第4章 起動
4.4 セションタイムアウト値の設定
[3] 管理サービスの起動
管理サービスは、Windowsのサービスに「MeFt/Web HTML変換方式管理サービス」として登録されています。以下の手順で起動し てください。起動には、Administrator権限が必要です。
1. [スタートメニュー]-[管理ツール]-[サービス]を実行します。
2. 一覧から「MeFt/Web HTML変換方式管理サービス」を選択します。
3. メニューの[サービスの開始]ボタンを押して起動します。
スタートアップの種別の初期設定値は「手動」です。必要に応じて「自動」に変更してください。
管理サービスが起動すると、起動用CGIからCOBOLプログラムの起動要求を受け付け可能になります。
[4] 管理者機能の利用
管理サービスの起動中は、管理者機能を実行してセション状態の確認・操作、サーバログの参照やログモードの変更を行うことがで きます。
管理者機能の詳細は、“6.1 管理者機能”を参照してください。
[5] 管理サービスの終了
管理サービスは、システムのシャットダウン時に終了します。また、Administratorを持つ管理者が手動で終了させることもできます。こ のとき、継続中のセションの終了を待ってから終了するか、強制的に終了するかを管理サービスの動作環境であらかじめ設定して おきます。
注意
継続中のセションの終了を待ってから終了する場合、全ての継続中のセションが一定時間内に終了しない時、管理サービスが正常に終了 できないことがあります。
システムのシャットダウンの場合には、管理サービスの動作環境の設定に関係なく、全ての継続中のセションを強制的に終了させます。
4.3 管理サービスの動作環境設定
ここでは、管理サービスの動作環境の設定方法と設定内容を説明します。
管理サービスの動作環境の設定は、設定情報ファイルに記述します。設定情報ファイルは管理サービスの起動時に読み込まれます。
4.3.1 設定情報ファイル
4.3.1.1 設定情報ファイルの作成方法
・ ファイルは、テキストエディタなどを使用して作成してください。
・ ファイルの文字コードは、BOM付きUnicode(UTF-8)で作成する必要があります。
・ 設定情報ファイル内では、セミコロン(;)から改行までの間はコメントとして認識されます。
4.3.1.2 設定情報ファイルの指定方法
---@CBR_MWHTMSRV_SETTING = 設定情報ファイル名
---・ 設定情報ファイル名は、絶対パスで指定します(UNCパスは指定できません)。
・ 以下の場合、管理サービスは初期設定値で動作します。
- 環境変数情報 「@CBR_MWHTMSRV_SETTING」 が指定されていない場合
- 設定情報ファイルが存在しない場合
・ 以下の場合、管理サービスは起動せず、エラーがイベントログに出力されます。
- 設定情報ファイル名を相対パスで指定した場合
- 指定した設定情報ファイルの内容に誤りがある場合
・ 環境変数情報 「@CBR_MWHTMSRV_SETTING」 は、[環境変数]に設定してください。
[コントロールパネル]-[システムとセキュリティ]-[システム]-[システムの詳細設定]-[環境変数]
注意
設定情報ファイルは、管理サービスの起動時に読み込まれます。
管理サービスの起動中に、環境変数の右辺を変更したり、設定情報ファイルの内容を変更したりする場合、その内容を有効にするためには 管理サービスの再起動が必要です。
4.3.1.3 設定情報ファイルの記述内容
ここでは、設定情報ファイルに記述する内容を説明します。
StopMode (管理サービス停止モードの指定)
---NORMALEND
StopMode =
COMPULSORY
---管理サービスの終了時、継続中のセションの終了方法を指定します。
- NORMALEND :継続中のセションが終了するのを待ちます。
- COMPULSORY :継続中のセションを強制終了します。
注意
- 「StopMode」に「NORMALEND」が指定されている場合、全ての継続中のセションが一定時間内に終了しないとき、管理サービ スが正常に終了できない場合があります。
- システムがシャットダウンされる場合、「StopMode」の指定に関係なく、継続中の全てのセションを強制的に終了させます。
LogMode (管理サービスのログの出力レベルの指定)
---NONE
LogMode = ERROR
INFO
---管理サービスのログの出力レベルを指定します。
- NONE:出力しません。
- ERROR:管理サービスが検出したエラーメッセージを出力します。
- INFO:「ERROR」に加え、管理サービスの開始・終了とセションの開始・終了などの業務アプリケーションに関する情報を出力します。
ポイント
管理サービス起動後の出力レベル変更について
- 設定情報ファイルで「NONE」を指定した場合、他の出力レベルへ変更できません。
- 設定情報ファイルで「NONE」以外を指定した場合、管理者機能を使用して他の出力レベルへ変更できます。
LogFileName (ログファイル名の指定)
---LogFileName = ログファイル名
---- 管理サービスのログファイル名を絶対パスで指定します(UNCパスは指定できません)。
絶対パス名に空白が含まれる場合、ダブルクォーテーション(")で囲む必要があります。
- 指定がない場合および指定に誤りがある場合、ログは出力されません。
指定されたファイルが存在しない場合、ファイルが新規に作成されます。
指定されたファイルが存在する場合は、既存ファイルに追記されます。
- ファイルの文字コードは、BOM付きUnicode(UTF-8)で作成されます。
