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白木 夏子

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白木 :就職は考えなかったですね。国連や世界銀行などで積 むキャリアは特殊で、学業と経験の両方を踏まなければなり ません。最低でも大学院を卒業しなければいけないし、加え て現地でのインターンや国連の職員として 1 年、2 年、少し ずつ働いて経験を積み、徐々にキャリアを作っていくんです。

それを考えると企業で働いている時間はなく、必要とされる キャリアに集中しました。

野本:そのような考えを持つきっかけは?

白木 :短大生の時に国際機関で働きたいと考えたんですが、そ の時はまだ具体的にどうしたら働けるのか分かりませんでし た。2002 年にロンドンへ留学した時に、国際機関で働いてい る方にお会いする機会がたくさんあり、皆さんのお話を聞い ているとそのようにキャリアを積んでいたので、参考にして 同じ道を行こうと決めました。

私が力を発揮できる場所はどこか?

ものすごく悩み、苦しかった

野本:やりたいことがあっても、実際の社会でどうしていい のか分からない学生も多いです。白木さんはどうやってそれ を見つけられたのですか?

白木 :私も本当に自分がやりたいことを見つけられたのは 26 歳の時です。それまではなんとなく社会に良いことをしたい、

国際協力をしたいとは思っていたんですが、様々な機関があり ますし、学校なのか研究者なのか、道は無数にあります。ど こが自分にいちばん相応しく、どこで力を発揮したらこの世界 に最も貢献できるんだろうということをずっと考えていまし た。誰に聞いても答えは出てこないし、答えはありませんから、

ずっと自問自答していましたね。だから授業の中で国際協力に 2.HASUNAのジュエリー。現地の人々の誇りを輝きに変えて 3.ルワンダから入手する素材のひとつ、食用牛の副産物である角 4.ベリーズの貝殻研磨職人と。このような加工技術の向上を感じることが、白木さんにとっての無上の喜びだという(1、3、4: 本人提供)

ルワンダにて。ベルギーからの独立運動に端を発したルワンダのフツ族対ツチ族の内戦は、1993年、アルーシャ協定により和平合意をみるはずが、フツ族大統領の飛行機墜落事故で 死亡するとこれを機に内線が勃発、フツ族による少数派ツチ族(穏健派フツ族も含む)の100万人ともいわれる大虐殺が起きた(ルワンダ大虐殺)。1994年7月、国連介入により大虐殺が 終結。2003年には国民投票によって新憲法を採択し、ツチ族のポール・カガメ新政権が誕生する。カガメ大統領は、英・米・独との関係を構築するなど外交手腕を発揮。また内線中に海外へ 流出した人材(ディアスポラ)の帰国推進、国民の社会奉仕活動義務化などの政策を進めている。特にIT立国を目指し、2020年までに全ての小学生へのPC支給を目標とするなど、着実 な再建と開発が功を奏し、その成果は「アフリカの奇跡」と呼ばれ、世界の注目を集めている。日本は、1994年に約3ヶ月間自衛隊ルワンダ難民救援派遣(PKO)を行っている(本人提供)

白木 夏子

はたらくって何ですか?

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