3.1 Web 環境の構築と環境設定
HTML変換方式を使用するには、NetCOBOLをインストールしたサーバのWeb環境に、HTML変換方式固有の設定が必要です。
3.1.1 CGIのコピーとセキュリティ設定
NetCOBOLランタイムシステムのインストールフォルダ配下の以下のファイルを任意のフォルダにコピーします。
・ cobstrhtmc.exe (起動用CGI)
・ cobcomhtmc.exe (通信用CGI)
CGIをコピーしたフォルダのプロパティを開き、「セキュリティ」タブからCGIの実行を許可するグループ、ユーザーに「読み取りと実行」の許可 を追加します。
3.1.2 IISの事前設定
HTML変換方式を使用する場合は、事前に次のIIS の機能がインストールされている必要があります。
・ Web サーバ - HTTP共通機能 - 静的なコンテンツ
・ Web サーバ - アプリケーション開発 - CGI
・ Web サーバ - アプリケーション開発 - ISAPI拡張
IIS の機能をインストールする方法については、IIS のマニュアルを参照してください。
3.1.3 CGI用仮想ディレクトリの設定
下記の説明は、IIS 8.5での設定方法です。
1. [コントロールパネル]を開き、[表示方法]を「小さいアイコン」にして、[管理ツール]を選択します。
2. [インターネットインフォメーション サービス(IIS) マネージャー]をダブルクリックします。
→ IISの画面が表示されます。
3. ホスト名の「サイト」から「Default Web Site」を選択し、右クリックして表示されるコンテキストメニューから[仮想ディレクトリの追加]を選択 します。
→ [仮想ディレクトリの追加ウィザード]が表示されます。
4. 次に示す内容を設定して、[OK]ボタンをクリックします。
エイリアス: cgi-cobhtml
物理パス : CGIをコピーしたフォルダ
3.1.4 CGI実行許可の設定
1. IISのサーバホーム設定画面の[ISAPIおよびCGI制限]を開きます。
2. [操作]ウィンドウの[追加]をクリックし、以下のCGI実行許可を追加します。
ISAPIまたはCGIパス 説明 拡張パスの実行を許可する
cobstrhtmc.exeのパス MeFt/Web HTML変換方式起動用CGI チェック
cobcomhtmc.exeのパス MeFt/Web HTML変換方式 通信用CGI チェック
3. cgi-cobhtml仮想ディレクトリをクリックし、[ハンドラーマッピング] を開きます。
4. [操作] ウィンドウの [機能のアクセス許可の編集] を開きます。
5. [実行(E)] にチェックを入れ、[OK] ボタンをクリックします。
3.2 画面帳票資産の格納先の設定
アプリケーションが使用する、画面帳票定義体やウィンドウ情報ファイルといった資産の格納先を指定します。資産の格納先の指定は、
サーバのローカルパス指定で指定します。
ウィンドウ情報ファイルの格納先の指定
“入門ガイド”の“画面帳票アプリケーションの開発”で作成したアプリケーションでは、COBOL初期化ファイル(COBOL85.CBR)で、ファイル 識別名に対応するウィンドウ情報ファイルをフルパスで指定しました。しかし、HTML変換方式で運用する場合、ウィンドウ情報ファイルの 指定は、ファイル名のみでも指定可能です。
ファイル名のみで指定した場合、ウィンドウ情報ファイルの格納フォルダは、アプリケーション実行時の環境変数MEFTDIRに指定します。
参考
アプリケーション実行時の環境変数を設定するには、以下のような方法があります。
・ 実行用の初期化ファイルで設定する
・ システム環境変数で設定する
・ SETコマンドで設定する
システム環境変数およびSETコマンドで設定する方法は、“NetCOBOL ユーザーズガイド”の“実行環境情報の設定方法”を参照してく ださい。
画面帳票定義体の格納先の指定
画面帳票定義体の格納フォルダは、ウィンドウ情報ファイルのMEDDIRキーワードにてローカルパスで指定します。
MEDDIR C:\NetCOBOL\workspace\ADDR
画像ファイルの指定
画面帳票定義体には、画像ファイルを出力するための項目として「組み込みメディア項目」があり、プログラムの実行時にビットマップファ イルなどを画面帳票定義体に出力することができます。組み込みメディア項目に使用するビットマップファイルの格納フォルダは、ウィンドウ 情報ファイルのMEDIADIRキーワードで指定します。
また、画面定義体の背景にビットマップファイルを表示することもできます。画面定義体の背景に表示する画像ファイルを「背景メディア」と いいます。背景メディアに使用するビットマップファイルの格納フォルダは、ウィンドウ情報ファイルのBACKMEDIAキーワードで指定します。
参考
画面資産の指定は、URLでは指定できません。サーバ上のローカルパスをフルパスで指定してください。