Ⅲ.中国の資源産業・政策の動向 ③海外投資・輸入国としての中国
有人潜水艇「蛟竜号」による深海資源調査を実施
「蛟竜号」は 2012 年に試験運用された有人潜水艇で、 3 回にわたり
7,000m を越える潜水試験(最深 7062 m)を実施
5 年間に毎年約 5 カ月間の海底作業を行う予定で、深海資源探査 と環境調査および海底生物研究などが主な任務
本年 6 月 5 日に母船「向陽紅 9 号」は青島を出航し、江蘇省江陰市
Ⅳ.日本としての関与のあり方 ①中国からの安定供給の確保
供給国多様化、代替材料開発、リサイクル等の対策を実施 44
②中国からの安定調達
WTOパネル審議
中国とのバイ会談
日中レアアース官民交 流会議(仮称)
③使用量低減・代替材料技術の利用促進
使用量低減・代替材料技術開発支援
・希少金属代替材料開発プロジェクト( H19FY-)
・希少金属代替・削減技術実用化開発助成事業(H22FY補正)
・使用量低減・代替材料技術開発補助金(H23FY補正)
・代替材料・高純度化技術開発(H24FY補正)
・次世代自動車用高効率モーター開発(H24FY -)
使用量低減・代替材料利用設備導入の加速化
・レアアース等利用産業等設備導入補助金(H22FY補正)
①中国依存からの 脱却
代替鉱山の権益・
確保
資源国との対話
備蓄
④市中リサイクルの加速化
リサイクルシステム(市中からの回収~再生)を確立するための実証評価 (H23FY補正、 H24FY )
リサイクル技術(取り外し、再生)の開発支援(H21FY、H23FY補正)
リサイクル設備導入の加速化(H22FY補正)
レアアース
鉱石(精製・分離)
中間材料
(磁石、触媒、研磨材、
電池材料等)
最終製品
(次世代自動車、
省エネ型家電)
レアアースユーザー企業は、高い競争力を有する中間材料を製造し、自動車、電子機器産業等を下支え。供給障害 が発生すれば、サプライチェーンが断絶、国民経済に甚大な影響。供給国(例:中国)のレアアース政策に左右され ない事業環境の確立を目指し、当省の政策ツールをフル活用し、対策を推進することは、引き続き不可欠。
このために、①代替鉱山の開発・権益確保、②原料の安定調達、③使用量低減・代替材料技術の利用促進、④リサ イクルに一体的に取り組む。
短期
短期&中長期
レアアース鉱山
(開発・権益確保)
短期&中長期
中長期 短期
44
中長期
短期
短期
対中国政府
日中レアアース交流会議(官民対話)の開催
−
平成23年12月16日に上田製造産業局長が陳工業信息化部原材料工業司長と会談し、開催 を政府間で合意−
日本側からは環境協力を提案。中国側は日本企業のレアアース利用技術に関心 バイ会談における働きかけ
− 平成23年4月 海江田経済産業大臣(当時)から陳徳銘柄商務部長に対し、価格高騰の是正を 要請
− 同年6月には海江田経済産業大臣(当時)から陳徳銘商務部長及び張平国家発展改革委員会 主任へのレターを発出し、国内外価格差の改善を要請
− このようにバイ会談の機会をとらえ、レアアースの内外価格差是正や輸出規制の改善等を繰り 返し要請
国との官民レベルで協力関係を模索して輸出枠拡大・価格差是正に対する中国側の理解 を醸成する一方で、日米欧3極の協力関係を密にして必要な対応を展開
45
Ⅳ.日本としての関与のあり方 ①中国からの安定供給の確保
二国間協議等を通じた安定供給への働きかけが必要 45
Ⅳ.日本としての関与のあり方 ②中国市場への参入