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ロ﹀腎ロミ)によると︑燃料のうち最大三
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%
が未燃焼のまま排出されるといいます︒例えば従来型二ストローク・エンジン搭載の水上バイクが一
日三
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リットルのガソリンを消費すると︑最大で九リットルが未燃焼として排出されることになり
ます
水上バイクから発せられてきた排気ガス臭の正体は︑こうした二ストローク・エンジンからでる︑ ω o
ベンゼン︑トルエン︑エチルベンゼン︑キシレン(総称して回叶同一円)や︑メチルタ1シャリ
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ブチルエーテル(冨寸回一開)です︒琵琶湖では︑一九九九年の運輸省(当時)の調査で︑水上バイクの活
動水域から環境基準の一・八倍ものベンゼンをはじめ︑これらのすべての物質が検出されています︒
このうちメチルタ
1シャリ
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ブチルエーテル(宮寸回一明)はガソリン添加物としてハイオクガソリンに添加される物質で︑水溶性が高く︑発ガン性の疑われる物質であり︑二
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二年ごろから販売は中止されました︒
従来型二ストローク・エンジンの排出ガスを減らすための技術として現在までのところ実用化さ れているのは︑触媒を使った方法と︑燃料の直接噴射方式です︒触媒を使ったシステムでは約四五
%を削減することができるといわれています凶o
燃料の直接噴射方式は︑メーカーによってその方 式は若干異なるものの︑電子的にモニターしながら排気プロセスが終わった後に燃料を燃焼室に直 接注入する方式です︒この方法では︑未燃焼燃料が排気として外に出る事を防げるため︑炭化水素
(出口)や窒素酸化物(ZOM)の排出量を従来型二ストローク・エンジンと比較して約七五%削減
できるといわれます問︒しかし直接噴射式であっても︑同じ馬力の四ストローク・エンジンと比べ ると︑二ストローク・エンジンからの排気は四倍多いとされます刷︒したがって︑水環境保全の視 点からは明らかに四ストローク・エンジンが好ましいことになります︒但し︑四ストローク・エン
ジンを搭載した水上バイクの販売は二
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一年頃からされるようになってきたばかりです︒
二ストローク・エンジンが四ストローク・エンジンに置き換わっていくことによって︑未燃焼ガ ソリンの問題は軽減されますが︑水上バイクからは︑ガソリンの燃焼後にベンゾ同ピレン等の多環
芳香族炭化水素(司﹀出印)も排出されることが指摘されています︒司﹀出∞にはベンゾ同ピレンなど
強い発ガン性物質も含まれ︑調査が行われた湖では一定の基準を超えるなど深刻な結果が報告され ていますむ今後は︑この問題についての早急な調査と対策が望まれるところです︒
海外と日本における対策 以上の問題以外にも︑水上バイクは安全面でも大きな問題を抱えています︒各地で︑水泳客やウ インドサーフィン客との衝突などの事故が起きています︒欧米では︑水上バイクの導入当初から騒 音や安全面から様々な規制が加えられてきました(一一
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頁表を参照)︒一九九O
年半ば頃に動力 船と水質汚染の関係が明らかになってきてからは︑特に飲料水を供給している湖・貯水池を中心に 水上バイクを含む動力船へのより厳しい規制が行われるようになってきました︒一九九九年五月に 米国の国立公園事務所
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が出した報告書は︑水上バイクの生物および人 体へのリスクを包括的に検討したもので︑この報告書を受けて二
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年に米国ではほとんど全ての国立公固ならびにレクリエーション地域において水上バイク一切禁止という方針を打ち出すこと になりました︒この報告書は水上バイク問題の重要な文献となっています?
