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2.4. 実装が期待されるトランザクションと想定される利用シーン

2.4.11. 画像の検索と表示

で利用したいケースもありうる。その場合には、b)のパターンで実装する。

いずれの場合も、画像の取得方法として RAD-55 と RAD-69 の 2 つのトランザクションを使用することがで きる。これらのトランザクションは、表 2-4 に示す通り、地域間連携での画像共有範囲と取得画像の形式 により使い分ける必要がある。JPEG 等の非 DICOM 画像データを取得する場合は RAD-55 を使用し、DICOM デー タを取得する場合は、RAD-55 と、RAD-69 の両方を使用可能である。ただし、地域医療連携システム間で画 像共有を行うためには、XCA-I 統合プロファイルで使用されるRAD-69 を実装する必要がある。これらを踏ま え、各地域の利用状況に応じて使用するトランザクションを選択すること。

表 2-4 画像取得に関するトランザクションの使い分け

画像共有の範囲 DICOM データ JPEG 等の非 DICOM 画像データ 地域医療連携システム間 RAD-69 -

医療施設間 RAD-55/RAD-69 RAD-55

a) 《ドキュメントコンシューマ》、《画像ドキュメントコンシューマ》が Web アプリケーションとしてサー バ側に実装されている場合

【一般的なアクタの配置】

・センター側 《ドキュメントコンシューマ》、《画像ドキュメントコンシューマ》、《ドキュメントレジス トリ》、《画像ドキュメントソース》

・医療機関 《画像ドキュメントソース》、《ドキュメントリポジトリ》

※1 小規模医療機関の《ドキュメントリポジトリ》は、センター側に配置することも有り得る。

※2 《画像ドキュメントソース》は医療機関側とセンター側のどちらにあっても構わない。

<利用シーン>

診療所等から地域医療連携システム上に登録された画像をブラウザを使って参照する。

b)

《ドキュメントコンシューマ》、《画像ドキュメントコンシューマ》がクライアントで実装されている場 合

【一般的なアクタの配置】

・センター側 《ドキュメントコンシューマ》、《画像ドキュメントコンシューマ》、《ドキュメントレジス トリ》、《画像ドキュメントソース》

・医療機関 《ドキュメントリポジトリ》

※ 小規模医療機関の《ドキュメントリポジトリ》は、センター側に配置することも有り得る。

<利用シーン>

オンライン PDI や遠隔画像診断等、画像参照側で DICOM データそのものを利用するために画像データを取 得する。

《ドキュメントコンシューマ》、《画像ドキュメントコンシューマ》を情報参照施設に配置した場合の実装 上の留意事項については「8.12 コンシューマを情報参照施設に配置した場合の留意点」を参照のこと。