章 3: Avaya one-X ® Mobile SIP for iOS の使用
クライアントアプリケーションにキーパッドが表示されます。
通話の管理
通話管理の概要
Avaya one-X® Mobile SIP for iOS アプリケーションの次の画面から通話を開始できます。
•ダイヤルパッド
•お気に入り
•履歴
•連絡先(ローカル連絡先および会社ディレクトリを含む)
デフォルトでは、アプリケーションは発信通話に主内線番号を使用します。 Communication Manager は、着信通話に使用する内線番号を決定します。 発信通話のみに対する主内線番 号を変更できます。
注
Session Manager は、各ユーザープロファイルについて一度に 1 つのみの登録デバイスを サポートしています。 ご利用の内線を使用して iOS クライアントアプリケーションにロ グインした場合、同じ内線を使用して別の SIP クライアントアプリケーションにログイン することはできません。 別のアプリケーションにログインしようとすると、アプリケーシ ョンによって iOS クライアントアプリケーションからログアウトされます。
関連トピック:
ダイヤル規則の設定 (33 ページ) ダイヤル計画図 (71 ページ)
ダイヤルパッドからの発信
このタスクについて
この手順を使用して、Avaya one-X® Mobile SIP for iOS の[ダイヤルパッド]画面から通話 を開始します。
手順
1. Avaya one-X® Mobile SIP for iOS 画面の最下部タブにある[ダイヤルパッド]を タップします。
2. 数値を入力します。
3.[発信]をタップします。
連絡先から電話をかける
手順
1. Avaya one-X® Mobile SIP for iOS 画面の最下部タブにある[連絡先]をタップし ます。
アプリケーションに[すべてのコンタクト]画面が表示されます。
2. 連絡先のリストから、通話する連絡先をタップします。
アプリケーションには、選択した連絡先の[情報]画面が表示されます。
3. 電話をかける電話番号をタップします。
会社ディレクトリから電話をかける
手順
1. Avaya one-X® Mobile SIP for iOS 画面の最下部タブにある[連絡先]をタップし ます。
アプリケーションに[すべてのコンタクト]画面が表示されます。
2.[グループ]をタップします。
アプリケーションに[グループ]画面が表示されます。
3. 設定されている LDAP アカウントの下の <グローバルディレクトリ名> をタップ します。
アプリケーションに[検索]画面が表示されます。
4. 電話をかける連絡先をタップします。
アプリケーションには、選択した連絡先の[情報]画面が表示されます。
5. 発信する番号をタップします。
通話の管理
[お気に入り]タブから電話をかける
手順
1. Avaya one-X® Mobile SIP for iOS 画面の最下部タブにある[お気に入り]をタッ プします。
アプリケーションに[お気に入り]画面が表示されます。
2. 発信する番号をタップします。
履歴から通話の開始
手順
1. Avaya one-X® Mobile SIP for iOS 画面の最下部タブにある[履歴]をタップします。
[履歴]画面には着信、発信、不在着信の一覧が表示されます。 各エントリには、
時刻、日付、および通話のタイプも表示されます。
2. 通話をタップします。
注
アプリケーションは、通話を発信または受信したときのモードではなく、現在 のモードを使用して番号にダイヤルします。
主内線番号を使用して電話をかける
このタスクについて
主内線番号は、電話をかけるためのデフォルトです。 Avaya one-X® Mobile SIP for iOS に は、主内線番号回線とブリッジ内線番号回線(あれば)がメニューに表示されます。
手順
1.[ダイヤルパッド]画面で、内線番号をタップします。
2.[回線を選択]ドロップダウンリストで、主内線番号にしたい回線をタップします。
クライアントアプリケーションが主内線番号をチェックマークで更新します。
3. 通話先の番号を入力し、[通話]を選択します。
ブリッジ内線番号を使用して発信
このタスクについて
システム管理者は、プロファイルに対してブリッジ内線番号を設定できます。 ブリッジ内線 番号の機能を使用すると、クライアントアプリケーションから発信する際に別の内線番号を 使用できます。相手側では、通話は別の内線番号から発信されたように表示されます。
手順
1.[ダイヤルパッド]画面で、内線番号をタップします。
2.[回線を選択]ドロップダウンリストで、発信に使用したいブリッジ内線番号回線 をタップします。
アプリケーションがブリッジ内線番号をチェックマークで更新します。
3. 通話先の番号を入力し、[通話]を選択します。
関連トピック:
ブリッジラインアピアランス (17 ページ)
会議コールを開始する
手順
1. 例えば、1 つの通話がアクティブで、他の通話が保留中のように、複数の通話が ある場合、アクティブな通話の[結合]アイコンをタップします。
アプリケーションでは、新しいウィンドウに[会議の相手]が表示され、保留中 の通話のリストが表示されます。
2. 会議を行う通話をタップし、[会議]をタップします。
アプリケーションによってすべての通話画面がマージされて 1 つの会議コール画 面になります。
注
会議コールは、ホストを含めて最大 6 人の参加者を収容できます。 6 人を超え る参加者を追加すると、アプリケーションによって会議コールは切断されます。
