□□ 代議員会・総会 □□
ます。全国平均でも分業率は35%,4億枚の院外処方せ んが薬局で調剤されております。
薬局調剤医療費は,1兆9,300億円に達し,その内,
技術料は6,570億円を占めています。医療費抑制を論議 されている最中にあって,これら薬局に支払われる費用 に対し,薬剤師の国民医療への貢献度がどれほどのもの かが問われているのであります。
現在,我々は,病院経営の効率化として医薬分業が進 められる一方で,医薬分業により院外でかかる費用に対 して批判が高まるというジレンマを抱えた状況にありま す。
薬剤師がこの批判に応えるためには,国民の目に見え る医薬分業を展開し今後も薬価差を求めることなく適正 な技術の評価を得なければなりません。薬剤師であるこ とを示す胸章を着用する,基準薬局であることを表示す る等の簡単なことから,薬歴管理をベースとした情報提 供,医師への疑義照会または患者情報のフィードバック,
PEMへの参加,医薬品等安全性情報報告制度への貢献 等,薬剤師が医療の中でいかに有用な仕事をしているか を実際に示し,薬剤師の存在をアピールしなければなり ません。
厚生省は医薬品の品質保証の一助として,一部の医薬 品について日本版オレンジブックを作成し,溶出試験の
ステップを公表いたしました。今後は,効能や品質が同 じであればより安い医薬品が選択されるようになるもの と考えられます。都薬も東京都の助成を受けて溶出試験 器を設置し,試験の追試を行うとともに他の医薬品につ いても溶出試験を行い,会員の参考となるよう努力いた します。
社会環境の変化から,バイアグラや経口避妊薬が承認 され,かつ非保険薬でありながら処方せんによって調剤 されております。またH2ブロッカー等の指定医薬品は 要薬剤師薬といえるでしょう。医薬品の分類についても 見直しを計らなければならない時代になってまいりまし た。しかし,医薬品の調剤,販売にあっては,常に薬剤 師が情報提供を励行していなければ要薬剤師薬も成立し ません。
薬剤師が都民から信頼を得るためには,医薬分業問題 のみならず,地域における活動も重要な要素であります。
すでに学校薬剤師は地域の学校において,薬物乱用防止 運動を含め,活躍しておりますし,都薬では平成12年か ら実施される介護保険制度への積極的な参加を重点項目 として事業を進めております。東京都には薬剤師の介護 支援専門員は869名の合格者がおりますが,更に合格者 を増やすべく講習会を実施して参ります。また,介護保 険特別委員会を中心に,介護保険制度の中で薬局薬剤師 平成10年度 決算総括表
自:平成10年4月1日 至:平成11年3月31日
歳 入 の 部 歳 出 の 部
科 目 予算額 決算額 科 目 予算額 決算額
第1款 会 費 収 入 406,813,000 406,621,000 第1款 事 業 費 359,067,250 334,622,095 第2款 事 業 収 入 104,348,000 105,846,882 第2款 管 理 費 151,290,000 149,971,044 第3款 補 助 金 収 入 18,859,400 18,859,000 第3款 会 議 費 16,800,000 13,177,173 第4款 委 託 金 収 入 27,406,000 27,406,000 第4款 日 薬 会 費 84,384,000 84,384,000 第5款 特定預金取崩収入 6,000 1,100,000 第5款 特 定 預 金 支 出 20,440,000 20,377,671 第6款 雑 収 入 2,900,000 4,402,657 第6款 固定資産購入支出 2,000 0 前 期 繰 越 収 支 差 額 75,015,118 75,488,074 第7款 予 備 費 3,364,268 0 合 計(A) 635,347,518 639,723,613 合 計(B) 635,347,518 602,531,983 次 期 繰 越 収 支 差 額(C=(A)−(B)) 0 37,191,630
(単位:円)
※歳出の部の「第1款事業費」のみ項目を列挙しました
科 目 予算額 決算額
