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2.4. 実装が期待されるトランザクションと想定される利用シーン

2.4.9. 画像の登録

地域医療連携システムに画像を登録する際の IHE 統合プロファイルの利用シーンを示す。登録時に患者が 地域患者 ID を持っているか否か、持っている場合は、画像登録時に地域患者 ID が分かっているか否かの違 いにより、a)から d)の4つのユースケースを示す。さらに、a)と b)の 2 つのユースケースについては、《画 像ドキュメントソース》と《ドキュメントリポジトリ》の配置の違いによる実装形態のバリエーションも示 す。

a) 地域医療連携に初めて参加する患者の画像を登録する

<利用シーン>

診療所から中核病院への紹介時に、患者の同意を得た上で診療所で撮影した検査画像とレポートを地域医 療連携センターに登録・公開する。

a-1) 《画像ドキュメントソース》と《ドキュメントリポジトリ》が異なるサーバ、もしくはアプリケーシ ョン上に実装されるケース

本ケースでは、《画像ドキュメントソース》と《ドキュメントリポジトリ》が異なるサーバ、もしくは、

アプリケーションで構成されることを想定している。地域患者 ID と自院の患者 ID の関連付けが行なわれた 段階で《画像ドキュメントソース》から《ドキュメントリポジトリ》へ画像文書セットの提供と登録 [RAD-68]

により、対象の DICOM 画像が登録される。

【一般的なアクタの配置】

・センター側 《PIX マネージャ》、《ドキュメントレジストリ》

・医療機関 《患者 ID ソース》、《画像ドキュメントソース》、《ドキュメントリポジトリ》

※小規模医療機関の《ドキュメントリポジトリ》は、センター側に配置することも有り得る。

a-2) 《画像ドキュメントソース》と《ドキュメントリポジトリ》が一体実装されるケース

本ケースでは、《画像ドキュメントソース》と《ドキュメントリポジトリ》が一体実装されることを想定 している。《画像ドキュメントソース》と《ドキュメントリポジトリ》が一体で実装されるため、画像文書セ ットの提供と登録 [RAD-68]のトランザクションは発生しない。

【一般的なアクタの配置】

・センター側 《PIX マネージャ》、《ドキュメントレジストリ》

・医療機関 《患者 ID ソース》、《画像ドキュメントソース》、《ドキュメントリポジトリ》

※小規模医療機関の《ドキュメントリポジトリ》は、センター側に配置することも有り得る。

b) 自院のローカル患者 ID を地域患者 ID に関連付けし画像を登録する

<利用シーン>

中核病院から診療所に患者が戻った後、中核病院が検査画像を参照し経過観察ができるように、診療所で 撮影した検査画像を登録する。

b-1) 《画像ドキュメントソース》と《ドキュメントリポジトリ》が異なるサーバ、もしくはアプリケーシ ョン上に実装されるケース

本ケースでは、《画像ドキュメントソース》と《ドキュメントリポジトリ》が異なるサーバ、もしくは、

アプリケーションで構成されることを想定している。地域患者 ID と自院の患者 ID の関連付けが行なわれた 段階で《画像ドキュメントソース》から《ドキュメントリポジトリ》へ画像文書セットの提供と登録 [RAD-68]

【一般的なアクタの配置】

・センター側 《PIX マネージャ》、《ドキュメントレジストリ》

・医療機関 《患者 ID ソース》、《画像ドキュメントソース》、《ドキュメントリポジトリ》

※小規模医療機関の《ドキュメントリポジトリ》は、センター側に配置することも有り得る。

b-2) 《画像ドキュメントソース》と《ドキュメントリポジトリ》が一体実装されるケース

本ケースでは、《画像ドキュメントソース》と《ドキュメントリポジトリ》が一体実装されることを想定 している。《画像ドキュメントソース》と《ドキュメントリポジトリ》が一体で実装されるため、画像文書セ ットの提供と登録 [RAD-68]のトランザクションは発生しない。

【一般的なアクタの配置】

・センター側 《PIX マネージャ》、《ドキュメントレジストリ》

・医療機関 《患者 ID ソース》、《画像ドキュメントソース》、《ドキュメントリポジトリ》

※小規模医療機関の《ドキュメントリポジトリ》は、センター側に配置することも有り得る。

c) 地域患者 ID を問合せし、ローカル患者 ID に関連付けし画像を登録する

<利用シーン>

患者の転院に伴い、過去の検査画像を転院先の病院で参照可能にする。転院先では地域患者 ID がわから ない場合に地域患者 ID を検索する。

本ケースでは、《画像ドキュメントソース》と《ドキュメントリポジトリ》が異なるサーバ、もしくは、

アプリケーションで構成された例を示すが、a)や b)と同様に、《画像ドキュメントソース》と《ドキュメン トリポジトリ》を一体実装する実装形態も許容される。

【一般的なアクタの配置】

・センター側 《PIX マネージャ》、《ドキュメントレジストリ》、《患者基本情報サプライヤ》

・医療機関 《PIX コンシューマ》、《患者基本情報コンシューマ》《患者 ID ソース》、《画像ドキュメント ソース》、《ドキュメントリポジトリ》

※小規模医療機関の《ドキュメントリポジトリ》は、センター側に配置することも有り得る。

d) 地域患者 ID が関連付けされているローカル患者の画像を登録する

患者が地域医療連携システムに参加しており、既に地域患者 ID と関連付けがなされている患者の画像を 地域医療連携システムに登録する。

<利用シーン>

診療所から中核病院へ検査の依頼を行い中核病院で実施した検査結果画像を診療所から参照する。