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法人税の免税期間中の損失の取り扱い

ドキュメント内 CREATIVE EVENT Vol.166 (ページ 36-41)

30免税

3. 法人税の免税期間中の損失の取り扱い

X1

期 所得

/

損失

BOI

事業 ▲

30

Non-BOI

事業

50

合計

20

投資奨励法第

31

その事業年度の

BOI

事業から生じた損失は、

Non-BOI

事業の所得と相殺

x

法人税率(

20%

= 4

X1

期 所得

/

損失

BOI

事業 ▲

50

Non-BOI

事業

30

合計

▲ 20

投資奨励法第

31

その事業年度の

BOI

事業から生じた損失は、

Non-BOI

事業の所得と相殺し、相殺しきれない損失は、その免 税期間終了日から

5

年間、繰越欠損金として使用可

(1) BOI 事業のみの場合

X1

期 所得

/

損失

BOI

事業 ▲

30

法人税の免税期間終了日から

5

年間、繰越欠損金 として使用可

(2) BOI 事業( 1 プロジェクトのみ)と Non-BOI 事業がある場合

法人税の免税期間終了日から

5

年間、繰越欠損金 として使用可

X1

期 所得

/

損失

BOI

事業

(A)

50

BOI

事業

(B) 30

Non-BOI

事業

100

合計

80 x

法人税率(

20%

= 16 ?

(3) BOI 事業( 2 プロジェクト以上)と Non-BOI 事業がある場合

BOI

事業間で相殺

?

(▲

20

BOI

事業と

Non-BOI

事業

を相殺(

80

X1

期 所得

/

損失

BOI

事業

(A)

50

BOI

事業

(B) 30

Non-BOI

事業

100

合計

50 x

法人税率(

20%

= 10 ?

BOI

事業と

Non-BOI

事業 を相殺(

50

そもそも法人税が免税

BOI

事業間で相殺不要

?

(▲

50

OR

→ 以下のいずれの方法で計算すべきか、法律で明確に定められていなかった。

3. 法人税の免税期間中の損失の取り扱い

X1

期 所得

/

損失

BOI

事業

(A)

50

BOI

事業

(B) 30

Non-BOI

事業

100

合計

80 x

法人税率(

20%

= 16

(3) BOI 事業( 2 プロジェクト以上)と Non-BOI 事業がある場合

BOI

事業間で相殺(▲

20

BOI

事業と

Non-BOI

事業 を相殺(

80

X1

期 所得

/

損失

BOI

事業

(A)

50

BOI

事業

(B) 30

Non-BOI

事業

100

合計

50 x

法人税率(

20%

= 10

BOI

事業と

Non-BOI

事業 を相殺(

50

そもそも法人税が免税

BOI

事業間で相殺不要

(▲

50

OR

↓ 2016 年に公表された最高裁の判決は、下記の見解(計算方法)を支持

3. 法人税の免税期間中の損失の取り扱い

(3) BOI 事業( 2 プロジェクト以上)と Non-BOI 事業がある場合

X1

期 損益通算前の

所得

/

損失 損益通算 損益通算後の 所得

/

損失

BOI

事業

(A)

100 -

-BOI

事業

(B) 120 ▲ 60 60

BOI

事業

(C) 80 ▲ 40 40

合計

100 ▲ 100 100

前頁の最高裁の判決を受け、 2016 年 11 月に BOI から告示 No.9/2559 が公布され、以下の 取り扱いが明確化された。

① BOI 事業が複数ある場合、 BOI 事業間で損益通算をしなければならない

② BOI 事業が 3 以上ある場合、 BOI 事業間での損益通算は以下のように計算する

(ケース 1 ) BOI 事業間の損益通算を行った結果、 Net Profit となる場合

免税所得(法人税ゼロ)

BOI

事業

(A)

の損失

(▲

100

)を

(B)

(C)

の 所得の金額に応じて 配分する

3. 法人税の免税期間中の損失の取り扱い

(3) BOI 事業( 2 プロジェクト以上)と Non-BOI 事業がある場合

X1

期 損益通算前の

所得

/

損失 損益通算 損益通算後の 所得

/

損失

BOI

事業

(A) 100 -

-BOI

事業

(B) ▲ 120 60 ▲ 60

BOI

事業

(C) ▲ 80 40 ▲ 40

合計

▲ 100 100 ▲ 100

(ケース 2 ) BOI 事業間の損益通算を行った結果、 Net Loss となる場合

BOI

事業

(A)

の所得

100

)を

(B)

(C)

の 損失の金額に応じ て配分する

Non-BOI

事業の所 得と相殺し、相殺し きれない損失は、そ の免税期間終了日 から

5

年間、繰越欠 損金として使用可

3. 法人税の免税期間中の損失の取り扱い

期中

(

免税期間は操業開始月から起算する)に法人税の免税期間 が終了する場合、終了時点で損益を確定する必要がある

終了時点の損益確定

法人税の免税期間中にその

BOI

事業から生じた損失は、その事業

年度の

Non-BOI

事業の所得と相殺し、相殺しきれない損失は、そ

の法人税の免税期間終了日から更に

5

年間、繰越欠損金として使 用できる

繰越欠損金の確認

法人税の免税期間中は免税所得を原資とする配当の源泉税が免 除されるため、免税期間終了前に配当実施を検討する必要がある 配当政策

法人税の免税期間終了後に税務調査が行われるケースが多く見 受けられるため、税務調査に耐えうる資料・体制が整っているかの 検討が必要

税務調査

ドキュメント内 CREATIVE EVENT Vol.166 (ページ 36-41)

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