環境 環境マネジメントの継続的強化
環境活動の評価制度
環境活動レベルの改善・向上を図るために、環境活動を総合 的に評価する仕組みである「
GREEN 21
」を運用しています。「
GREEN 21
」は、環境活動を8
カテゴリー52
項目に分類し、環 境行動計画の目標達成度や活動内容を評価する仕組みです。各カテゴリーの満点は
100GP
(グリーンポイント)とし、各項目 を5
段階で評価します。2015
年度は、目標640GP
に対し、646GP
でした。
2016
年度から評価項目を6
カテゴリー47
項目に変更、目標 を240GP
と定めてさらなる環境活動レベルの向上に取り組ん でいきます。主要指標
グリーンポイント平均点の2015年度目標と実績
2015年度目標: 640GP 2015年度実績: 646GP
各カテゴリーの評価項目
1 環境管理、環境会計、法規制遵守状況 2 CO2排出抑制、環境事業戦略 3 サプライチェーンを通じた環境情報の収
集と伝達
4 環境教育、環境エキスパートの育成
5製品・サービス等のアセスメント 6 CO2排出量の削減、省エネ努力、輸送省
エネ
7資源循環、化学物質管理
8情報開示、コミュニケーション活動、地球 市民活動、生態系の保全
50
0 100
1 エコマネジメント環境経営 86GP
2 エコマネジメント 製品事業戦略 84GP
3 エコマネジメント サプライチェーン 82GP
4 エコマインド 83GP 5 エコプロダクツ 85GP 6 エコファクトリー
地球温暖化防止 71GP 7 エコファクトリー 75GP資源循環
8 ステークホルダー との環境協働 80GP
環境マネジメントシステムの構築
日立では、事業所の環境負荷量に応じて環境管理を行う環 境管理基準を定めています。その基準を満たす事業所(約
250
)を保有する部門とCSR
・環境戦略本部で「日立グループ 環境推進機構環境マネジメントシステム」を構築・運用し、日立 の業種の多様性を考慮しながら統一的にグループ内の環境活 動を推進しています。また、環境管理基準を満たしている事業 所は、事業所ごとにISO14001
に基づく環境マネジメントシス テムの外部機関による認証を継続して取得しています。さら に、環境管理基準に満たない事業所の認証取得も推進してい ます。ISO14001認証取得状況(2016年4月現在)
日本 日本以外 合計
取得会社数*1 137 137 274
*1 一部の事業所のみ取得している会社を含む
ISO14001認証取得リスト
環境パフォーマンスデータの管理
環境マネジメントを効率良く行うために、事業活動に伴う環 境パフォーマンスデータを収集する「環境負荷評価システム」を 運用しています。グローバルで約
250
事業所が、エネルギー使 用量やCO
2排出量、廃棄物の発生量などの環境負荷データを 入力するほか、表彰受賞実績などを登録し、本社で集計・分析 して、環境経営を進める上での課題の抽出や事例の共有化を 図るなど、活動の強化に利用しています。特に主要な環境パ フォーマンスデータであるエネルギー、廃棄物、水、VOC
*1に ついては、月次や四半期ごとに集計・分析を行い、レベルの向 上に取り組んでいます。*1 VOC:Volatile Organic Compounds(揮発性有機化合物)の略称 米州
16社
14欧州社 中国 57社 アジア
50社
日本 137社
環境 環境マネジメントの継続的強化
Hitachi Sustainability Report 2016 76
Management Approach
Management Approach Activities Performance DataPerformance Data
今後の取り組み
2016
年度以降も、引き続き工場の実務者向けの教育をグ ローバルで実施し、実務担当者の知識と能力の向上を図って いきます。また環境マネジメントシステム(ISO14001
)が2015
年度版に改訂されたことから、2018
年9
月までの移行期間内 に新規格への対応が完了できるよう、移行教育を実施します。環境コンプライアンス
環境コンプライアンスへの対応
日立は、事業活動による環境への影響を考慮し、法規制より も厳しい自主管理基準を設定して環境管理の徹底に努めてい ます。また各事業所で、水質や騒音などを定期的・継続的に測 定し、環境リスクを低減するよう管理しています。さらに、環境 法規制や違反事例の情報をグループ内で共有し、再発防止と 管理の強化に取り組んでいます。
活動と実績
2015
年度は、水質、大気、廃棄物などに対する指摘、騒音 や臭気に対する苦情がグローバルで12
件ありましたが、いず れも速やかに対応しました。今後も環境管理強化の施策を実施し、再発防止と発生抑制 に努めていきます。
指摘・苦情件数
水質 大気 廃棄物 苦情 その他
(設備など)
2015年度 3件 1件 1件 4件 3件
また、土壌・地下水の汚染を予防するために、これまでに化 学物質の使用歴のある事業所については、土壌・地下水の浄 化を完了するか、汚染のないことを確認し、残る事業所につい ても、浄化・監視を継続しています。
環境教育の取り組み
環境教育の推進
環境活動を活性化していくためには、従業員の環境に対す る意識の向上、理解の促進が必要であり、そのために日立で は環境教育を推進しています。新入社員から実務者に至る日立 グループすべての従業員を対象に、基礎教育から環境リスク、
環境関連の法律遵守などに関する日立グループ研修を実施し ています。
活動と実績
2015
年度は、大気・水質・廃棄物管理などにかかわる実務 者を対象に、基礎教育とともに法令の改正内容、実務手引きな どに関する研修を実施しました。9
月に改訂された環境マネジ メントシステム(ISO14001
)の新規格に対して3
年間の移行期 間内に対応するため、日立グループの内部監査員を対象に改 訂説明会を開催しています。日本国内では68
社、184
人、中 国成都では36
社、52
人が出席し、改訂内容に対する理解を深 めました。また、日立グループ研修のほか、グループ会社など でも事業特性に即して独自の教育を実施しています。一般教 育では、インターネットによる教育プログラムのe
