 配 置 す る。

5.3 空気 調 和 設備

5.3.1 熱 環 境 (熱 負 荷 の 算定 )

(1) 熱 負 荷 は、 対 象 と す る各 室 に 求め ら れ る 熱 環境 を 確 保す る た め に 、目 標 と する 室 内 温湿 度 条件 や 気 象条 件 に 基 づ き、 必 要 な熱 量 を 算 出 する 。

(2) 熱 負 荷 計算 に お け る 冷房 及 び 暖房 の 負 荷 要 素を 表 5.3.1.1 に 示 す 。

表 5.3.1.1 熱 負 荷と 冷 房・ 暖 房 構成 要 素

(3) 木 造 建 築物 に 使 用 さ れる 材 料 の熱 定 数 表 を 表 5.3.1.2 に 示 す 。

表 5.3.1.2 材 料の 熱 定 数 表

熱伝導率 容積比熱

λ cρ

[W/(m・K)] [kJ/(m3・K)]

硬質ウレタン発泡板 0.028 47

軽量気泡コンクリート(ALC) 0.17 650

合板 0.19 720

アルミニウム 210 2,400

ステンレス鋼(SUS304) 16.3 4,000

溶融55%アルミニウム-亜鉛合金めっき鋼板 45 3,600

390 3,500

かわら 1 1,500

スレート 1.2 1,800

複合金属サイディング(例)

    溶融55%アルミニウム-亜鉛合金めっき鋼板 45 3,600

    +硬質ウレタン発泡板 0.028 47

    +石こう板 0.17 1,000

    +ロックウール吸音板 0.064 250

材料名

冷房 暖房

照明負荷

人体負荷

その他の内部

発熱負荷

すきま風負荷

間欠空調による蓄熱負荷 送風機による負荷 ダクトにおける負荷等

熱負荷の種類 構造体負荷

室内負荷

空調機負荷

熱源負荷 ガラス面負荷

室内発生負荷

備考 ○:考慮する  △:必要に応じて考慮する。

再熱負荷 外気負荷

ポンプによる負荷 配管の負荷 装置蓄熱負荷

5.3.2 木 造 建 築の 特 性

(1) 構 造 体 負荷 の 算 定 に 当た っ て は、 屋 根 、 壁 、床 の 構 成材 料 に よ る 構造 体 負 荷の ほ か 、小 屋 裏及 び 床 下の 換 気 に 留 意す る 。

(2) 屋 根 の 構造 体 負 荷 は 、屋 根 面 の構 造 体 と し ての 外 皮 負荷 及 び 小 屋 裏換 気 に よる 影 響 を考 慮 の上 算 出 する 。

(3) 床 面 の 構造 体 負 荷 は 、土 壌 に 接す る 床 を 除 き、 床 下 換気 に よ る 外 気の 影 響 を考 慮 の 上算 出 する 。

(4) す き ま 風負 荷 は 、 全 空気 方 式 等で 室 内 を 正 圧に 保 つ こと が 期 待 で きる 場 合 は、 考 慮 しな く ても よ い 。た だ し 、 寒 冷地 等 で 室内 外 温 度 差 が非 常 に 大き い 場 合 や 外気 風 速 が非 常 に 速 い 場合 は 、 考慮 す る 。

(5) 木造 建 築 物に お け る 構造 体 負 荷は 、 次 式 に より 算 出 する 。

① 外 壁 の 構造 体 負 荷 qk1〔W〕

冷 房負 荷 算 出 時 の構 造 体 負荷 : qk1=A・K・ETDj

こ こに 、A: 外 壁 の面 積 〔 ㎡〕、K: 壁 体 の熱 通 過 率〔 W/(㎡ ・K)〕、

ETDj: 時刻 j 時 の実 効 温 度 差 〔℃ 〕( 表 5.3.2.4、 表 5.3.2.5)

暖 房負 荷 算 出 時 の構 造 体 負荷 : qk1=A・K・( t i- to)・ δ こ こに 、A: 外 壁 の面 積 〔 ㎡〕、K: 壁 体 の熱 通 過 率〔 W/(㎡ ・K)〕、

ti: 設 計用 屋 内 温度 〔 ℃〕、 to: 設計 用 屋 外温 度 〔 ℃〕、 δ: 方 位 係数

② 屋 根 の 構造 体 負 荷 ( 屋根 断 熱 の場 合 ) qk2〔 W〕

1) 天 井 部材 が 有 る 場 合

冷 房負 荷 算 出時 の 構 造 体 負荷 : qk2=A・ K・Δtj

こ こに 、A: 天 井面 の 面 積 〔㎡ 〕、 K:天 井 部 材 の 熱通 過 率 〔W/(㎡ ・K)〕、

Δtj :時 刻 j 時 の小 屋 裏と の 温 度差 *〔 ℃ 〕( 表 5.3.2.6、 表 5.3.2.7)

注 * 小屋 裏 と の温 度 差 と は、 室 内 と天 井 部 材 を 隔て た 小 屋裏 と の 温 度 差を 示 す。

暖 房時 の 構 造体 負 荷 : qk2=A・K・Δtj・ δ

こ こに 、A: 天 井面 の 面 積 〔㎡ 〕、 K:天 井 部 材 の 熱通 過 率 〔W/(㎡ ・K)〕、

Δtj: 小 屋裏 と の 温度 差 〔℃ 〕( 表 5.3.2.6、 表 5.3.2.7)、

δ :方 位 係 数( =1.2)

