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第2節 第3学年単元「農家のしごと」の分析
本節では,教育実地研究における単元「農家のしごと」について,教科書4社5冊(東 京書籍・教育出版,光村図書,日本文教出版2冊)を分析する。尚,連携協力校は東京書 籍を使用している。はじめに,教科書の全体像から,対象となる単元を抽出し小単元の構 成を見ていく。つぎに,各社の単元についての主発問や掲載されている資料について考察 する。最後に,加西市から出されている副読本「わたしたちのまち加西」の対象となる部 分についての構成を分析,比較する。
1 小学校社会科の教科書から単元抽出
中学年の社会科教科書は,3・4年でひとつにまとめられている。今回は3学年に絞っ た授業開発を行うので,「上巻」に絞って比較した。表3が示しているように,主に小単元 が3つで構成されており,商店学習後に「食」を扱った授業を展開している。さらに詳し
く見ていくために,それぞれの内容を表にまとめた(表4)。
表3 小学校社会科の教科書比較
璽四囲糖
Vしい社会3・4上
敏青口角
ャ学杜会3・4上
先村図書
ミ会3・4よ
巳本文徹出賑
ャ学牡愈3・碑上
8本文徹出ほ ャ学生の魅盒3・4上
墲スしたちの土地 わたしの蜜ちみんなの家ち もっと知りたい再んなの塞ち たんけん、二見.わたしたちの塞ち わたしたちの住んでいると二る わたしの像O塞ちどんな塞ち
①学絞の塞わり A市の櫛子
①わたしたちの塞ちはどんなま Aわたしたちの市の権子
①わたしたちの塞ちって、どんなまち Aわたしたちの塞ちの塞わりは、どんなまち f凋ぺようわたしたちの粛のこと
①わたしたちの鶴のようす Aわたしたちの布のようす
①学後のまわりは.ど臆ようすなの A市のようすは、どうなっているの
はたらく人とわたしたちのくらし 躯そうわたしたちの買し噛 昆つけたよ.塞ちO人たちの仕事 くらし鍵さえる鶴ではたらく人びと はたらく人とわたしたもO《らし
①店ではたらく人 A■軍⑩憧曝
①翼い物鯛べをしよう A髄日べに行こう B上手な買い物をするために
①箆つけようわたしたちのまちのお店
A●瀧ようもOO胃て彪サ、俸旗りしている人たちω8い
①駅はたらく人びとの仕事 A鱈ではた6く人怖事
①店の人は、どんなくふうをしているの F髄つ《6人は.どんなくみう壷してい60
かわってeた人々O《らし 購ぺよう制つくる仕事 曾っておもしる」、 今にO二る曾とくらしのうつりかわり 費鉾くらしを守る仕事
①古い遭具と讐のくらし Aのこしたいもの、つたえたいもの
¢しゆう鶴・をつく国津 怩ルう駅慌つくる穀O
①みんなでさがそう.曾のくらし A鱒やしって、何だるう
①脅の二日と人びとのくらし A曹からつたわる行亭
①火事から人びとをどう守るの Aじこやじけんから人びとをどう守るの
さぐってみよう1鴨くらし
①塞ちの人たちが受けつぐ行事 A曾の道貫とくらし
表4 「食」を扱う小単元の構成比較
璽轄糖 館出ほ 覚村闘 日本頬出賑 日本頬雌
腿の仕事 ほ燃駅る筐事 毒えようも⑩壷冑てたり、露つたりしてし闘5人たち0駆、 霞蹴ら《人び撤事 髄つくる人鼠どんな伝胤。喝。
わたしたちの市でつく旅るや額 猷が訳って幡の櫨 まわりに家がたくさんある潔こほく場が騒なんて、ふしぎだな ①田糊想ど穂ものが鮒してい鋤農家や工場で1ま.どのようにして、髄つくっているのでしょうか,
まが物幽こ脚脳、てみよう 栓秘ん。ほ刺うづ(り どうやつ赫鶴てO、るω純 贈なとこるで悸ら摘雛収だ樋 いちごができ蘇で
ね響鵬り然 防具⇔恢りの㈱ 承堪目口《ど耀二とが分加たかな わたしたちの施《軌てし喝いちご いちご曰くえ く赫がいっ出ゆま劃ねぎづく研 回れんそ強ゆ債 旺く場のたいひ怯どこで,どのようにつかわれているのかな ⑳ちご1だのように俸軌て喝帥 おし騨いちごをXるため1:
稜ねぎと各ねぎ 栓本さんの馳 まわりにお店がない剛こ、どうして、わざわざお審さん醒るのかないちご制の搾 勧しができるまで
いよいよとり入れ どんなアイスクll一ムが鍋のかな 鞍さんのいちご制 仕入幟と、送り先
アイスクリーム,はどうやって惇肋るのかな な薙獣蘇での重事のくふう おいしいおかしをつくるくふう どんな輔斜搬っているのかなどうやって亮っているのかな 褒鱒酬蜘繭1二勲つける㈱
ど施て、も焚俸硝灘騨繊ゆかな ⑳ちこはどこへ郡摘のか いちごのたび細ぺよう
光村図書の「牛」を主とした教材として設定し,堆肥利用面で農家の工夫,乳加工の面 でアイスクリーム工場の学習を展開は特徴的である。また,日本文教出版「小学社会3・
