第４章 生活排水処理基本計画
第２節 生活排水処理計画
合併処理浄化槽整備の推進
公共下水道の計画区域外においては、 し尿と生活排水処理を併せて処理できる 合併浄化槽の普及促進を図ります。
公共下水道処理区域外については、地域の実情も鑑み、可能な限り生活排水処理の 処理機能のある合併処理浄化槽の普及促進を図ります。
し尿・汚泥の適正処理
公共下水道の整備されていない地域で収集されるし尿や浄化槽汚泥は、 従来通 りし尿処理施設で受入れを行い、適正処理を行います。
公 共 下 水 道 処 理 区 域 外 の 地 域 で 収 集 さ れ る し 尿 と 浄 化 槽 汚 泥 は 、 従 来 ど お り 生 ご み・し尿処理施設で受入れを行い、 下水終末処理施設に移送後、 バイオガス化を行い、
有効利用と適正処理を図っていきます。
本計画の目標を次のとおり定めます。
生活排水処理率 99％以上
目標（平成 36 年度）基本方針２
基本方針３
２ 計画処理区域
生活排水処理基本計画の計画処理区域は、恵庭市全域とします。
表 4-2-1 計画処理区域
区 分 面 積 行 政 区 域 面 積 294.87 km2
計画処理区域 294.87 km
2
計 画 外 区 域 0 km
2
３ 生活排水の処理主体
本市における生活排水の処理主体は、下表のとおりです。
表 4-2-2 生活排水の処理主体
処理施設の種類 対象となる生活排水の種類 処理主体
(1) 公共下水道 し尿及び生活雑排水 恵庭市
(2) 合併処理浄化槽 し尿及び生活雑排水 個人等
(3) 生ごみ・し尿処理施設
し尿及び生活雑排水 (生ごみ)
恵庭市
４ 生活排水の処理計画 (1) 生活排水の処理の目標
本市の生活排水処理率は、現在、98％であり、これ以上の処理率上昇は容易に見込 めないレベルになっていますが、今後も下水道整備を本市の生活排水処理の抜本的対 策に位置づけ積極的に推進することで、生活排水処理率を 99％とすることを目標とし ます。
表 4-2-3 生活排水の処理の目標
（単位：人）
区 分
現在 平成 25年度
目標年次 平成 36年度
1.行政区域内人口 68,751人 68,765 人
2.計画処理区域内人口 68,751人 68,765 人
3.水洗化・生活雑排水処理人口 67,507人 68,052 人
4.生活排水処理率 98％ 99％
表 4-2-4 生活排水の処理の目標の内訳
（単位：人）
区 分
現在 平成 25年度
目標年次 平成 36年度
1.計画処理区域内人口 68,751 68,765
2.水洗化・生活雑排水処理人口 67,507 68,052
(1)合併処理浄化槽 794 1,224
(2)下水道 66,713 66,828
3.水洗化・生活排水未処理人口
（単独処理浄化槽）
145 145
4.非水洗化人口 （し尿汲み取り） 1,099 568
(2) 生活排水を処理する区域及び人口等
① 計画処理区域内人口
本計画では、ごみ処理基本計画と同じく、男女比率や出生率なども考慮した人 口問題研究所の予測値を行政区域内人口として用います。
② 公共下水道
市街化区域を中心とする人口密集地及び周辺地区を公共下水道処理区域としま す。公共下水道人口は、すでに 97％となっており、今後も同じレベルを維持して いきます。人口の増加に伴い、公共下水道人口も若干増加する見込みです。
③ 合併処理浄化槽
公共下水道処理区域外では、合併処理浄化槽の設置を促進します。平成 27 年度
〜平成 36 年度の期間に、163 基の合併処理浄化槽を設置する計画です。浄化槽 1 基当たりの処理人口は 2.5 人を見込んでいます。
④ 単独処理浄化槽人口
単独処理浄化槽人口は、約 145 人とほぼ一定で推移しており、今後もほぼ変わ らない人口であると考えます。
⑤ し尿処理人口(非水洗化人口)
し尿処理人口は、減少傾向にあり、今後、増加する見込みはほとんどないもの と考えられます。行政区域内人口から公共下水道、合併処理浄化槽、単独処理浄 化槽の各人口を除したものをし尿処理人口とします。
以上の計画から、 処理形態別人口の年度別推移を図 4-2-2、 表 4-2-5 に示します。
図 4-2-2 処理形態別人口の推移
表 4-2-5 処理形態別人口の見通し
（単位：人）
区分
H25
H26 H27 H28 H29
（実績）
１計画処理区域内人口 68,751 69,864 69,985 69,902 69,819 ２水洗化・生活雑排水処理人口 67,507 68,671 68,853 68,830 68,802
(１)合併処理浄化槽 794 817 864 912 959
(２)下水道 66,713 67,854 67,989 67,918 67,843 ３水洗化・生活雑排水未処理人口
145 145 145 145 145
（単独処理浄化槽）
４非水洗化人口 1,099 1,048 987 927 872
（生活排水処理率） 98.2% 98.3% 98.4% 98.5% 98.5%
区分 H30 H31 H32 H33 H34
１計画処理区域内人口 69,736 69,653 69,569 69,368 69,167 ２水洗化・生活雑排水処理人口 68,767 68,729 68,688 68,530 68,371
(１) 合併処理浄化槽 999 1,037 1,074 1,112 1,149
(２)下水道 67,768 67,692 67,614 67,418 67,222 ３水洗化・生活雑排水未処理人口
145 145 145 145 145
（単独処理浄化槽）
４非水洗化人口 824 779 736 693 651
（生活排水処理率） 98.6% 98.7% 98.7% 98.8% 98.8%
区分 H35 H36
１計画処理区域内人口 68,966 68,765
２水洗化・生活雑排水処理人口 68,212 68,052
(１) 合併処理浄化槽 1,187 1,224
(２)下水道 67,025 66,828
３水洗化・生活雑排水未処理人口
145 145 （単独処理浄化槽）
４非水洗化人口 609 568
（生活排水処理率） 98.9% 99.0%