3. 会議を終了するには、[終了]をタップします。
通話の管理
着信通話の処理
手順
1. 着信呼に応答するには、[応答]をタップします。
•すでに通話中の場合、クライアントアプリケーションが現在の通話を保留に します。
•通話に応答している場合にミュージックプレイヤがオンのときは、アプリケ ーションによって音楽は保留になります。通話が終わると、アプリケーショ ンによって音楽が再開されます。
2. 着信呼を拒否するには、[不応答]をタップします。
アプリケーションによって[履歴]タブおよび Avaya one-X® Mobile SIP for iOS アプリケーションアイコンに不在着信通知が表示されます。
注
•赤色の線は保留中の通話を示し、緑色の線はアクティブなコールを示して います。
•別の通話に移るには、右にスワイプするか、ページセレクタを使用しま す。 左にスワイプすると通話画面に戻ります。
ブリッジアピアランスのアクティブな通話への参加
このタスクについて
次の手順を実行するのは、使用している内線番号の横のハンドセットアイコンがダイヤルパ ッド画面で緑色に変わった場合のみです。緑色のハンドセットアイコンは、通話がブリッジ にあることを示しています。
手順
1. ダイヤルパッド画面で、使用している内線番号の横のラインアピアランス矢印を タップします。
[回線を選択]ダイアログボックスに、内線番号、アクティブな回線、およびアク ティブなコールウェイティングがある回線にブリッジされたすべての回線が表示 されます。
2. 回線の横に[アクティブ]という文字の付いた通話回線をタップします。
アクティブな通話回線をタップすると、アプリケーションには通話画面が表示さ れ、通話に接続されます。
関連トピック:
Multi-Device Access のサポート (17 ページ) ブリッジラインアピアランス (17 ページ) SIP に携帯通話をハンドオフ (48 ページ)
通話の保留、保留からの通話の再開
手順
1.[通話の詳細]画面で、次の手順を実行して通話を保留にします。
一。通話を保留するには、保留アイコンをタップします。
二。保留中の通話を再開するには、通話再開アイコンをタップします。
同じ手順を使用して、会議コールを保留にし、保留中の会議コールを再開します。
注
Siri などの音声認識アプリケーションが起動されると、アクティブなコールは
保留になります。アプリケーションを閉じ、再開アイコンをタップして保留中 の通話を再開します。
2. アクティブな[通話の詳細]画面で、次の手順を実行して通話を保留にします。
一。アクティブなコールを保留にするには、通話のリストからコールアピアラン スをタップします。
二。保留中の通話を再開するには、コールアピアランスを再びタップします。
モバイルデータ通信に SIP コールをハンドオフ
前提条件
次の状態の場合にのみ、[携帯にハンドオフ]機能を使用できます:
•管理者が内線に携帯転送機能を設定済みの場合。
•管理者が Communication Manager で携帯内線番号を設定している場合。
•管理者が内線番号に自動除外機能を有効にしていない場合。
•手動でデスクフォンの除外機能を有効にしなかった場合。
このタスクについて
この手順を使用し、Wi-Fi ゾーンの外に移動するときに SIP モードでアクティブな通話をモ バイルデータ通信にハンドオフします。また、通話品質が悪い場合に藻通話をハンドオフす ることができます。 このシナリオでは、通話品質インジケータが次のメッセージを表示しま 通話の管理
ネットワークエラー: 通話の品質に影響を及ぼす場合があります。
手順
通話画面で、[携帯にハンドオフ]をタップします。
クライアントアプリケーションによって SIP コールが保留にされ、モバイルデータ 通信上で通話を受け取ります。 アプリケーションによって管理者がユーザーの内線 に EC500 番号として設定した携帯デバイスに携帯通話が着信します。
•通話に応答すると、クライアントアプリケーションによって SIP コールが切断 され、モバイルデータ通信を通して通話に接続されます。 モバイルデータ通信 へのハンドオフは通話を切断することなく数秒間で行われます。
•着信した携帯通話を無視すると、SIP コールは保留のままになります。 保留状 態から SIP コールを再開し、会話を継続することができます。
[携帯にハンドオフ] に失敗すると、アプリケーションによって次のエラーメッセージ が表示されます:
機能 (1) の起動中にエラーが発生しました。
VPN クライアントを使用してネットワークに接続していて、ネットワークに障害が 起こると、アプリケーションによって次のエラーメッセージが表示されます:
ネットワーク接続のエラーが発生したため、通話は切断されました。
注
次のシナリオでは、モバイルデータ通信へのハンドオフが遮断されることがあり ます。 その場合、クライアントアプリケーションは着信した携帯通話を内線に対 して設定されたボイスメール番号に転送します。
•ハンドオフが完了する前に別の通話を受信した場合。
•モバイルサービスネットワークが利用できない場合。
これらの場合、通話を手動で終了し、新しい通話セッションを確立します。
関連トピック:
通話のハンドオフのシナリオ (13 ページ) Lite モードと SIP モードの切り替え (38 ページ)
SIP に携帯通話をハンドオフ
このタスクについて
Lite モードでアクティブなコールが進行中のとき、SIP モードでその通話に接続できます。
その後クライアントアプリケーションが携帯通話を切断します。 Wi-Fi ゾーンに移動する場