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第 7 章 数式の組版 99

7.2 数式の出力

数式は段落の中に挿入する文中数式と別行に挿入する別行数式の

2

種類があります.別 行数式には番号付きで別行に挿入する

equation

環境と複数行の番号付き数式を出力する

eqnarray

環境などがあります.

7.2.1 文中数式

文中数式の出力には

3

通りあります.

$

数式

$

\(

数式

\)

\begin{math}

数式

\end{math}

どれも同じような動作をしますが,

‘\(

数式

\)’

で囲むものが簡単ですのでこれだけ使え ば良いでしょう.

math

環境などは記述量が増えるので使わなくても構いませんが,あまりに数式が長く なり見づらいときには

math

環境で入れ子にするとすっきりするかも知れません.

$a$2乗と$b$2乗を足したものは$c$2乗に 等しいということは\( a^2 + b^2 = c^2 \) 表せるが{\LaTeX}では

\begin{math} a^2 + b^2 = c^2 \end{math}

と書くこともできる.

a2乗とb2乗を足したものはc2乗に等し いということはa2+b2 = c2 と表せるがLATEXでは a2+b2=c2と書くこともできる.

上記の例においてハット

‘^’

は添え字の上付きの機能を持っています.

7.2.2 グルーピング

変数ax+y乗を出力するために

L

A

TEX

では一塊の要素を波括弧でグルーピングしま す.ここではべき乗を例にとって見てみましょう.

\( a^x+y \neq a^{x+y} \) ax+y,ax+y

グルーピングによって数式の要素を一つのグループにします.数式環境に限りませんが

L

A

TEX

では一つにしたい要素をグループとして扱い,波括弧でグループ化を行います.

7.2.3 別行数式

数式を別行に立てる方法は

L

A

TEX

では主に

3

通りあります.

$$

数式

$$

\[

数式

\]

\begin{displaymath}

数式

\end{displaymath}

これら三つの命令の前後で自動的に改行が入り新しい行から数式が出力されます.両方 とも数式を中央揃えで表示します.数式を左揃えにしたければ文書クラスファイルのオプ

ションに

fleqn

を指定します.上記の文中数式と同じで

\[

数式

\]

だけを使ったほうが簡

単です.

displaymath

環境は記述量が増えるので使わなくても構いません.あまりに数

式が長くなったときなどには使えるでしょう.

別行立て数式は \[ c^2 = a^2 + b^2 \]

のように自動的に中央揃えになります.

別行立て数式は

c2=a2+b2 のように自動的に中央揃えになります.

好き好き

L

A

TEX 2

ε初級編

7.2

数式の出力

7

別行立て数式は

\begin{displaymath}

a^2 + b^2 = c^2

\end{displaymath}

と書くこともできます.

別行立て数式は

a2+b2=c2 と書くこともできます.

7.2.4 番号付き数式

文書の中で参照するだろうと思われる数式には番号を付けます.そのような数式を番号 付き数式と呼び,数式が

1

行の場合は

equation

環境で出力することができます.

\begin{equation}

数式

\label{

hラベルi

}

\end{equation}

equation

で囲むことにより

1

行の番号付きの数式を出力することが出来ます.番号付

きの数式は基本的にラベルを貼ることが出来ます.ラベルの参照の仕方は

6.5

節を参照し てください.

\begin{equation}

a^2 + b^2 = c^2 \label{eq:equ}

\end{equation}

~(\ref{eq:equ}) よ り$c^2$$a^2+b^2$に 等 し い.

a2+b2=c2 (7.1)

(7.1)よりc2a2+b2に等しい.

7.2.5 複数行数式

\begin{eqnarray*}

左辺

& (=) &

右辺

\\

左辺

& (=) &

右辺

\end{eqnarray*}

流れのある複数行の数式や証明などでイコール

=

の位置を揃えるときは

eqnarray*

環 境を使用し,これを複数行数式と呼びます.この環境は任意の行数で

3

列の行列に似てい ます.必ず

1

行にはアンド

‘&’

が二つ,行の終わりには改行

‘\\’

を書きます.ただし最 終行には改行を入れません.また各列における成分は省略することが可能です.

\begin{eqnarray*}

f(x) & = & x^2 \\

f’(x) & = & 2x

\end{eqnarray*}

f (x)=x2 f0(x)=2x

7.2.6 複数行番号付き数式

後から参照するだろう複数行の数式には番号付けを行います.これを複数行番号付 き数式と呼び,

eqnarray

環境を使って記述します.書式は

eqnarray*

と同じです.ラ ベルは

1

行ごとに改行

‘\\’

の前に貼ることが出来ます.また番号を出力したくない行 は

\nonumber

命令によって番号を振らないこともできます.

\begin{eqnarray}

f(x) &=& x^2 \label{eq1}\\

f’(x) &=& 2x \label{eq2}\\

\int f(x)dx&=& x^3/3+C\nonumber

\end{eqnarray}

(\ref{eq1})を微分したものが式(\ref{eq2}) ある.

f (x)=x2 (7.2)

f0(x)=2x (7.3)

Z

f (x)dx=x3/3+C (7.2)を微分したものが式(7.3)である.

複数行数式はすでに数式モードになっていますのでそれをさらに数式環境で囲むなどの 処理をしないでください.くれぐれも最終行に改行を入れないでください.