波力に対する抵抗力の増加 洗掘防止
津波波力型/引き波波力型 裏込材吸出型
イ メー ジ 図
対 策 工 法 の 例
■部材強度の向上、埋立地盤の事前混合処理または軽量混合処理(土圧・水圧に対し部材発生強度を基準値以下とする)
■グランドアンカー、構造の一体化(引き波時等の滑動・転倒等の安全率を基準値以上とする)
■杭・矢板の根入れ長の増大(所要根入れ長の照査)
■洗掘防止工の設置(被覆材の流れに対する安定重量を確保する)
イ メー ジ 図
対 策 工 法 の 例
■捨石の嵩上げ・拡幅による地盤支持力の増大 ■埋立地盤の表面処理、エプロンの補強
■堤脚部捨石の保護(鋼矢板打設 等)
対策の方向性 対応破堤メカニズム
発 生 頻 度 の 高 い 津 波 へ の 対 応 策
粘 り 強 さ を 増 す た め の 対 応 策
控え杭周面の地盤の 洗掘・流出の防止 支点反力
の維持
タイ材の強度 向上 引き波等によ
る水平力
越流
埋立地盤表面の保護
エプロンの重量増量、部 材強度の向上、上部工 等との一体化 など 各セクションの
抵抗力の増大 グランドアンカーに よる押えつけ 押し波等によ
る水平力
各セクションの 抵抗力の増大 打継部および ブロック間の連 結による構造 の一体化 押し波等によ
る水平力
引き波等によ る水平力
事前混合処理土または 軽量混合処理土の活用
矢板前面の洗掘防止 による海底面の深度 増大の防止
横地盤反 力の維持
引き波等によ る水平力
横地盤反 力の維持
引き波等によ る水平力
引き波等によ る水平力 捨石の嵩上げ・拡幅
地盤支持力の確保
鋼矢板の打設 流れに よる力
堤脚部の捨石の 洗掘からの保護 根固めによる海底
面の深度増大の防 止
引き波の越流
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<参考資料7> 地震に対する防波堤・岸壁の設計方法 1.地震に対する防波堤の設計手法
防波堤に対する耐震設計は、次に示す方法で決定した設計震度を用いて安定計算を行うものとす る。なお、防波堤の耐震設計では、重力式以外の構造形式の場合及び「漁港・漁場施設の設計の手 引き 2003 年版」の表 2-10-1 の外郭施設の設計震度が発生頻度の高い津波を生じさせる地震動から 求まる設計震度よりも大きく、さらに防波堤の断面が耐波設計において滑動に対する安定性で決ま っている場合にあっては、耐震設計は省略できる。
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※1:既往施設において、現行の設計外力の方が大きくなる場合の対策工の検討を表す。
※2:重力式以外の構造形式の場合には、地震時における安定計算は省略できる。
※3:発生頻度の高い津波を生じさせる地震動の設定にあたっては、中央防災会議等により適切な方法で設定された地震 動を SMAC 相当フィルタで処理したものを用いる。中央防災会議等により地震動が設定されていない場合には、「漁 港・漁場施設の設計の手引き 2003 年版」(2)耐震強化岸壁に示されている手順に基づき設計震度を設定してもよい。
ただし、この手順を用いることができるのは、地震学、地盤工学等の専門家のもとで発生頻度の高い津波を生じさせ る地震動を引き起こす断層モデルのパラメータ(断層位置、断層の傾き、断層の長さ、マグニチュードなど)の妥当 性を確認した場合に限るものとする。
※4:発生頻度の高い津波を生じさせる地震動から求まる設計震度が「漁港・漁場施設の設計の手引き 2003 年版」10.2 設計震度(1)一般に示す設計震度より大きい場合には、安定計算を実施する。ただし、「漁港・漁場施設の設計の手 引き 2003 年版」10.2 設計震度(1)一般に示す設計震度の方が大きい場合でも、防波堤の断面が耐波設計において滑 動に対する安定性で決まっていない場合には安定計算を実施する。
※5:断面の決定後、P.61 のフロー図における津波に対する検討へ進む。ただし、津波対策の検討で断面形状が変更にな った場合には、変更した断面で再度耐震性能の評価を実施すること。
※6:防波堤の基礎地盤(置換砂含む)に液状化が懸念される場合には、適切な方法で液状化による沈下量を検討し、津 波対策の検討に反映させることが望ましい。
防波堤の検討フロー図 Yes
No
経済性・施工性による比較検討 設計波の算出
安定計算(耐波設計)
対策断面の決定※5, ※6 設計条件の決定
対策工※1含めた構造形式の抽出
安定計算(耐震設計)
発生頻度の高い津波を生じさせる 地震動の設計震度を算出
下記、a)、b)を比較して大きい方の設計震度を用いる。
a)「漁港・漁場施設の設計の手引き2003年版」10.2 設計震度(1)一般に示す外郭施設の設計震度 b)発生頻度の高い津波を生じさせる地震で求まる
設計震度※3
Yes 重力式構造物か?※2 No
a)の設計震度 < b)の設計震度※4
断面は滑動で決まるか?※4 Yes No