• 検索結果がありません。

海洋エネルギー

ドキュメント内 _pilot_jan.ren (ページ 97-115)

IIIIIIIII

84. 海洋エネルギー

タービンを回した蒸気を、 冷たい深層水で凝 縮すると純水が得られる。 タービンを回す媒体 が密閉されず、 次々と供給されるのでオープン・

サイクルと呼ばれている。 塩分が低圧沸騰器に 残るのでその除去に工夫が必要となる。

ハイブリッド・サイクル

の両方の特徴を組み合わせたもの。

上原サイクル

佐賀大学の上原春男教授のグループが1994年 に、 アンモニアと水の混合媒体を冷媒として利 用する方式を開発し特許を取得した。 媒体に純 アンモニアを用いるランキン・サイクルと比較 して、 サイクルの熱効率が50%〜70%向上し、

実用レベルの効率を持つ海洋温度差発電プラン ト実現の可能性がでてきた。

航空事故の過失理論

如何なるヒューマンエラーに 刑事不法があるのか (改訂版) 著者:池内 宏 海老池 昭夫 共著 発行:株式会社成山堂書店

〒160-0012 東京都新宿区南元町4 5 1 成山堂ビル TEL :03−3357−5861

FAX:03−3357−5867

E-Mail:[email protected] 定価:税込2,940円

航空事故においては、 その要因等の調査及び 分析をヒューマンエラーの視点を含めて実施し、

事故の再発防止を図ることが何よりも大切であ るとの考えと、 事故の重大な結果に注目し、 過 失責任を追及して厳罰化を目指すべきとの立場 の対立が常に指摘されている。 本書はこの問題 を正面から扱い、 刑法の学説、 判例、 刑事法、

国際法を踏まえて航空事故における刑事過失の 構造や限界を考察し、 また、 再発防止、 被害者 救済制度についても言及した書籍である。

航空機は本来安全な乗り物であるが、 ひとた び事故が起きると多くの人命が奪われる可能性 があり、 一般社会に与える影響も大きい。

それ故、 近年は過失犯の必罰化の傾向が強ま り、 機長が訴追されるケースも出てきたが、 こ れは刑法の原則 (謙けんよく性、 最後の手段性) や事 故再発防止の観点と必ずしも合致しているとは 言い得ない。

本書は、 主に民間航空機による航空事故を例 に挙げ、 一般の交通事故、 医療事故、 代表的な 判例等に照らし合わせ、 機長らを中心とした行 為者の刑事過失をどこまでに限定するのが妥当 といえるのかを考察している。 また、 被害者を ケアする上でも、 時間のかかる裁判よりも、 補 償制度の確立の方がより有効であることを海外 の事例を紹介しながら解説している。

そのほか、 事故調査と責任追及を明確に切り 離さなければ、 当事者が証言を控えるおそれが あり、 厳罰化はこの傾向に拍車をかける可能性 があることを指摘している。

改訂版では、 JAL706便裁判や JAL907便裁 判など航空事故裁判の最新事情や運輸安全委員 会関連の記事を加筆し、 あわせて、 各種データ 等を更新している。 近年、 航空事故とそれに対 する厳罰化を通じて、 航空界と法曹界、 マスコ ミ、 一般社会との溝が深まりつつある。 無用な 軋轢を防ぎ、 相互理解を深める上で、 本書は、

非常に参考となる一冊である。

オススメ! 情報ボックス

書籍&Goods紹介

編集委員会

このコーナーでは、 書籍紹介を始めとして航空に関するお勧めGoods等を紹介していきます。 読者の 皆さんも、 是非、 フライトで使用している便利グッズや、 パイロット仲間に紹介したいグッズ、 書籍な どの情報を、 編集委員会までお知らせください。 もちろん、 ステイ先などでの飲食店情報などもお待ち しています。

平成20年11月25日、 JAPA・航空交通管制協 会主催、 気象庁後援のもと第3回航空気象シン ポジウムが開催されました。

私は JAPA 航空気象委員会の一員であり、

今回のシンポジウムの運営のお手伝いをさせて いただきました。 今回のシンポジウムにご興味 を持たれながらも、 スケジュールの都合がつか ずに残念ながら参加できなかった会員の方も多 くいらっしゃると思います。 そんな方々へ今回 のシンポジウムの概要をご報告させていただき ます。

今回のシンポジウムは、 「どうしたら乱気流 事故を減らせるか〜航空気象プロダクトの活 用〜」 がテーマとして行われました。 エアライ ンパイロットにとって乱気流予測はとても重要 な課題であることは言うまでもありません。 上 空において、 積乱雲による乱気流を回避するこ とは比較的容易であり、 客室乗務員に対する注 意喚起も事前に余裕をもって行うことができま す。 一方、 晴天乱気流 (CAT) を正確に予測 することはとても困難であり、 技術の発達した 現代においても乱気流事故を大幅に減少させる には至っていません。

