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重点的に地震・津波対策の強化を行うべき漁港施設における耐震設計の考え方

※1:山﨑浩之、江本翔一:地震動波形の影響を考慮した液状化の予測・判定に関する提案、港湾 空港技術研究所報告、第 49 巻、第 3 号、pp.79~109、2010

分類 対象施設 設計地震動 設計方法

耐震強化型

耐震強化岸壁 (防災拠点漁港)

レベル2 地震動

① 「漁港・漁場施設の設計の手引き 2003 年版」10.2 設計震 度(1)一般に示す係留施設 A の震度を用いて構造断面を設 計する。

② 液状化対策:地震動の継続時間を考慮した液状化判定※1 を実施し、地盤全体として液状化する場合には液状化対 策を講ずる。液状化判定には、「漁港・漁場施設の設計 の手引き 2003 年版」10.2 設計震度(1)の基盤最大加速度 もしくは当該地区の設計供用中に発生する確率の高い地 震動(レベル1地震動)をサイト特性を考慮して設定し たものを用いる。

③ ①で決定した断面および②で決定した液状化対策を初期 値として岸壁を設置する地点において発生する地震動の うち、最大規模の強さを有する地震動(レベル2地震動)

による変形解析を行い、「漁港・漁場施設の設計の手引 き 2003 年版」表 6-13-2 に示されている許容値以内にあ るかを照査する。ただし、明らかにレベル2地震動でも 液状化しない場合(岩盤上または、等価 N 値が 25 以上で 如何なる地震でも液状化しない地盤に建設し、さらに埋 立材料も液状化しない材料とする場合)には、地震時に 地盤の軟化が生じないため震度法により設計した断面で レベル2地震動に対して所定の性能を満足していると見 なすことができる。なお、レベル2地震動の設定に関し ては、震源特性、伝播経路特性、サイト特性を考慮して 作成した地震動もしくは既存のレベル2地震動の設定方 法(「設計の手引き」第2編 10.2 設計震度 (2)耐震強化 岸壁に記載されている方法で作成した地震動または設計 震度を用いてもよいものとする。

④ ③で許容値以内でない場合には、断面あるいは液状化対 策を見直し、許容値以内に収めるようにする。

水産物生産・流通拠点漁港における主要な陸揚岸壁

(1) 特定第 3 種 漁港又は特定第 3 種以外の漁港 であっても被災 することによっ て広範囲に渡る 経済活動に著し い影響を及ぼす 恐れのある水産 物生産・流通拠 点漁港

レベル2

地震動 耐震強化岸壁の設計法に準じる。

(2) (1) 以 外 の 水産物生産・流 通拠点漁港

レベル1地 震動もしく は発生頻度 の高い津波 を生じさせ る地震の大 きい方の地 震

① a)、b)を比較して大きい方の設計震度を用いる。

a) 設計震度:「漁港・漁場施設の設計の手引き 2003 年 版」10. 2 設計震度(1)一般に示す係留施設 A の震度 を用いる。

b) 発生頻度の高い津波を生じさせる地震で求まる設計 震度を用いる。

② 液状化対策:地震動の継続時間を考慮した液状化判定※1 を実施し、地盤全体として液状化する場合には液状化対 策を講ずる。液状化判定には、上記 a)、b)のうち大きい 設計震度となる地震動を用いる。a)の場合には、「漁港・

漁場施設の設計の手引き 2003 年版」10.2 設計震度(1)の 基盤最大加速度を用いる。

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設計震度表(耐震強化岸壁は除く)

「漁港・漁場の施設の設計の手引 2003 年版 p.118」より

変形照査の許容値一覧表

「漁港・漁場の施設の設計の手引 2003 年版 p.522」より

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