現在︑世界各国でとられている対策を見ると︑湖の使用状況に合わせて︑従来型二ストローク・
エンジンを禁止し︑直接噴射式もしくは四ストロークなどより排出の少ない水上バイクのみを許可
しているケ
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ス(例︑タホ湖︑以下いずれもカリフォルニア州)︑一日の走行台数あるいは時間を制限しているケ
l
ス(例︑コヨl
テ湖)︑水上バイクの使用を一切禁止しているケl
ス(例︑キャニオン湖)など様々です︒前述の通り︑飲料水用の水源地となっているような湖では規制は特に厳
しく︑水上バイクのみならず全てのエンジンっきボlトの使用を禁止しているところが多いのが現
状で
す︒
その他にも消極的な対策としては︑飲料水の取水口となる付近でも航行を禁止することが考えら
れています︒また︑ある種の℃﹀国は浅瀬では光化学反応を起こし毒性が増すことがわかってきて
いるので︑取水口の位置を光の届きにくい深さにまで移すことも考えられています問︒
これに対し︑日本では対応が遅れています︒対応が遅れたのは決して問題の所在がわからなかっ
たからではありません︒日本でも一九九八年から一九九九年にかけて近畿の水道金業管理者からな
る淀川水質協議会が水上バイクによる水質汚染問題を提起し︑これを受けて一九九九年に︑旧運輸
省海事局船舶安全課を主管として﹁マリンエンジン排出ガスの水質影響調査委員会﹂が調査を行っ
ています︒第一の問題は︑この調査委員会が水上バイクによる水質汚染の状況を把握したにもかか
わらず︑滋賀県等に報告しなかったことにあります︒この為︑滋賀県が琵琶湖で環境基準を超える
ベンゼン等が検知されていたのを知ったのは実に二年も経った後でした︒しかしその後︑滋賀県も
迅速な対応をとれず︑二ストローク・エンジンの規制を定めた条例が可決されたのは︑一一
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二年の九月のことでした︒しかもタホ湖(アメリカ・カリフォルニア州)などが一九九九年に一
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馬 力
以上の二ストローク・エンジンを直ちに規制したのに対して︑滋賀県の条例では五年の猶予期聞が
地 域 規制内容 資料 アメリカ・509の国立野生保護区のうち508の地区 水上バイク禁止 a アメリカ・375の国立公園地域(含レクリエーシヨ 水上バイク禁止 a ンエリア)のうち341(更に21の国立公園地域の
うち13ヶ所、 2002年4月現在)
アメリカ・カリフオルニア州 多くの貯水湖(アン 水ヒバイク禁止 b ダーソン・カレロ貯水湖、ロス・バケロス貯水湖、
サン・パプロ貯水湖など)
アメリカ・カリフォルニアナ1'1.キャニオン出日 水上ハイク禁止 (1991年6 b 月より)
スイス・すべての湖 水上バイク禁止 a
アメリカ・カリフオルニア州・サンフランシスコ市 海岸から1200ftでは水上 b
および郡 パ イ ク 禁 止 ( 例 外 あ り )
(1998年10月より)
アメリカ カリフォルニア州・マリン郡 すべての水域で水上バイク b 禁止 (]999年11月より) アメリカ・カリフォルニア州・コヨーテ湖 水上パイクは一日あたり最 b
大35台まで。 (20∞ 年5月 より)
アメリカ カリフォルニア什│・タホi胡 (a) 10馬力以上の従来型2 b ストローク・エンジンの禁 止。ただし帆船の補助エン ジンを除く。 (]999年6月 より)(b) 1999年l月27 日 以 前 に 購 入 さ れ た 直 接 噴射式でないエンジン、帆 船補助用従来型2ストロー ク エンジン、 10HP以 下 の従来型2ストローク・エ ン ジ ン 、 お よ びUSEPA お01基準だけを満たしてい るエンジンの禁止。 (2001
年10月より)
日本・琵琶湖 従来型2ストローク・エン C
ジン船の禁止 (2008年4月 より)
出典
a: The Conservancy of Southwest Florida. "Position Statement. Personal Watercraft,"
revised, February 22, 1999
b: California Department of Boating and Waterways, "Local Restrictions on Personal Watercraft and!or Two Stroke Engines" (http://www.dbw.ca.gov!mtbe̲list.htm) c 滋賀県琵琶湖のレジャー利用の適正化に関する条例
設けられ︑実際の規制は二
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八年からということになってしまっています︒結果︑二ストローク
規制だけ見ても︑ほぼ九年という﹁遅れ﹂が生じてきているのです︒
新しい時代の湖沼レジャー レジャーは人間の生活には欠かすことのできないものです︒しかしながら︑これまで見てきたよ うに︑そのレジャーが大きな環境負荷を生み出していることも事実です︒本章では琵琶湖に特にか かわりの深い﹁釣り﹂と﹁フレジャーボ
l
ト﹂の問題を取り上げましたが︑休日のドライブやスキ
ーなども環境へ負荷を与えるものであることは間違いありません︒
欧米では既にレジャーのあり方が問い直され︑新しいレジャーのあり方が模索され始めています︒
例えば︑スノ
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