現場のパイロットの皆さんであれば、 毎時大 気解析のことをご存知の方は多いと思います。

この新しいプロダクトにより、 晴天乱気流をも たらす大きな要因の一つである前線面の立体的 把握がとても容易になりました。 しかも、 「毎 時」 が示すとおり、 1時間ごとにジェット軸の 変化と前線面の盛衰傾向が示され、 非常に分か

りやすいものとなっています。

気象庁では、 ここ数年、 毎時、 大気解析以外 にも素晴らしいプロダクトが次々と開発されて います。 それらは、 航空気象情報提供システム (MetAir) というシステムにより提供されてお り、 ヴィジュアル的に非常に分かりやすい解析 図が次々と登場してきています。 定期航空会社 のディスパッチブリーフィング支援システムに まだ取り込まれていないものが多いのも、 それ だけ新しいプロダクトの提供のペースが、 シス テムの改修のペースを上回っているが故と言え るでしょう。

今回の基調講演において、 気象庁総務部・航 空気象管理官の隈健一氏によりこれらの新しい プロダクトの数々が紹介されるとともに、 福岡 の航空交通管理センター (ATMC) 内に設立 された航空交通気象センター (ATMetC) の 業務内容や、 これからの新しい航空気象業務に ついても大変わかりやすい図説と語り口により 解説していただきました。

●第3回 航空気象シンポジウム開催される

開 催 報 告

―ど どう うし した たら ら乱 乱気 気流 流事 事故 故を を減 減ら らせ せる るか か― ―

航空 空気 気象 象委 委員 員会 会 大 大村 村 浩 浩司 司

第3 3回 回 航 航空 空気 気象 象シ シン ンポ ポジ ジウ ウム ム

〜航 航空 空気 気象 象プ プロ ロダ ダク クト トの の活 活用 用〜 〜

隈管理官が基調講演の最後に、 気象庁は 「エ ンドユーザーは誰かを考え、 異文化と積極的に 付き合い、 信頼性を失わないように」 という熱

意をもって仕事をしていくと締めくくられたの が大変印象的でした。

基調講演

今後の航空気象業務について

気象庁総務部航空気象管理官 隈 健一 氏

1. 航空気象業務の現状

気象庁では、 平成18年4月に組織再編を行い、 5管区及び沖縄気象台の下にそれぞれ一つの地 域航空気象官署を設置し、 予報官を集約しました。 一人の予報官が2空港を担当し、 遠隔により 飛行場予報を行うことで年々対象空港の拡大を図り、 平成20年11月現在では34の空港に対して予 報を発表しています。 また、 飛行場予報を発表していない空港に対してもカテゴリー予想を発表 し、 運航の支援となる気象情報を提供できるようになりました。 一方、 本庁には空域予報班を置 いて、 平成18年度から全国航空気象解説報や国内悪天解析図等を発表するようになり、 新たに羽 田・中部が作成を開始した狭域悪天予想図を含め、 空域の気象情報についても拡充を図ってきま した。 福岡の航空局航空交通管理センターには航空交通気象センターを設置し、 同じ運用室内で 協調的意思決定を実現させるべく、 空港の予報官とも適宜電話で調整しながら業務を行っていま す。

一方、 行政のスリム化は強く求められており、 今後気象庁職員は予報や情報作成等より高度で 専門的な職務に振り向けていき、 空港観測業務の効率化を推進せざるを得ない状況にあることを ご理解いただきたいと思います。

2. 技術開発、 計画の動向

まず、 全国20箇所にある一般気象用レーダーは、 すでに11箇所をドップラー化していますが、

平成21年度に新たに5箇所をドップラー化し、 年度前半にはデータ更新間隔を10分から5分へと 短縮させる計画です。 また、 平成22年度から突風等短時間予測情報や雷の短時間予測情報も10分 毎に1時間先まで発表する予定で、 航空分野においても利用方法を検討していく必要があります。

さらに今後、 気象衛星を短時間間隔で地域を関東地方というように限定して撮影し、 レーダーで は捉えにくい積乱雲の発生初期をいち早く検知し、 積乱雲の監視を強化しようとする計画も検討 中です。

羽田と成田に整備した空港気象ドップラーレーダーは、 非降水時の上空の風を観測し、 突風の 監視に役立っているほか、 例えば羽田の RWY34L 側の格納庫の風下に出現する乱流も的確に捉 えており、 航空機のより安全な運航に寄与していくものと考えます。

現在開発中の技術として、 カメラ画像を用いた視程の自動推定や新しい着氷指数の導入があり、

その実用性について検討しているところです。 また、 首都圏における航空交通量の増大に伴い、

今後より精緻な数値予報モデルを運用する計画で、 米国で運用段階に入る航空機を利用した水蒸 気観測は、 モデルの精度向上には重要なデータとなりますので、 大いに関心を寄せているところ です。

ドキュメント内 _pilot_jan.ren (ページ 97-115)

関連したドキュメント