第1項生涯教育対策費 8,415,000 6,514,349 第2項職能対策費 4,900,000 3,343,861 第3項社会保険対策費 12,450,000 10,056,200 第4項介護保険対策費 700,000 2,803,379 第5項医薬品情報対策費 1,350,000 1,511,802 第6項医薬分業推進費 7,510,000 7,554,054 第7項医薬品検査対策費 10,750,000 8,246,017 第8項環境衛生検査対策費 2,700,000 3,733,386 第9項簡専水検査対策費 1,800,000 1,729,901 第10項計量器検査費 749,000 737,380 第11項都薬誌費 29,996,000 28,329,493 第12項医薬品情報誌発行費 6,700,000 6,661,305 第13項医薬分業推進事業費 18,652,000 18,745,540 第14項広報活動費 3,530,000 1,874,987
科 目 予算額 決算額
第15項公衆衛生対策費 500,000 496,944 第16項組織対策費 500,000 172,367 第17項職種部会費 1,000,000 1,000,000 第18項支部運営費 53,870,250 53,353,200 第19項委員会費 4,000,000 2,919,093 第20項調査費 4,000,000 1,584,810 第21項渉外連絡費 4,000,000 3,699,097 第22項学術大会費 2,200,000 1,857,346 第23項創立50周年記念事業費 15,000,000 9,559,983 第24項寄付金支出 350,000 350,000 第25項表彰費 200,000 198,310 第26項諸会費 463,000 459,000 第27項委託事業費 27,896,000 28,541,485 第28項一般事務費 134,886,000 128,588,806
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□□ 代議員会・総会 □□
が果たすべき役割について検討・研究をしています。少 なくとも,全ての薬局が各区で実施されている在宅介護 相談薬局となり,都民の介護保険に関する相談窓口とな るよう努力していただきたいと思います。
災害時において医療救護活動に円滑に参加するため に,薬剤師班活動マニュアルが作成され,9月1日には 防災訓練が実施されております。地区薬剤師会において も薬剤師班を編成し,この訓練に積極的な参加をお願い いたします。
「薬と健康の週間」事業は,各支部においてはすでに 定着した事業でありますが,都薬では薬事講演会等を開 催し,広く都民との交流を進めて参ります。また,都民 の中には薬局・薬店で薬剤師に相談したくとも誰が薬剤 師なのか分からないと言われる方もおられます。
「かかりつけ薬局」として都民に信頼される薬局とな るよう,分かりやすい対応をお願いいたします。
医療保険制度改革の審議は遅々として進みません。今 や政策は官僚主導型でなく,政党と国会を中心に動いて おります。薬剤師会の意向を政治に反映するためには国 会議員に理解を求めていかねばなりません。今後の薬学 教育6年制の問題や医薬品の規制緩和,諸制度に対する 薬剤師職能の参画など,政治活動の機会が多くなるであ りましょう。薬剤師連盟とも十分協力し薬剤師職能の認 識と拡大を求めてまいりますので,ご協力お願いいたし まして本日のご挨拶といたします。
【議案に対する質問・一般質問要旨】( )内は支部名 芳賀隆君(深川) 書面で質問の内容を差し上げてご ざいますが,合わせて前回の78回の議事録を早速ちょう だいいたしました。前回も私発言したのですが,前回の 議事録の28ページに私の質問は1ページですが,会長の 方は3ページございました。先ほど議長からもありまし たが,答弁は簡潔にということなので。ただこれを考え ますと質問がちょっと要領を得なかったのでこうなった のかと思いますので,本日の質問に合わせて前回の質問 の補足をさせていただきます。一応5分以内に終わるつ もりでございます。都薬の平成6年の都薬分業予測から 見ると,昨年10月は分業実施率は3.3%処方せん受け取 り率は上回っているが,偏差が大きく,薬局の内部的に 特定薬局以外はますます厳しい現状にあると思い,好調 な実施率の向上も5年前にお亡くなりになりました鈴木 輝一先生の対外的なパフォーマンスを念頭に思い浮かべ るものですが,また,内部的には東大好仁会閉鎖に伴う 薬局の調剤技術研究会が,都内各支部の調剤技術の向上 に貢献した役割もまことに大きいものがあるだろう。
