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藻 縄 讃 耀
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0 10cm
一
図103 2層検出遺構平面図(縮尺1/400)
畝状遺構
調査区全面で南北方向の畝状遺構を検出した。検 出レベルは標高3.5〜3.6mを測る。畝幅0.6〜1.4 m、畝の間隔は約0.5m、高さは0.15mである。全 体として09−90ライン以西が畝幅が広く、東側が狭 い。本遺構の時期は近代に位置づけられる。(岩崎)
7.その他の遺物
a。鉄淳
本調査地点では、表3に掲げたように、鉄津が比 較的多く出土している。これは津島岡大遺跡の既調
0 10cm 図104 溝43出土鉄淳(縮尺1/3)
表3 第19次調査出土鉄澤観察表
層位 区・遺構 大きさ(cm) 重さ(9) 備 考 層位 区・遺構 大きさ(cm) 重さ(9) 備 考
9層 2.3×2.7×2.1 10
10層 溝13 12.4×6.8×7.5 340 製錬津か?図
P04・図版21−1 2.5×2.2×1.7 5
4.5×4.0×3.0 40 3.3×2.3×2.2 5
10層 2区 3.3×3.0×2.8 20 8b層 1区 5.5×4.3×3.0 60
3.8×2.9×1.8 10 3.7×2.9×2.0 20
4.4×2.9×3.1 20 4.0×2.8×3.0 20
3.0×2.0×2.2 10 8b層 2.5×2.4×L9 10
2.9×2.4×1.9 10 8b層 1区 6.2×5.1×5.5 120
3.1×2.5×L5 10 3.3×3.0×2.5 20
2.5×1.3×1.6 5 8b層対応 2区 2.7×2.9×2.9 20
9層 溝134 4.0×3.0×2.8 30 2.6×2.2×1.7 10
2.5×2.6×1.6 10 8・8b層・ 2区 4.4×3.2×L5 20
9層 溝36 4.6×4.2×3.4 60 3.7×3.5×3.5 30
3.7×3.5×2.2 30 3.6×3.9×1.6 20
3.9×3.1×2.5 20 8層 2区 6.1×4.6×3.5 110
9層 溝i41 4.8×4.4×3.5 50 4.7×4.3×3.8 40
3.7×3.0×2.7 20 3.8×3.6×2.0 20
3.9×2.5×2.2 ユ0 2.7×2.8×2.5 20
溝43 6.1×4.6×3.4 50 4.9×2.4×2.0 20
6.5×4.1×4.2 60 2.8×2.2×2.0 10
4.7×3.2×2.1 30 8層 3.5×3.7×2.5 30
3.8×3.1×2.3 20 3.7×2.7×2.8 30
溝45 3.2×2.3×2.0 10 3.6×2.5×2.1 30
9層 溝46・49 7.9×4.0×4.2 160 椀形津 3.5×2.6×3.2 20 9層 溝二47 7.7×5.5×4.7 170 製錬津か? 8層 3区 5.0×4.8×4.2 100
7.7×6.4×4.1 110 4.7×5.1×3.3 70
6.8×4.8×4.9 130 3.9×2.7×2.8 20
4.3×3.3×2.8 20 6.7×5.9×5.5 150
9層 溝47〜49 4.9×3.4×3.0 40 6.9×3.3×4.3 110
3.9×3.8×2.7 30 4.3×4.4×3.3 60
3.3×2.6×2.8 20 4.3×3.1×3.0 40
3.2×2.1×1.9 10 3.3×2.3×1.5 10
3.1×2.1×1.6 10 3.2×3.0×1。9 20
2.8×1.7×L6 5 7・8層 6.8×3.3×4.2 110
9層 4区 4.5×4.1×3.1 50 4.4×4.5×3.4 60
9層 4.2×2.3×2.1 20 3.2×3.1×1.8 20