2) 天 井 部材 が 無 い 場 合

冷 房負 荷 算 出時 の 構 造 体 負荷 : qk2=A・ K・ ETDj

こ こに 、A: 屋 根面 の 実 面 積〔 ㎡〕、 K: 屋 根 材 の 熱通 過 率 〔W/(㎡ ・K)〕、

ETDj: 時 刻 j 時 の 水 平 面 の実 効 温 度差 〔 ℃〕( 表 5.3.2.4、 表 5.3.2.5)

暖 房時 の 構 造体 負 荷 : qk2=A・K・(t i-t o)・ δ

こ こに 、A: 屋 根面 の 実 面 積〔 ㎡〕、 K: 屋 根 材 の 熱通 過 率 〔W/(㎡ ・K)〕、

ti:設 計 用 屋内 温 度 〔 ℃〕、t o:設 計 用 屋 外 温度 〔 ℃〕、

δ :方 位 係 数( =1.2)

③ 屋 根の 構 造 体負 荷 ( 天 井断 熱 の 場合 ) qk3〔W〕

冷 房負 荷 算 出時 の 構 造 体 負荷 : qk3=A・ K・Δtj

こ こに 、A: 天 井面 の 面 積 〔㎡ 〕、 K:天 井 部 材(断 熱考 慮)の 熱 通過 率 〔 W/(㎡・K)〕、

Δtj :時 刻 j 時 の小 屋 裏と の 温 度差 〔 ℃〕( 表 5.3.2.8、 表 5.3.2.9)

暖 房時 の 構 造 体 負荷 : qk3=A・ K・( ti- to)・ δ

こ こに 、A: 天 井 面の 面 積 〔㎡ 〕、 K: 天 井部 材 の 熱通 過 率 〔W/(㎡・K)〕、

ti: 設計 用 屋 内温 度 〔 ℃〕、 to: 設計 用 屋 外 温 度〔 ℃〕、 δ :方 位 係 数 (= 1.0)

1) 小 屋裏 温 度 と設 計 用 屋 内温 度 と の差( 小屋 裏 との 温 度 差)か ら構 造 体負 荷 を 算出 す る 。

2) 暖 房時 の 小 屋裏 温 度 は 、外 気 温 度と み な す 。

(6) 木造 建 築 物に 関 す る 熱負 荷 計 算条 件 は 、 次 によ る 。

① 実 効 温 度差 に お け る 壁タ イ プ 選定 表 を 表 5.3.2.1 に示 す 。

表 5.3.2.1 壁 タ イ プ選 定 表 d(mm)

注 *印 の つ い た 寸 法 に つ い て 、 実 効 温 度 差 を 求 め 表 5.3.2.4、 表 5.3.2.5 に 示 し て い る 。 本 表 の 寸 法 範 囲 に つ い て は 、 こ の 値 を 用 い る 。

② 小 屋 裏 との 温 度 差 に おけ る 屋 根タ イ プ 選 定 表を 表 5.3.2.2、 表 5.3.2.3 に 示 す 。

表 5.3.2.2 屋根 ( 屋 根断 熱 )タ イ プ 選定 表 d(mm)

注 *印 の つ い た 寸 法 に つ い て 、 小 屋 裏 と の 温 度 差 を 求 め 表 5.3.2.6、 表 5.3.2.7 に 示 し て い る 。 本 表 の 寸 法 範 囲 に つ い て は 、 こ の 値 を 用 い る 。

表 5.3.2.3 屋根 ( 天 井断 熱 )タ イ プ 選定 表 d(mm)

注 *印 の つ い た 寸 法 に つ い て 、 小 屋 裏 と の 温 度 差 を 求 め 表 5.3.2.8、 表 5.3.2.9 に 示 し て い る 。 本 表 の 寸 法 範 囲 に つ い て は 、 こ の 値 を 用 い る 。

③ 実 効 温 度差 を 表 5.3.2.4、 表 5.3.2.5 に 示 す 。

表 5.3.2.4 実 効 温度 差 (ETD)〔 ℃〕( 室 温 26℃)

表 5.3.2.5 実効 温 度 差 (ETD)〔 ℃〕( 室 温 28℃)

④ 小 屋 裏 との 温 度 差 を 表 5.3.2.6 か ら 表 5.3.2.9 ま でに 示 す 。

表 5.3.2.6 小 屋 裏と の 温度 差 (Δt)〔℃ 〕( 屋根 断 熱 、夏 期 室 温 26℃、 冬 期 室 温 22℃ )

夏 期 冬 期

表 5.3.2.7 小 屋 裏と の 温度 差 (Δt)〔℃ 〕( 屋根 断 熱 、夏 期 室 温 28℃、 冬 期 室 温 19℃ )

夏 期 冬 期

表 5.3.2.8 小 屋 裏と の 温度 差 (Δt)〔℃ 〕( 天井 断 熱 、夏 期 室 温 26℃)

夏 期

表 5.3.2.9 小 屋 裏と の 温度 差 (Δt)〔℃ 〕( 天井 断 熱 、夏 期 室 温 28℃)

夏 期

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