4上」では,小単元をさらに細かく分類して展開していることが特徴的である。また,5 冊中,4冊は農家にスポットをあて,「ねぎ・ほうれんそう・いちご」といった具体的な「食」
扱っているのが分かる。
2 単元の発問および資料について
各教科書会社では,小単元ごとに問いを記載している。問いは,6WIHで構成されて いる。この内,「when==いつ, where=どこで, who =だれが, what=なにを」について は事実的知識を問うものである。「why=なぜ」は関係的知識や概念的知識(説明的知識)
を問うものであり,「how=どのように」はこれらの中間の問いとして存在する。「which
=どちら」は規範的知識への問いとなっている。授業を構成する中心となる問いはWhy の「なぜ疑問」である。これらの問いの流れを見ていく。
また,社会科は資料が重要である。写真や絵,グラフや地図等どのような資料が使われ ているのかについて見ていく。
○東京出版 新しい社会3・4年上 2はたらく人とわたしたちのくらし 2農家の仕事:
小単元 主発問 グラフや写真等の特記事項
①わたしたちの市でつく わたしたちの市では,どんな ・スーパーマーケットで られるやさい 作物がつくられているので 売られているまがりねぎ
→つかむ活動 しょうか。(What) の写真
・学びのポイント
・わたしたちの市でつく られる主なやさい(地図
と絵)
・学び方コーナー(棒グラ フの読み取り:市の主な やさいのとれ高)
・補助発問(まがりねぎ は,まがっていると何か いいことがあるのかな)
②まがりねぎについて聞 まがりねぎは,どのようにし ・補助発問(ねぎがまがつ いてみよう てつくられているのでしょ ているのは,どうしてで
→つかむ活動 うか。(How) すか)
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・農業協同組合の大友さ
→学習問題 んの話
農家では,どのようにまが ・学びのポイント
りねぎをつくっているの ・まがりねぎができるま
でしょうか での様子(写真)
・新たな疑問(①ねぎを横 にねかせるのはどうして だろう②ねぎがまがって いることと,何か関係が あるのではないかな③お いしくするためのくふう がいろいろありそうだ
よ)
・見学メモ
③ねぎ畑に行ったよ 畑では,どのようにまがりね ・作業の様子(写真)
→調べる活動 ぎがつくられているのでし ・学びのポイント
ようか。(H:ow) ・ねぎ畑の位置(地図)
・補助翼間(①水のような ものをかけているけど,
何をしているんだろう② ぬいたねぎをねかせて土 をかけるのはどうしてか
な。)
・学び方コーナー(見学の しかた:観察→質問→ふ れる→記録)
④くふうがいっぱいのまが まがりねぎづくりには,どの ・学びのポイント
りねぎづくり ようなくふうがあるのでし ・土をもり上げるわけ(質
→調べる活動 ようか。(What) 問:つちをもり上げたと ころにねぎが植えられて いるのはなぜですか。)写 真あり
・虫がつかない訳(畑に何 をかけているのですか。)
写真あり
・きかいを使うわけ(きか
「はどんなものを使いま キか。)写真あり
Eねぎをねかせるわけ(ぬ
「たねぎをねかせて,土 かけるのはなぜです
ゥ。)写真あり
⑤秋ねぎと冬ねぎ
@→調べる活動
農家では,1年間でどのよう ノ仕事をしているのでしょ
、か(H:ow)
・栽培こよみ(写真)
E学びのポイント Eビニールハウスの写真 E補助発問(ビニールハウ
Xもあったけど,どのよ
、につかっているんだろ
、)
E関内さんの話
Eことば「自然のめぐみ」
⑥いよいよとりいれ
@→まとめる活動
とりいれたまがりねぎは,ど アに送られるのでしょうか。
iWhere)
・とり入れの写真
E皮むき,箱詰め作業の写
^・学びのポイント
Eまがりねぎの送り先
@(絵)
E関内さんの話 Eポスター作り
⑦発展学習(まとめ)
@仕事マップをつくろう
@→調べたことをカードに
@書いて発表し,マップを
@つくる活動
・調べたカード
Eことば「品しつ,産地,
Tービス,地いきこうけ
,自然のめぐみ,原料」
E仕事マップの例示
単元全体の流れとして,「つかむ→調べる→まとめる」となっている。主発問の流れは
「what→how→how→what→how→where」としている。 Whyの発問は小単元②③④の 補助発問の中に含まれている。まとめの活動はマップ作りになっている。資料については,
棒グラフを扱っていることが特徴的である。
(写真:23枚 地図;3枚 グラフ:1 表:0 対系図などその他:0 人の話二3)
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