第2章 施策の具体的な展開方向 第1節 地域を担う漁業経営体づくり
第3節 漁港施設等の防災対策の強化と機能の保全
1 漁港の防災・安全対策の強化
〔生命・財産を守る防災・安全対策の強化〕
① 地震・津波対策の強化
〔大規模災害に備えた施設整備の推進〕
(1) 施設整備による地震・津波対策の推進 ア.漁港施設の地震・津波対策
漁 港 の 施 設 被 害 を最 小 減 に 抑 え 、 漁 業 活 動 の早 期 か つ 安 定 した再 開 を 図 る た め 、 防波堤等の機能強化による地震・津波対策を推進します。
防波堤の粘り強い構造化 イ.海岸保全施設の地震・津波対策
漁村に暮らす人々の人命及び財産を守るため、防潮堤等の整備による地震・津波対 策の事業化に向けた取組を進めます。
イ.水産動植物の生息環境の改善
関係機関等と連携し、河川工作物における魚道の有無と、水産動物の生態を踏まえ た魚道 機能 の実 態把握 に努め ると ともに、必 要に応じて魚 道の整備 ・改良を行うなど 、 水産動物が円滑に遡上するための対策を促進します。
加えて、様々な水産動物の棲み家となる石倉等の設置等を促進し、水産動物の生息 環境の改善に努めます。
ウ.外来魚・有害鳥獣による被害状況の把握と効果的な駆除の促進
在 来種の生息 に悪影響 を及 ぼす外来 魚やカワウ等について、市町 村や関係団体と 連携し、被害状況等の把握及び駆除等効果的な対策を促進します。
(3) 内水面の適切な漁場管理の推進 ア.適切な漁業権の行使の促進
内水面漁協の適切な漁業権の行使を促進するため、関係漁協等に対して漁業権管 理状況の把握を行うとともに、漁業権に関する研修や現地指導を実施します。
イ.違法な採捕の取締・監視と遊漁者へのルールの周知
内水面の秩序維持を図るため、県警との連携や(一財)宮崎県内水面振興センターの 機能を活用し、違法な採捕の取締・監視を行うとともに、漁協と連携し、遊漁者へのルー ルの周知徹底や適切な漁場利用を指導します。
ウ.森・川・海の連携による水域環境保全の推進
林業、農業及び関係機関等と連携を図り、漁民の森づくりや、水辺林(渓畔林、河畔 林 )の 保 全、 河 川 環 境美 化 等 の取 組 を促 進 す る と と もに、 河 川 流 量の 維 持 や山 地 から 海岸までの一貫した総合的土砂管理に取り組み、水産動植物の生息環境の保全に努 めます。
③ 地球温暖化に対応した新たな生産体制の構築
〔省エネや海洋環境の監視による地球温暖化に対応した生産体制の構築〕
(1) 地球温暖化防止への取組促進 ア.省エネ機器等の利用の促進
省エネ型エンジンやLED集魚灯等の省エネ機器の導入を支援し、地球温暖化防止 の取組を促進します。
イ.省エネに繋がる操業技術の開発・普及
漁場形成予測や漁海況情報等の技術の高度化を進め、これらの情報を漁業者に迅 速に提供することで、省エネ操業を促進します。
(2) 気候変動による漁場環境変化への適応策の推進 ア.海洋環境変動の監視と生態系への影響監視
地球温暖化による漁業への影響を把握するため、海洋環境や生態系の変化等の監 視に努めます。
イ.環境変化に適応した水産動植物の増養殖及び漁業生産体制づくり
気候変動による環境変化に適応した水産動植物に関する情報を把握し、これら資源 の種苗生産・養殖技術の開発・普及や増殖を推進します。また、地球温暖化により大型 化 する 台風 等の被 害から本 県漁 業施 設を守 るた め、 耐波 性を有 する養 殖施設や 漁港 施設の整備を推進します。
<数値目標>5年後の目標
指 標 単位 H26(基準) H32(目標)
6次産業化・農商工連携の取組件数(累計) 件 8 25
資源管理・回復計画数 件 18 29
表層型浮魚礁の更新整備数 基 5 5
増殖場の整備着手箇所数 箇所 3 3
漁場改善計画策定・実践件数 件 5 5
第3節 漁港施設等の防災対策の強化と機能の保全
