循環型経済 10 大モデル事業を決定するとともに、財政・租税などの政 策で支援。行動計画の中で産業政策、投資政策、料金徴収政策、財
10 政府や企業の責任の明確化、国民参 加の働きかけ
Ⅲ.中国の資源産業・政策の動向 ③海外投資・輸入国としての中国
アジア大洋州、アフリカ、中南米を中心に鉱物資源を開発 37
37
中国企業による鉱物資源分野での投資に係る地域別内訳
(出典:Heritage財団のデータを基に作成)
・Chinalcoによる Rio Tinto株式取得
・鉄鉱石・ウラン等 ・銅が5割以上、
鉄鉱石が3割 大洋州
(32.8%) 南米
(18.2%)
・鉱山権益が少なく、下流 の製錬プロセスが中心
アジア (16.0%)
・中央アフリカの銅、西アフリ カの鉄鉱石が中心
アフリカ (18.5%)
Ⅲ.中国の資源産業・政策の動向 ③海外投資・輸入国としての中国
ベースメタルの精鉱・地金の輸入は拡大基調だが一部減少
2012 年の中国のベースメタルの精鉱・地金の輸入動向をみると、アルミナ、アルミ地 金等の輸入が急増した反面、亜鉛精鉱、ニッケル地金、ボーキサイトの輸入が減少
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鉱種(千 t) 2010 年 2011 年 2012 年 対前年
増減比(%) 主な輸入相手国
銅精鉱 6,468.1 6,375.5 7,827.3 22.65 モンゴル、トルコ、カザフスタン 銅地金 2,922.1 2,835.4 3,402.2 19.99 チリ、日本、インド
ボーキサイト 30,069.6 44,844.9 39,611.0 -11.28 インドネシア、インド、マレーシア アルミナ 4,312.2 1,880.5 5,019.0 165.13 豪州、インドネシア、ジャマイカ アルミ地金 229.6 225.0 518.5 130.39 ロシア、豪州、インド
鉛精鉱 1,603.8 1,444.4 1,815.1 25.77 ペルー、米国、豪州
鉛地金 21.5 6.6 6.8 3.31 韓国、豪州、日本
亜鉛精鉱 3,240.5 2,936.1 1,940.8 -33.86 豪州、ペルー、カナダ
亜鉛地金 323.4 348.0 513.6 47.58 豪州、ナミビア、カザフスタン ニッケル精鉱 25,007.4 48,055.7 62,446.3 30.03 フィリピン、インドネシア、ロシア ニッケル地金 181.5 212.5 157.6 -25.84 ロシア、豪州、カナダ
鉄鉱石(万 t) 61,863.0 68,625.0 74,355.3 10.50 豪州、ブラジル、南ア (出典:中国有色金属工業協会、税関総署)
Ⅲ.中国の資源産業・政策の動向 ③海外投資・輸入国としての中国
首脳・閣僚のトップ外交により資源権益の獲得を後押し
2012 年 3 月 習近平国家主席のロシア訪問
−
中国アルミ業株式有限公司(Chalco)
がロシアRusal
と協力覚書を締結−
両社は、アルミニウムの新技術開発、ボーキサイト資源開発及び水力発電によるアルミニウ ム生産の共同経営投資などの分野で協力することに合意 2013 年 3 月 習近平国家主席のタンザニア訪問
−
河南省地質鉱産局がタンザニアで探査権をもつ地域で事前地質調査を行った結果、2013
年4
月に大規模金鉱床を発見−
タンザニアから中国への総輸出額の9
割を占めるのは、金、マンガン等の鉱物資源 2013 年 10 月 習近平国家主席のインドネシア訪問( APEC 参加)
−
中国-ASEAN
投資協力基金(CAF)
がフェロニッケル投資・融資プロジェクト協定を正式に締結−
上海鼎信投資集団有限公司とインドネシア八星投資公司と共同で、インドネシアで大規模な フェロニッケル製錬所の開発を推進 2013 年 11 月 中国国際鉱業大会を開催(於:天津)
−
姜大明・国土資源大臣の出席の下、閣僚級も含む50
か国以上の官民7,000
名が参加−
中国企業の対外鉱業投資のあり方について各国閣僚の参加の下で議論39
Ⅲ.中国の資源産業・政策の動向 ③海外投資・輸入国としての中国
中国政府、関係機関が支援プラットフォームを形成
外交部
−
投資環境保護協定−
商務部と提携した情報サービス−
大使館・領事館の相談窓口 商務部
−
民間投資への情報支援−
特別基金、財政・税制面での支援−
投資案件許可のプロセス加速化−
外国投資ガイドライン 国土資源部
−
海外での資源探査関連情報の提供40
中国海外開発協会
−
海外投資フェアの開催−
国家開発銀行と連携した投資計画サービス−
外務部・商務部と連携した包括的情報プラット フォームの構築 国家開発銀行
−
各国投資機会に関する調査−
融資等の金融支援−
インフラ整備支援−
案件マッチング支援 中国銀行国際
− 海外での為替手続の円滑化
海外鉱業投資のために関係機関が支援プラットフォームを形成
(注)中国国際鉱業大会(海外投資ラウンドテーブル)での聴取内容に基づき記載
Ⅲ.中国の資源産業・政策の動向 ③海外投資・輸入国としての中国
相手国での環境・地域コミュニティ問題の解決が課題
(紫金鉱業集団)
• 2007
年にペルーで埋蔵量700
万tクラスのRio Blanco
銅プロジェクト権益を取得したが、地域住民 やNGO
と環境問題等で折り合わず進展していない。•
何度も大臣とも相談してきたが、次のステップに進むためアドバイスが欲しい。我々は諦めてい ない。(メリノ・ペルー鉱山大臣)
• これまで聞いているところによると、対応の仕方がベストでなかった。他の地域では持続的な地 域開発が成功している。
• 地方当局と中央当局と地域コミュニティとの対話の場を設けなければならない。昨年、中南米に 習近平主席が訪問したが、我々もこの問題を解決するため注力している。
( UNDP 代表)
•
国際社会では、中国企業は社会的責任を果たしていないとの見方が強い。地域文化を十分に 理解せず、中国の価値観を地域コミュニティに押し付け、彼らのマネジメントに時間を割かない。•
国際社会に進出するならば、CSR
の観点は必須である。今後ともさらに中国企業と議論をしてい きたい。41
中国国際鉱業大会(海外投資ラウンドテーブル)でのやりとり
Ⅲ.中国の資源産業・政策の動向 ③海外投資・輸入国としての中国
西太平洋のコバルトリッチクラスト鉱区の探査権を取得
2013 年 7 月 19 日にジャマイカで第 19 回国際海底機構総会を開催。
国際海底機構理事会は、中国太洋鉱産資源研究開発協会
(COMRA) が提出した西太平洋コバルトリッチクラスト鉱区への探査
申請を承認。また、日本のコバルトリッチクラスト探査申請も許可。
コバルトリッチクラストとは深海底に存在する鉱物資源の一つで、コバ ルト、マンガン、ニッケル、銅などの元素を含み、主に鉄マンガン酸化 物から構成され、海底 800 m~ 4,000 mの海山の斜面や頂上などの岩 盤を皮殻のように覆う。
中国が今回取得した排他的探査権の鉱区は、コバルトリッチクラスト 資源が最も豊富に分布する西太平洋の海山地域に位置し、面積は 3,000 ㎢。
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Ⅲ.中国の資源産業・政策の動向 ③海外投資・輸入国としての中国