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各 JI 監督委員会での主なポイント

ドキュメント内 第1章 2010年度のCDM運営動向 (ページ 93-116)

第 2 章 JI 事業審議に関する調査・分析、課題の抽出、今後の在り方についての検討

2. 各 JI 監督委員会での主なポイント

<JISC36>

○ JIガイドラインのレビューに関するJISC勧告

JISCにおいて、JIガイドラインのレビューに関する議論の末、以下の点についてSBI へ提言がなされた。

• JISCによる各プロジェクトの適合性の審査

• JISCによるERU発行のレビュー

• 認定制度のCDMとの統合

• クレジット期間の延長

• JISCの判断に対する異議申し立て

○ 管理計画の採択

2015年のJISCの管理計画を採択した。

○ JIの将来の方向性について

将来のJIの方向性について以下の指摘がなされた。

• 現在、国際的な炭素市場において需要が無いことから、短期的にJI の活動が活発 することはないと予見している。

• 2020 年以降はより多くの国々が排出削減目標を掲げることになることから、そう した中でJIが有効な排出削減のメカニズムになるべきである。

• ただし、2020年以降の枠組みは2015年12月にパリで合意される予定であるため、

現段階で新たな枠組みにおけるJIのあり方について議論することは次期尚早であ る。現段階としては、引き続きCDM理事会との議論を継続する等、引き続き検討 を続けることとする。

<JISC37>

○ JIとCDMの認定制度の統合

JIとCDMの認定制度の統合が決定された。今後はJIの認定制度がCDMの認定制 度に依拠する形で統合され、既存のDOEはAIEとして活動することが認められるこ ととなった。これに伴い今後の作業として以下が決定された。

• JIとCDMの認定制度の統合について関係機関に通達すること

• AIEとして活動する意思のあるDOEはその旨宣言すること

• DOEとAIEは同じセクトラルスコープで活動すること。ただし、CDMのセクト ラルスコープ16はJIに存在しないため、このセクトラルスコープのDOEはAIE として活動することが認められない

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• JI認定パネルは終了し、パネルのメンバーを解任すること

• JI専門家ロスターを終了し、ロスターの専門家を解任すること また、今後の検討課題として以下が指摘された。

• DOEがAIEとして活動することによって生じる問題について

• DOEがAIEとして活動する経過を今後観察するが、必要に応じてJI独自の認定 制度の再導入の必要性も検討する

○ 管理計画及び二カ年計画CMPへの提案

、2016から2017年のJI二カ年作業計画及び管理化計画を採択した。この中で、京都 議定書の第二約束期間の終了まで、十分にリソースを確保していくことが留意された。

<JISC38>

○ JIとCDMの認定制度の統合

JIの認定制度がCDMの認定制度に依拠することとなり、11のDOEがAIEとして活 動していく意思を表明したことが報告された。また、認定制度の統合に伴う手続きの改正 が議論された。

○ JIガイドラインのレビューに関するJISC勧告

JISC ガイドラインのレビューについては、以下の二点について SBI に勧告がなされ た。

• ステークホルダーの懸念への対応

• AIEによるプロジェクト登録後の変更の優子か決定

○ 作業計画の採択

2016年のJISCの作業計画を採択した。

○ パリ協定におけるJISCの役割について

2015年12月にパリ協定が合意されたことを受け、パリ協定体制下におけるJIの役割 について議論が行われた。このなかで、JISCとしては、以下の点についてJIの有用性を 検討した。

• 持続可能な開発メカニズムを通じて、パリ協定6条4項の実施に貢献できる

• 各国の削減目標の野心向上に貢献できる

• MRV方法論等の知見の蓄積が豊富にある

• JIのインフラによりパリ協定の支援が出来る

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付録:2015 年度の JI 監督委員会報告

第 36 回 JI(共同実施)監督委員会 報告

第 36 回共同実施監督委員会(Joint Implementation Supervisory Committee、以下 JISC)会合が、ドイツ・ボンのUN Officeを会場として2015年3月12日~13日に開催 された。日本からは工藤拓毅・(財)日本エネルギー経済研究所地球環境ユニット担任補佐 が委員代理として参加した。

アジェンダ1 アジェンダの採択と会議の構成 アジェンダ1.1 開会

1. JISC事務局が開会を宣言し、下記第5パラグラフのアジェンダ2.1 メンバーシッ プにおける議長と副議長の選出に必要な定数を満たしていることを確認した。

2. Mr. Marko Berglund, Ms. Carola Borja, Mr. Yury Fedorov, Mr. Konrad Raeschke-Kessler, Ms. Irina Voitekhovitch及びMr. Albert Williamsgが欠席し、

各委員及び各委員代理の欠席の正当な理由が述べられた。

3. 下記の表1に今回の委員と委員代理の構成を示す。出席した委員には下線を付した。

表:第36回JI監督委員会出席者(委員アルファベット順:19名中14名出席)

加盟国区分 委員 委員代理

非附属書I国 Ms. Carola Borja

エクアドル

Mr. Carlos Fuller ベリーズ 附属書I国

(市場経済移行国)

Gherghita Nicodim ルーマニア

Mr. Mykhailo Chyzhenko ウクライナ 附属書I国

(市場経済移行国)

