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10. 知的財産に関する注意点

すべての日系進出企業は知的財産の侵害を受ける可能性があり、注意が必要 <調査>

進出の具体的検討に入るときに、自社の商標権(ブランド)や意匠権(デザイン)

が使用できるか調査をする(特許事務所等を通じて確認)

できれば進出国の主要言語で語感のチェックも行う

<登録>

進出先(含む輸出先)で商標権、意匠権など登録を行う

登録は現地法人ではなく、親会社(日本法人)で行う

中国では英文名のブランドは認知度が悪く、中国語でもブランド名(商標)

を取得することが必要

(日本でのカタカナ標記と同じ)

英文名称以外に中国語の名称でも調査が必要

代理店に商標を登録されたケース(ベトナムの事例)

現地法人と取引のある代理店に商標を登録された

⇒代理店の販売成績は良好で、現地法人が商標登録について話すのは、業績の低 下に繋がるため言い難い

ジェトロ「商標先行登録調査・相談」(中国限定、無料)

マドリッド協定議定書に基づく複数国への商標登録は特許庁のウェブサイトを参照

http://www.jpo.go.jp/seido/s_shouhyou/mado.htm

商標権を第三者に先駆け登録されたケース(中国の事例)

自社の商標権を登録する前に、第三者が先に登録していた

⇒第三者に商標を先に登録されると、自社商標を中国で権利化できないばかりか、

自社ブランドでの中国での販売が困難となり、商品名やパッケージの変更を余 儀なくされる

進出や輸出の前にしっかり調査をしておかないと、多額のコストを負担するこ ととなる

<模倣品を発見した場合>

① 被害の状況を調べる

② 第三者が判る様に、真贋の判定基準を用意する

③ 現地の知財専門の弁護士事務所と連携を取る

④ 出来る限り相手の特定をする(専門の調査会社を使う)

⑤ 関係官庁への協力要請

⑥ お客様への告知の検討

ジェトロ「模倣品・海賊版被害相談窓口」

ジェトロ「知的侵害調査費用の助成」

被害を受けた場合は、同業他社での実績のある弁護士を選ぶ方が、

知識があり有利

被害を受けた場合に相談できる窓口を確認しておく

資料集

1.

事業化計画(可行性研究)イメージ ※中国・上海の例

第一章 概論 一、独資経営企業名称

中文名称:○○(上海)□□ □□有限公司(以下、会社)

英文名称:○○(SHANGHAI)□□□□Co.,LTD.

会社住所:中華人民共和国上海市△△路××号 二、出資者基本状況

出資社名:株式会社○○(以下、出資者)

法定住所:日本国長野県△△市××番地

法呈代表:氏名:__________

職務:代表取締役社長 国籍:日本国

三、出資者概況

株式会社○○は__年に設立され、主として_______及びその関連部品の製造と販売に従事し ている。会社の登録資本金は___万日本円である。

現在その製品の販売地域は日本を始め、アジア各国等の国家および地域に渡っている。

___年度の生産量は____組に達した。

四、事業化調査報告書の作成の根拠

2005 年_月_日付上海市工商行政管理局の「○○(上海)□□□□有限公司」名称登記審査認定書。

五、会社設立の目的

会社設立の目的は、先進的生産技術並びに科学的管理方法を採用して、___及びその関連部品を生 産して販売し、顧客に対しては優良なサービスを提供することである。

六、会社の組織形態

会社の組織形態は有限責任会社とし、董事会の指導の下、総経理責任制を実施する。

第二章 経営目標 一、経営主旨

会社の経営主旨は、経済協力と技術交流の強化を基礎として、先進的技術・設備並びに科学的経営管 理手法を採用し、____及びその関連部品を清算販売し、製品の品質と価格等は国際市場での競争 力を有し、会社の経済的利益を向上させて、出資者に満足の行く経済的利益を獲得させる。

二、経営期間

会社の経営期間は 30 年とし、営業許可証の発行日より起算する。

経営期間満了時、延長を必要とする場合、董事会決議を経て、規定に基づき、延長申請手続きを実施 することが出来る。

三、経営範囲

会社の生産経営範囲は、____及び関連部品の生産と販売、並びにアフターサービスの提供である。

四、経営規模

年間売上高:___万日本円(第 5 年)

企業所得税:累損を消去して利益計上年度より起算して、第 1 年度、第 2 年度は免税。

第 3 年度、第 4 年度、第 5 年度は 50%免税。第 6 年目より企業所得税 33%として計算する。

経営利益:____万日本円(第 5 年)

五、会社総投資額と登録資本金

会社投資総額:_______万日本円 (JP¥____.-)

登 録 資 本 金 :_______万日本円 (JP¥____.-)

出 資 方 式 :出資者の全額日本円現金による出資。

出 資 期 限 :会社営業許可証取得後 3 ヶ月以内に 15%である_____日本円を払込み、残り の 85%である____日本円は営業許可取得後__ヶ月以内に払い込む。