MaxLogSize (ログ出力最大サイズの指定)
---MaxLogSize = 10000
---- ログファイルへの出力の最大サイズ(KB単位)を指定します。1KBは、1024バイトとして処理します。
初期値は10000です。指定可能な上限値は99999です。上限値を超えた値を指定した場合、99999が指定されたとみなします。運
用するシステムに適切な値を設定してください。
- ログファイルのサイズが最大サイズに到達すると、ログファイルを「一世代前バックアップファイル」として退避し、新規にログファイルを 作成します。「一世代前バックアップファイル」は、ログファイル名の拡張子を「.bak」に変更した名前になります。
ログファイルのサイズが最大サイズに到達した時、すでに「一世代前バックアップ」が存在する場合は、そのファイルを削除してから、
ログファイルを「一世代前バックアップファイル」として退避します。
- ログ出力中にディスクの空き領域不足等でログの出力に失敗した場合、ログの出力は停止します。
MaxSessions (同時稼働可能な最大セション数の指定)
---MaxSessions = 999
---- 同時稼働可能な最大セション数を指定します。
初期値は999です。指定可能な上限値は9999です。上限値を超えた値を指定した場合、9999が指定されたとみなします。運用す るシステムに適切な値を設定してください。
- 設定した最大セション数に到達すると、起動用CGIからCOBOLプログラムの起動要求を行った時、起動用CGIにエラーが通知さ れます。
AplVirtualDirList (アプリケーション仮想フォルダ一覧ファイルの指定)
---AplVirtualDirList = アプリケーション仮想フォルダー一覧ファイル
---- アプリケーションの仮想フォルダーと実フォルダーの関係を定義した「アプリケーション仮想フォルダー一覧ファイル」を、絶対パスで 指定します(UNCパスは指定できません)。
絶対パス名に空白が含まれる場合、ダブルクォーテーション(")で囲む必要があります。
- 「アプリケーション仮想フォルダー一覧ファイル」は、複数指定できます。
設定情報ファイルに「アプリケーション仮想フォルダー一覧ファイル」を複数指定した場合、指定内容はマージされます。
ただし、複数の「アプリケーション仮想フォルダー一覧ファイル」で、同じ仮想フォルダー名に対して異なる実フォルダー名が指定 されている場合は、後に指定された内容が有効になります。
- 1つの「アプリケーション仮想フォルダー一覧ファイル」内に、同じ仮想フォルダー名に対して異なる実フォルダー名が複数指定さ
れている場合は、後に指定された内容が有効になります。
- 「アプリケーション仮想フォルダー一覧ファイル」に記述する内容については、“4.3.2.1 アプリケーション仮想フォルダー一覧ファ イルの記述内容”を参照してください。
例
設定情報ファイルの例
; 設定情報ファイル
StopMode=NORMALEND ; 停止モード LogMode=ERROR ; ログの出力レベル LogFileName=C:\log\sever.log ; ログファイル名 MaxLogSize=10000 ; ログ出力最大サイズ
MaxSessions=500 ; 同時稼働可能な最大セション数
AplVirtualDirList=c:\conf\VirtualDirectory1.txt ; アプリケーション仮想フォルダ一覧ファイル AplVirtualDirList=c:\conf\VirtualDirectory2.txt ; アプリケーション仮想フォルダ一覧ファイル
4.3.2 仮想フォルダー一覧ファイルの記述内容
ここでは、「仮想フォルダ一覧ファイル」に記述する内容について説明します。
「仮想フォルダー一覧ファイル」は、仮想フォルダーと実フォルダーを関連付けるファイルです。管理サービスの起動時に読み込まれる設 定情報ファイルに仮想フォルダー一覧ファイル名を指定します。
4.3.2.1 アプリケーション仮想フォルダー一覧ファイルの記述内容
COBOLアプリケーションの起動要求では、仮想フォルダーを指定することができます。
「アプリケーション仮想フォルダ一覧ファイル」は、仮想フォルダと実フォルダを関連付けるファイルです。
このファイルで、仮想フォルダーに対応する実フォルダーを以下の形式で定義します。
---仮想フォルダー名 = 実フォルダー名
---・ ファイルは、テキストエディタなどを使用して作成してください。
・ ファイルの文字コードは、BOM付きUnicode(UTF-8)で作成する必要があります。
・ アプリケーション仮想フォルダー一覧ファイル内では、セミコロン(;)から改行までの間はコメントとして認識されます。
・ 実フォルダー名に空白が含まれる場合には、ダブルクォーテーション(")で囲む必要があります。
例
アプリケーション仮想フォルダー一覧ファイルの例
App01=C:\Application01\ ; アプリケーション1 App02=C:\Application02\ ; アプリケーション2
4.4 セションタイムアウト値の設定
HTML変換方式では、通信用CGIとCOBOLプログラムとの間でセションを持ちます。このとき、互いに要求・応答の待ち状態が発生しますが、
正しく待ち状態が解消されないときのために、セションのタイムアウト値を設定できます。
セションに対して無応答のとき、セションのタイムアウト値を経過すると、セションは強制的に終了します。これにより、クライアントには例外が 通知され、COBOLプログラムでは、OPEN/READ/WRITE/CLOSE文がエラー復帰します。
例
利用者がブラウザを閉じたことに起因してタイムアウトが発生する例