Mr. Piotr Dombrowicki ポーランド

Mr. Yury Fedorov ロシア

非附属書I国 Ms. Julia Justo Soto

(議長)ペルー

Mr. Komi Tomyeba トーゴ

小島開発途上国 Mr. Derrick Oderson バルバドス

Mr. Albert Williams バヌアツ

非附属書I国 Mr. Guoqiang Qian

中国

Mr. Chebet Maikut ウガンダ 附属書I国

(その他)

Mr. Konrad Raeschke-Kessler

(副議長)ドイツ

Mr. Marko Berglund フィンランド 附属書I国

(その他)

Mr. Hiroki Kudo

日本 空席

附属書I国

(市場経済移行国)

Ms. Veneta Borikova ブルガリア

Ms. Irina Voitekhovitch ベラルーシ 附属書I国

(その他)

Ms. Gertraud Wollansky オーストリア

Mr. Benoît Leguet フランス

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アジェンダ1.2 アジェンダの採択 4. JISCはアジェンダを採択した。

アジェンダ2 ガバナンスと管理事項 アジェンダ2.1 メンバーシップ

5. JISC は、京都議定書締約国会議(以下CMP)において選出された委員と委員代理 を歓迎した。また、Ms. Julia Justo Soto と Mr. Konrad Raeschke-Kesslerを2016 年の最初の会合の終了までそれぞれ議長と副議長に選出した。

6. JISCは新しい委員と委員代理の宣誓について留意した。

7. 各委員及び委員代理は、自身と JISC の議題が利害関係を持つ可能性のある点に関 する情報を提出し、JISCはそれらを検討した。

アジェンダ2.2 共同実施認定パネルの議長と副議長の選出

8. JISCは、Mr. Carlos FullerとMr. Benoît Leguetをそれぞれ共同実施認定パネル

(JI-AP)の議長と副議長に選出した。

アジェンダ3 業務実施計画 アジェンダ3.1 審査機関の認定

9. JISCは、下記の独立審査機関(AIE)による認定の自主的撤退要請に関するJI-AP の通知に留意した。

JI-E-0013 “Swiss Association for Quality and Management Systems ”

10. JISCは、AIE: “JI-E-0001DNV Climate Change Services AS”(DNV)の認定失効に 関するJI-APの通知に留意した。

11. JISCは下記のAIEによる定期実地検査の成果に関するJI-APの通知に留意した。

(a) JI-E-0009 “Spanish Association for Standardisation and Certification”

(AENOR);

(b) JI-E-0011 “TÜV NORD CERT GmbH” (TÜV NORD).

12. JISCはJI-APの委員の任期を1年間延長することに合意し、これまでの委員のサポ

ートに謝意を表明した。

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アジェンダ3.2 有効性決定と検証報告書

13. JISCは2014年9月15日付のトラック2のプロジェクト提出状況、有効性決定、

及び検証の状況について議論した。CMPの決定9/CMP.1の附属書(以下、JIガイ ドライン)第32パラグラフに則り、トラック2手続きの開始以来、322件のプロジ ェクト設計所(以下PDD)と1件のプログラム活動設計書(以下PoA-DD)が提出

され、UNFCCCのJIウェブサイトにおいて公開されてきた。JIガイドライン第34

パラグラフに則り、合計52件のPDDがUNFCCCのJIウェブサイトにおいて公開 された。そのうち51件が完了され、1件が却下された。

14. JISCは、JIガイドライン第 38パラグラフ にに則り130の検証報告書がUNFCCC のJIウェブサイトにおいて公開され、JIガイドライン第 39パラグラフに基づいて、

そのうちの129件が完了とされ、1件が撤回されたことに留意した。

15. JISCは、JIガイドライン20(a)、(b)に基づき加盟国から提出されたDFPの情報及 びJIプロジェクトの承認のためのガイドラインと手続きに関する報告書について留 意した。合計37の附属書I国がDFPについて申告しており、そのうち32の加盟国 がJIプロジェクトの承認のためのガイドラインと手続きを提出した。

16. JISC は、597件のトラック1プロジェクトがUNFCCCのJIウェブサイトにおい て公開され、そのうち548件がプロジェクト識別子を受領し、国際取引ログに提出 されていることに留意した。

アジェンダ3.3 JIの作業のための管理計画と資金

17. JISCは、附属書1の通り、2015年の管理計画を採択した。JISCは昨年のJISCで 合意した 2 カ年計画を含めた形で管理計画の作成したことについて事務局に謝意を 表明した。JISCは作業計画に則ってその義務を全うすることに合意し、引き続き資 金を有効活用しつつその職務を全うできる方策を探求していくこととした。

18. JISCは、JIの将来の方向性について集中的に議論した。その中で、以下のような議 論がなされた。

(a)JIの活動は京都議定書第二約束期間において大幅に減少した。これは主に京都議定

書の規則に従い現在加盟国がERU を発行できないこと、そして市場の需要が不十分 であることによる。JISCは、加盟国がJI以外にも多様な政策ツールを選択可能であ ることと、トラック1プロジェクトはJISC の管理下にあるトラック2プロジェクト とは異なり国際的な監視下にないことに対する懸念があることを認識した。JISCは、

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ドキュメント内 第1章 2010年度のCDM運営動向 (ページ 93-116)

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