5.3×5.9×2.1 30 3.3×3.0×3.0 40
4.0×2.9×2.3 30 3.4×2.3×1.5 10
3.8×3.2×2.0 20 7・8層 4区 6」×5.3×3.7 140
2.7×2.4×1.6 ユ0 3.1×3.1×2.2 20
2.8×L7×1.8 10 7層 2.8×2.4×1.3 10
2.7×2.2×1.7 ユ0 4区 3.7×3.3×3.3 40
2.5×2.2×1.8 5
7層対応 V〜9層
東側溝 9.3×3.9×3.3 70
3.2×1.5×1.5 10 4区 3.5×2.9×2.2 20
2.8×1.7×1.7 5 6層 2区 3.4×3.ユ×0.7 10 鉄片
2.9×2.1×1.3 5 6層 3区 5.4×5.2×2.6 50
9層対応 4.4×3.9×2.4 50 3.2×2.4×2.ユ 20
5.3×3.9×3.6 60 5層 3.4×3.2×2.9 30
3.6×3.1×2.6 30 4〜7層 4区 4.4×4.2×3.5 90
3.8×2.8×2.5 20 2〜5層 2.6×2.3×2.0 10
4.2×3.6×2.1 20
査地点の中でも最も多い量である。10・9層の遺構と10〜3層の各包含層から出土している が、ここで一括して記載することとする。
まず遺構からは10層検出溝ll3、9層検出の溝34・36・41・43・45・46・47・49の各溝の埋土 中から出土している。時期は10層溝13は弥生時代後期、9層溝は弥生後期から古墳時代後期と やや時期幅がある。肉眼観察によると、全体として錆を吹いているものが大半を占めており、
鍛冶淳が主体とみられる。意味ある形状が残っているものはほとんどなく、わずかに溝49出土 の1点がいわゆる椀形津とみられる。図104は溝13出土鉄澤である。これと溝47出土の鉄淫の
合わせて2点には、溶岩状あるいは飴状の部分が認められ、錆が吹いていない。他の鍛冶淳と は異なる様相である。このような形状から製錬澤の可能性が考えられるが、不純物があまり含 まれていない等、いくつかの問題点が指摘される(1)。
古墳時代後期については、第10次調査地点で、住居祉から羽口が出土している他、炭焼成土 坑と考えられる遺構が検出され、鉄津の出土も包合層からみとめられる(2)。また本調査地点で
は特に調査区の南半に多く出土する傾向が認められる。以上の点を考え合わせると、本調査地 点と第10次調査地点付近一帯で鍛冶等に関連する作業が行われていたとの想定ができる。
出土鉄津の自然科学的分析はこれからであり、分析結果と今後の資料の増加をまってさらに 検討することとしたい。 (岩崎)
註
(1)岡山県古代吉備文化財センター 光永真一氏のご教示による。
(2)山本悦世 2003「H 津島岡大遺跡第10次調査」『津島岡大遺跡』11 岡山大学埋蔵文化財調査研究セン ター
鐸 畢 義 讃
b。本来の包含層から遊離した遺物(図105)
ここでは後世の撹乱等によって本来の包含層から遊離した遺物を掲載した。1は弥生時代前 期の河道から出土した縄文土器である。外面に沈線が1条みられる。2は弥生時代前期の貯蔵 穴6から出土した縄文時代後期前半の土器の口縁部で、口縁端部を肥厚させ、沈線を引き、口 縁部上面から沈線までの間にRL縄文を施す。3は弥生時代前期の土坑7から出土した縄文土 器の底部片である。内面にわずかに条痕が残る。4は中世の溝57から出土したサヌカイト製の 石核である。上面に原礫の自然面を残している。c面が素材剥片の主剥離面であるが、この石 核を用いて剥片剥離を行っており、主剥離面は打点付近にわずかに残るのみである。この石核 を用いた剥片剥離は、a面では上下両方向の側縁から、 c面では右側縁、左側縁から下端にか けての面から剥片剥離を行っている。 (野崎)
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0 10cm