資 金 調 達 :登録資本金と総投資額との差額である_____日本円については、会社が銀行 や親会社等に借り入れて解決する。

第三章 市場予測と製品計画 一、市場分析

国内外市場の前途:

1.国外市場:_____________________

2.中国市場:_____________________

二、製品計画

会社の代表的な製品____部品は、順次に中国生産に移管、販売する。各年度の経営計画は下記の 通りである。

第四章 市場予測と製品計画 一、生産フロー

主要生産フローは下図の通りである。

1._____部品 2._____部品 3._____部品 二、原材料

主要原材料とその使用量、特徴は以下の通りである。

三、設備と技術 1.設備

製品の品質を保証し、規定基準を達成して、ユーザーの需要を満足させる為、会社の資産に必要な製 造設備は中国国内外から調達する。会社が必要な設備は下記の通りである。

(1)__________________________________________

(2)__________________________________________

(3)__________________________________________

2.技術

会社で利用する技術は________技術で、出資者は部品の生産の先進技術を有する。会社は出 資者の成功体験と技術の直接利用により生産する製品は出資者の現有同類製品と同じ水準を達成す る。

第五章 生産用地とユーティリティ設備 一、生産用地

会社は上海市____の工場を賃借する。工場物件は上海市△△路××号に位置する。

建築面積___㎡とする。

賃貸借期間は___年である。期間延長することが可能。

二、ユーティリティ

会社は賃貸借した工場建屋において、中国の各関連規定に基づき、工場建屋を改装する。

ユーティリティ設備は以下の通り。

1.給水

会社の生産用水及び生活用水の必要量は最大___トン/日であり、このうち生産用水としては__

_トン/日、生生活用水としては___トン/日である。

給水は______の給水システムより供給される。

2.電気供給

会社の電気容量は___KVA であり、実際の負荷は___KW である。このうち動力用としては___

KVA、空調や照明用としては___KVA である。

三、消防

1.基本的状況

会社は工場を賃借する。会社が賃借する工場建屋は政府主管部門の規範設計に基づき建設され、完備 した消防システムが配備される。工場建屋並びに建築物の周囲、主要乾癬通路には屋外消火栓を設置 する。工場内には消火壁を設置して、各種の消火器も配備し、防火要求を達成する。

2.消防対策

(1)原則:防火に関する規定を厳格に遵守する。「予防第一、消火協力」の方針を貫徹し、効果的な 消防対策を講じ、火災により発生する危害を防止し減少させる。

(2)屋外消防対策:既に消防施設が完備されている。会社は家主に協力して日常の防火作業を実施す る。

(3)屋内消火対策:消防施設の整備を完全に実施する以外に、重要防火設備の分布状況に基づき、相 応数量の消防機材を設置する。

(4)組織的対策:会社は消防要因を置き、___の専業消防人員と、___公安局消防処の指導を受 ける。会社従業員には全員消防知識教育を実施し、必要な消防訓練を受けさせる。

四、環境保護

1.汚染源:________________________

2.対策法:________________________

五、労働安全

1.専門の安全生産委員会を設置し、適切に設備操作、生産環境及び従業員の安全、衛生教育指導を 図る。

2.定期的に職場安全パトロールを実施する。

第六章 組織機構と人員 一、董事会

董事会は会社の最高権力機構であり、会社の全ての重大事項を決定する。董事会は__名の董事で構 成され、全員出資者が派遣する。董事会には董事長1名と副董事長__名を置く。董事の任期は__

_年とする。

二、経営管理機構

会社は董事会の下に経営管理組織を置き、会社の日常経営管理業務に責任を負わせ、董事会の指導に よる総経理責任制を実施する。総経理1名、必要に応じ副総経理1名以上を置き、董事会が任命する。

その任期は__年とし、再任を妨げない。

正副総経理は出資者の推薦により董事会において任命される。

総経理は会社の日常経営管理業務を組織して指導し、董事会に対して責任を負う。副総経理は総経理 の業務に協力する。

組織機構の設置については、次図の通りである

○○(上海)□□□□有限公司生産経営機構総組織図

三、従業員数

会社の正常な生産経営期間の従業員数は___名予定し、このうち高級管理人_名(外国籍職員_名)、

管理人員_名、一般従業員_名とする。

会社が必要とする中国籍従業員は公開公募とし、試験合格後採用する。採用した従業員とは労働契約 を締結して労働契約制を実施する。従業員の採用、退職、報酬、労働保護、労働保険等の事項は、国 家関連規定に基づき実施する。

四、従業員の給与、保険、福利

会社従業員の給与基準、給与方式、ボーナス、手当等の事項は董事会にて討議し決定するが、現段階 で本プロジェクトの従業員の給与予測は暫定的に以下の通りである。

1.一般従業員 _____人民元/月・人 2.管理人員 _____人民元/月・人 3.高級管理人員 _____人民元/月・人

董事会

品質保証部 製造部 経理部 管理部

正、副総経理

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