延々と今も続けられてございます。これらの今後の期待 と方向づけを都薬としてはどうお考えでしょうか,とい うのが前半の質問でございます。
次に前回の発言の補足をしたいと思います。分業実施 率が予想よりも高くなって,従来潜在技術料の対象とな っていた医薬品が薬局の手にどんどん戻りつつありま す。医薬品は長らく潜在技術料追求の道具とされてきた のですが,本来の医薬品の機能に正常化させないと分業 の功罪が問われるだけに大きな問題になりかねないと考 えております。医薬品の再評価もすでに30年の歴史を重 ね,効能効果が削除されて,一夜明ければ無効医薬品に なり変わる作業が続けられております。不思議なことに
その無効医薬品の功罪を天下に公開して関心を集める肝 心の段階が勢いが非常に少ない,あまり目に止まらない ということでございます。その結果,医薬品産業につい てはバブル経済が継続しているような,非常にご安泰な 現状にあります。医療費の削減が叫ばれております。薬 剤費の低額化は私たち薬剤師にとって大きな課題となっ ており,分業の進展に伴って大きく期待されているとこ ろでもあります。これらの薬剤師の役割を考えるとき,
無効医薬品が関係していた薬物療法やら,潜在技術料追 求の道具とされてきて,歪められた薬物療法を私たちの 手によって指摘是正し,それらの正常化の情報を徹底さ れる方向に活動する必要に迫られていると考えておりま す。腰砕けになった参照価格制ですが,現行の体制で銘 柄別から一般名方式に切り換えていくだけで大きな成果 が期待できるのではないか,というふうに考えておりま す。そうすれば薬局の負担も軽減されて,今急成長して いるグループチェーンの急成長の歯止めもされる結果に なり,一般会員にとっても大きな福音になると思ってお ります。どうぞご考慮いただきたいと思います。以上で す。
嶋田勝一常務理事 東京都薬剤師会の分業対策につい て,というご質問ですが,分業がどんどん進んできたが その恩恵を被っている薬局,それを特定薬局と言われて いると思いますが,しかし多くの薬局はやはりその恩恵 を被っていないではないか,そして今後そういった中で 都薬としてはどうしていくんだ,というふうなご質問に 私は受け取ったわけですが,またご異議がございました ら,後ほどおっしゃっていただければと思います。
1つは過日の基準薬局の中央研修会で初めてご講演を お願いした日薬の佐谷会長のお話の中で,我々が実践す べき7つの項目を挙げられました。基準薬局には,ぐる ぐる回る「基準薬局の看板」を置いてくれ。そしていろ いろ問題はあるんですよ,われわれから考えましても。
しかしながらそれをそうしてくれ,と言うということは,
いわゆる中世期のヨーロッパのギルドのように,国民に 自分たちの職域というものを主張する,あるいは知らし めるという意味の方向づけといいますか,そういった看 板の掲示によって我々の存在を国民に知らせようという ことを主張されたわけです。それは非常に今,分業が進 んできた結果,薬剤師叩き,分業叩きというものが,先 生方が思っている以上に強烈に迫ってきているわけです が,このことに私たちがきちっとした対応をしていくに はどうしたらいいのか,というところが一番の今,日 薬・都薬の抱えている問題でありまして,これが東京都 だけしっかりやっていけばいいという問題ではなくて,
全国の薬局薬剤師,あるいは病院薬剤師が一丸となると いうか,1枚岩になって対応していかなければこの危機 は乗り越えていけない,という危機感というものを私た ちは感じるべきであります。従いまして,それを解決す るために第一に行っていくべきことは,基準薬局という ものをしっかりと国民あるいは都民に宣伝していくこと が大事であり,そういった中で,この薬局ならばきちっ と処方せんを受けていただけるんだという,いわゆる薬 局の区別といいますか,厚生省の方はそういった国民が 見分けられるようなそういった区別,あるいは差別をし てくれ,こういうふうに言っているわけです。その厚生 省の方は技官の方ですが,ある薬局へ処方せんを持って