30免税
3. 法人税の免税期間中の損失の取り扱い
X1
期 所得/
損失BOI
事業 ▲30
Non-BOI
事業50
合計
20
投資奨励法第
31
条その事業年度の
BOI
事業から生じた損失は、Non-BOI
事業の所得と相殺x
法人税率(20%
)= 4
X1
期 所得/
損失BOI
事業 ▲50
Non-BOI
事業30
合計
▲ 20
投資奨励法第
31
条その事業年度の
BOI
事業から生じた損失は、Non-BOI
事業の所得と相殺し、相殺しきれない損失は、その免 税期間終了日から5
年間、繰越欠損金として使用可(1) BOI 事業のみの場合
X1
期 所得/
損失BOI
事業 ▲30
法人税の免税期間終了日から5
年間、繰越欠損金 として使用可→
(2) BOI 事業( 1 プロジェクトのみ)と Non-BOI 事業がある場合
法人税の免税期間終了日から
5
年間、繰越欠損金 として使用可→
X1
期 所得/
損失BOI
事業(A)
▲50
BOI
事業(B) 30
Non-BOI
事業100
合計
80 x
法人税率(20%
)= 16 ?
(3) BOI 事業( 2 プロジェクト以上)と Non-BOI 事業がある場合
BOI
事業間で相殺?
(▲
20
)BOI
事業とNon-BOI
事業を相殺(
80
)X1
期 所得/
損失BOI
事業(A)
▲50
BOI
事業(B) 30
Non-BOI
事業100
合計
50 x
法人税率(20%
)= 10 ?
BOI
事業とNon-BOI
事業 を相殺(50
)そもそも法人税が免税
→
BOI
事業間で相殺不要?
(▲
50
)→
OR
→ 以下のいずれの方法で計算すべきか、法律で明確に定められていなかった。
3. 法人税の免税期間中の損失の取り扱い
X1
期 所得/
損失BOI
事業(A)
▲50
BOI
事業(B) 30
Non-BOI
事業100
合計
80 x
法人税率(20%
)= 16
(3) BOI 事業( 2 プロジェクト以上)と Non-BOI 事業がある場合
BOI
事業間で相殺(▲20
)BOI
事業とNon-BOI
事業 を相殺(80
)X1
期 所得/
損失BOI
事業(A)
▲50
BOI
事業(B) 30
Non-BOI
事業100
合計
50 x
法人税率(20%
)= 10
BOI
事業とNon-BOI
事業 を相殺(50
)そもそも法人税が免税
→
BOI
事業間で相殺不要(▲
50
)→
OR
↓ 2016 年に公表された最高裁の判決は、下記の見解(計算方法)を支持
3. 法人税の免税期間中の損失の取り扱い
(3) BOI 事業( 2 プロジェクト以上)と Non-BOI 事業がある場合
X1
期 損益通算前の所得
/
損失 損益通算 損益通算後の 所得/
損失BOI
事業(A)
▲100 -
-BOI
事業(B) 120 ▲ 60 60
BOI
事業(C) 80 ▲ 40 40
合計
100 ▲ 100 100
前頁の最高裁の判決を受け、 2016 年 11 月に BOI から告示 No.9/2559 が公布され、以下の 取り扱いが明確化された。
① BOI 事業が複数ある場合、 BOI 事業間で損益通算をしなければならない
② BOI 事業が 3 以上ある場合、 BOI 事業間での損益通算は以下のように計算する
(ケース 1 ) BOI 事業間の損益通算を行った結果、 Net Profit となる場合
免税所得(法人税ゼロ)
→
BOI
事業(A)
の損失(▲
100
)を(B)
と(C)
の 所得の金額に応じて 配分する3. 法人税の免税期間中の損失の取り扱い
(3) BOI 事業( 2 プロジェクト以上)と Non-BOI 事業がある場合
X1
期 損益通算前の所得
/
損失 損益通算 損益通算後の 所得/
損失BOI
事業(A) 100 -
-BOI
事業(B) ▲ 120 60 ▲ 60
BOI
事業(C) ▲ 80 40 ▲ 40
合計
▲ 100 100 ▲ 100
(ケース 2 ) BOI 事業間の損益通算を行った結果、 Net Loss となる場合
BOI
事業(A)
の所得(
100
)を(B)
と(C)
の 損失の金額に応じ て配分するNon-BOI
事業の所 得と相殺し、相殺し きれない損失は、そ の免税期間終了日 から5
年間、繰越欠 損金として使用可3. 法人税の免税期間中の損失の取り扱い
期中
(
免税期間は操業開始月から起算する)に法人税の免税期間 が終了する場合、終了時点で損益を確定する必要がある終了時点の損益確定
法人税の免税期間中にその
BOI
事業から生じた損失は、その事業年度の
Non-BOI
事業の所得と相殺し、相殺しきれない損失は、その法人税の免税期間終了日から更に
5
年間、繰越欠損金として使 用できる繰越欠損金の確認
法人税の免税期間中は免税所得を原資とする配当の源泉税が免 除されるため、免税期間終了前に配当実施を検討する必要がある 配当政策
法人税の免税期間終了後に税務調査が行われるケースが多く見 受けられるため、税務調査に耐えうる資料・体制が整っているかの 検討が必要
税務調査
ドキュメント内
CREATIVE EVENT Vol.166
(ページ 36-41)