1 漁港の防災・安全対策の強化
〔生命・財産を守る防災・安全対策の強化〕
① 地震・津波対策の強化
〔大規模災害に備えた施設整備の推進〕
(1) 施設整備による地震・津波対策の推進 ア.漁港施設の地震・津波対策
漁 港 の 施 設 被 害 を最 小 減 に 抑 え 、 漁 業 活 動 の早 期 か つ 安 定 した再 開 を 図 る た め 、 防波堤等の機能強化による地震・津波対策を推進します。
防波堤の粘り強い構造化 イ.海岸保全施設の地震・津波対策
漁村に暮らす人々の人命及び財産を守るため、防潮堤等の整備による地震・津波対 策の事業化に向けた取組を進めます。
イ.水産動植物の生息環境の改善
関係機関等と連携し、河川工作物における魚道の有無と、水産動物の生態を踏まえ た魚道 機能 の実 態把握 に努め ると ともに、必 要に応じて魚 道の整備 ・改良を行うなど 、 水産動物が円滑に遡上するための対策を促進します。
加えて、様々な水産動物の棲み家となる石倉等の設置等を促進し、水産動物の生息 環境の改善に努めます。
ウ.外来魚・有害鳥獣による被害状況の把握と効果的な駆除の促進
在 来種の生息 に悪影響 を及 ぼす外来 魚やカワウ等について、市町 村や関係団体と 連携し、被害状況等の把握及び駆除等効果的な対策を促進します。
(3) 内水面の適切な漁場管理の推進 ア.適切な漁業権の行使の促進
内水面漁協の適切な漁業権の行使を促進するため、関係漁協等に対して漁業権管 理状況の把握を行うとともに、漁業権に関する研修や現地指導を実施します。
イ.違法な採捕の取締・監視と遊漁者へのルールの周知
内水面の秩序維持を図るため、県警との連携や(一財)宮崎県内水面振興センターの 機能を活用し、違法な採捕の取締・監視を行うとともに、漁協と連携し、遊漁者へのルー ルの周知徹底や適切な漁場利用を指導します。
ウ.森・川・海の連携による水域環境保全の推進
林業、農業及び関係機関等と連携を図り、漁民の森づくりや、水辺林(渓畔林、河畔 林 )の 保 全、 河 川 環 境美 化 等 の取 組 を促 進 す る と と もに、 河 川 流 量の 維 持 や山 地 から 海岸までの一貫した総合的土砂管理に取り組み、水産動植物の生息環境の保全に努 めます。
③ 地球温暖化に対応した新たな生産体制の構築
〔省エネや海洋環境の監視による地球温暖化に対応した生産体制の構築〕
(1) 地球温暖化防止への取組促進 ア.省エネ機器等の利用の促進
省エネ型エンジンやLED集魚灯等の省エネ機器の導入を支援し、地球温暖化防止 の取組を促進します。
イ.省エネに繋がる操業技術の開発・普及
漁場形成予測や漁海況情報等の技術の高度化を進め、これらの情報を漁業者に迅 速に提供することで、省エネ操業を促進します。
(2) 気候変動による漁場環境変化への適応策の推進 ア.海洋環境変動の監視と生態系への影響監視
地球温暖化による漁業への影響を把握するため、海洋環境や生態系の変化等の監 視に努めます。
イ.環境変化に適応した水産動植物の増養殖及び漁業生産体制づくり
気候変動による環境変化に適応した水産動植物に関する情報を把握し、これら資源 の種苗生産・養殖技術の開発・普及や増殖を推進します。また、地球温暖化により大型 化 する 台風 等の被 害から本 県漁 業施 設を守 るた め、 耐波 性を有 する養 殖施設や 漁港 施設の整備を推進します。
(3) 漁港施設等の機能の維持及び高度化 ア.就労作業の安全確保対策
就労作業の安全を確保するため、浮き桟橋等の漁港施設整備を推進します。
イ.プレジャーボート対策・放置艇対策の推進
漁船とプレジャーボートの漁港施設の利用調整を図り、漁港におけるプレジャーボー トの放置等禁止区域の設定や許可制の導入を行うとともに、放置艇対策にも取り組むな ど、秩序維持に取り組みます。
ウ.漁港水域を活用した増殖機能の向上