ラーニング を実施しています。日本語、英語、中国語の3
カ国語に対応し、国内外で
17
万8,035
人(対象者の96.4
%)が受講しました。環境教育体系
対象 入門 初級 中級 上級
一般教育 全社員
新人導入教育 eラーニング:エコマインド教育
(基礎編世界の環境問題、
環境法規制など)
eラーニング:エコマインド教育
(日立グループ編環境活動方針、
環境行動計画など)
専門教育
実務者
実務者のための 環境マネジメント基礎講座
(廃棄物、大気/水質、有害物質管理など)
(マネジメントシステム構築・運用など)
エコファクトリー教育 エコプロダクツ教育 リスクコミュニケーター教育
環境内部監査員
ISO14001環境監査員 ブラッシュアップ教育 ISO14001環境 監査員認定教育
ISO14001主任 環境監査員認定
教育
環境 環境マネジメントの継続的強化
Management Approach
Management Approach Activities Performance DataPerformance Data
投入している資源の量 排出している環境負荷量
製品出荷量:3,064kt(日本)、957kt(日本以外)
エネルギー投入量 (原油換算)158万kL 温室効果ガス 3,162kt-CO2e*1
材料 2,134kt 発生量 618kt
用水 4,391万m3 排水 4,330万m3
総エネルギー投入量 温室効果ガス(GHG)排出量
総物質投入量
事業活動
廃棄物有価物発生量
水資源投入量 総排水量
日本以外 28% 日本以外 32%
日本以外 13%
日本以外 32%
日本以外 12%
日本以外 36%
ガス 12% その他の排出量 2%
上水 13%
減量化量 9%
下水道 22%
プラスチック 7%
燃料油 6%
地下水ほか 41%
最終処分量 7%
地下浸透ほか 15%
ゴム 1%
その他の材料 15%
日本 72% 日本 68%
日本 87%
日本 68%
日本 88%
日本 64%
電力 82% CO2排出量 98%
工業用水 46%
再資源化量 84%
公共用水域 63%
金属 77%
水の循環的利用
日本: 3,444万m3
日本以外: 216万m3
事業活動による環境負荷
事業活動における環境負荷情報(
2015
年度)日立が事業活動に投入している資源の量と排出している環境負荷量の
2015
年度の実績を示しています。環境 環境マネジメントの継続的強化
*1 CO2e:CO2換算排出量
Hitachi Sustainability Report 2016 78
Management Approach
Management Approach Activities Performance DataPerformance Data
投入している資源量および排出している環境負荷量の詳細データ 投入している資源の量
日立の事業活動に投入している資源の量の実績です。
総エネルギー投入量 エネルギー投入量 (原油換算)158万kL
日本 日本以外
電力 37億kWh(3.6万TJ) 14億kWh(1.4万TJ)
ガス 都市ガス 0.6億m(0.27万TJ)3 0.5億m(0.22万TJ)3
LPG、LNG ほか 4.5万t(0.23万TJ) 1.1万t(0.06万TJ)
燃料油(重油、灯油ほか) 8.1万kL(0.3万TJ) 0.4万kL(0.01万TJ)
総物質投入量 材料 2,134kt
日本 日本以外
金属 1,005kt 633kt
プラスチック 107kt 42kt
ゴム 5kt 15kt
その他の材料 249kt 78kt
化学物質 PRTR法対象化学物質*1取扱量 155kt 22kt
オゾン層破壊物質取扱量 11t 0t
温室効果ガス物質取扱量 3,655t 136t
*1 PRTR法対象化学物質:「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律」で定められた462化学物質群
水資源投入量 用水 4,391万m3
日本 日本以外
上水 417万m3 148万m3
工業用水 1,765万m3 248万m3
地下水ほか 1,641万m3 172万m3
排出している環境負荷量
日立の事業活動により排出している環境負荷量の実績です。
環境 環境マネジメントの継続的強化
温室効果ガス(GHG)排出量 温室効果ガス 3,162kt-CO2e
日本 日本以外
CO2排出量 2,090kt-CO2e 995kt-CO2e
その他の排出量 六フッ化硫黄(SF6) 33kt-CO2e 23kt-CO2e パーフルオロカーボン(PFC) 1kt-CO2e 3kt-CO2e ハイドロフルオロカーボン(HFC) 14kt-CO2e 2kt-CO2e
N2O、NF3、CH4 1kt-CO2e 0kt-CO2e
廃棄物有価物発生量 発生量 618kt
日本 日本以外
減量化量 49kt 4kt
再資源化量 363kt 159kt
リユース 2kt 1kt
マテリアルリサイクル 351kt 155kt
サーマルリサイクル 10kt 3kt
最終処分量 8kt 35kt
化学物質 PRTR法対象化学物質排出量・
移動量
4kt 0.4kt
硫黄酸化物(SOx) 41千Nm3 9千Nm3
窒素酸化物(NOx) 262千Nm3 88千Nm3
オゾン層破壊物質排出量 1t(0t-ODP*1) 0t(0t-ODP)
*1 ODP:オゾン層破壊係数(Ozone Depletion Potential)の略称。オゾン層破壊への影響度合いをフロン(CFC-11)の量に換算する係数
総排水量 排水 4,330万m3
日本 日本以外
公共用水域 2,674万m3 62万m3
下水道 530万m3 407万m3
地下浸透ほか 599万m3 59万m3
水質 生物化学的酸素要求量(BOD) 210t 223t
化学的酸素要求量(COD) 125t 607t
Management Approach
Management Approach Activities Performance DataPerformance Data