漁 港 内 外の 水 域や 施 設 は幼 稚仔 の 生 育や 藻 場 の造 成 環境 と して有 効で あ るこ と か ら、「宮崎県沿岸における藻場造成及び管理に関する指針」を踏まえ、幼稚仔の生育に 必要な餌料環境を向上させる増殖場の整備や藻類が付着しやすい構造を持つブロック を活用した整備などを推進します。
エ.漁港施設の高度衛生化の促進
安全・安心な水産物供給のために、荷捌き施設の衛生化と管理体制の充実を中心と した取組を支援し、漁港の高度衛生化を促進します。
② 快適な漁村環境の創出
〔生活関連施設の適切な管理と魅力ある漁村空間の創出の促進〕
(1) 漁村生活施設等の適切な保全と漁村の整備 ア.生活排水処理施設の適切な維持・更新の支援
漁業集落の生活環境の改善と漁村生活の快適性を確保するために整備した生活排 水処理施設の適切な保全等を促進します。
イ.環境施設の適切な保全・管理
漁村の環境向上、景観の保持・美化など快適で潤いのある漁村環境を形成するため 整備した広場等の環境施設の適切な保全等を促進します。
ウ.文化・歴史に配慮した美しい漁村の整備
豊 かな自 然と 伝統文化 等の地域 の特色を生かし、美しい 漁村景観 の保全や歴史的 施設の復元など、魅力ある漁村空間を形成する環境施設の整備を推進します。
(2) 漁村女性の活動促進
ア.女性グループ等の活動支援
男女共同参画社会形成の理念の下に、漁業における女性の役割を明確化するととも に、経営力向上のための研修や加工、都市・漁村交流等の事業展開を支援します。ま た、 漁 協 女 性 部や 漁 村 女 性 加 工 グ ルー プ 、 漁 村 女 性 指 導 士等 の 活動 を支 援 しま す 。
女性加工グループの活動
② 操業の安全確保
〔安全・安心な操業を確保する体制づくり〕
(1) 漁業無線局の維持と機能強化 ア.無線局機能の維持と強化
操業の安全を確保するため、油津漁業無線局の機能を維持・強化するとともに、漁協 等が運営する超短波漁業無線局の24時間聴取体制の維持を支援します。
イ.安全操業のための情報提供への支援
洋上での操業の安全性向上を図るため、油津漁業無線局による操業海域の気象・漁 況情報等の定時情報の提供を支援します。
(2) 海難事故防止対策の充実
ア.漁船救助支援システムの普及・活用
漁船からの転落情報を油津漁業無線局が瞬時に把握し、海中転落者の救助を迅速 に 行 う た め の 漁 船 救 助 支 援 シ ス テ ム を 有 効 に 活 用 し 、 海 難 事 故 の 被 害 軽 減 に 努 め ま す。
イ.海難事故防止の普及・啓発
海上保安庁、系統団体等関係機関と連携し、漁船の安全機器・器具・救命胴衣の着 用促進、研修会の開催等により、海難事故防止の普及・啓発を図ります。
ウ.漁船保険制度の普及・啓発
万が一の海難等の事故による漁業者の負担軽減のため、漁船保険への加入を促進 します。
2 漁港・漁村の多面的機能の保全・強化
〔施設の適切な維持管理と機能強化による漁村づくり〕
① 漁港施設の機能保全と高度化
〔作業や入出港の安全確保と漁港機能の高度化の推進〕
(1) 漁港施設等の整備の促進
ア.港内静穏度の確保のための施設整備の促進
本 県漁港 は、全国の中でも厳しい海象条件下にあるこ とから、漁業者の財産保全や 作 業環 境の向 上を目 的と した港 内の静穏 度確保 のため の防波堤 等の整備 を推 進しま す。
イ.航路の安全確保対策
漁業者が安心して出港、帰港ができるよう、漁港区域における航路維持に努めるなど 安全確保対策を推進します。
(2) 計画的な老朽化対策による施設の保全
ア.漁港施設の計画的な老朽化対策工事の実施
機 能保全 計画に基づ き、 漁港施設の計画的な維持・補修及び更新工事を実施する とともに、更新コストの平準化・縮減を図ります。
イ.海岸保全施設の長寿命化計画の策定
更新コストの平準化による海岸保全施設の適切な保全を図るため、施設の機能診断 を行い、長寿命化計画を策定します。