(人数) (%)
年齢 30歳代 11 19.0
40歳代 28 48.3
50歳代 14 24.1
60歳代 5 8.6
平均
性別 女性 45 77.6
男性 13 22.4
就業 あり 50 86.2
(勤務形態) 2 4.0
(複数回答2名) 23 46.0
5 10.0 9 18.0 3 6.0 6 12.0
なし 8 13.8
(理由) 7 87.5
1 12.5
日常生活における役割 あり 43 74.1
(複数回答) 育児 3 7.0
家事 39 90.7
介護 1 2.3
その他 3 7.0
なし 15 25.9
日常生活において手助けしてくれる人 いる 49 86.0
(複数回答) 家族 45 91.8
友人 9 18.4
近所の人 0 0.0
専門職 0 0.0
その他 1 2.0
いない 8 14.0
精神的に支えてくれる人 いる いる 53 93.0
(複数回答) 家族 32 62.7
友人 22 43.1
近所の人 0 0.0
専門職 9 17.6
職場の人 0 0.0
その他 1 2.0
いない 4 7.0
がんの部位 呼吸器 2 3.5
(複数回答) 消化器 9 15.8
3 5.3
泌尿器 2 3.5
乳房 32 56.1
女性生殖器 3 5.3
血液 5 8.8
その他 6 10.5
診断からの経過期間 2年未満 12 21.1
22 38.6 17 29.8
10年以上 6 10.5
平均
入院 あり 56 98.2
なし 1 1.8
無記入 0 0.0
回数 1回 17 30.4
2~5回 33 58.9
6~10回 5 8.9
10回以上 1 1.8
最長期間 1週間程度 20 35.7
20 35.7 9 16.1
3ヶ月~半年 5 8.9
半年以上 2 3.6
無記入 2 3.6
目的 手術 48 85.7
(複数回答) 抗がん剤治療 25 44.6
放射線治療 6 10.7
ホルモン療法 1 1.8
免疫療法 3 5.4
検査 9 16.1
その他 5 8.9
無記入 2 3.6
通院 最短間隔 毎日 22 38.6
6 10.5 18 31.6 4 7.0 6 10.5 1 1.8
最長間隔 1週間に1回 1 1.8
2週間に1回 2 3.5
11 19.3 28 49.1 7 12.3
1年に1回 8 14.0
目的 経過観察 50 87.7
(複数回答) 外来治療 37 64.9
薬の処方 35 61.4
検査 53 93.0
その他 4 7.0
食事 ない 21 36.2
ある 37 63.8
排便・排尿 ない 24 41.4
ある 34 58.6
身体を動かす ない 12 20.7
ある 46 79.3
姿勢を保つ ない 33 56.9
ある 25 43.1
睡眠 ない 18 31.0
ある 40 69.0
入浴 ない 31 53.4
ある 27 46.6
衣類の着脱・選択 ない 22 37.9
ある 36 62.1
コミュニケーション ない 35 60.3
ある 23 39.7
性 ない 27 46.6
ある 31 53.4
他者との交流 ない 34 58.6
ある 24 41.4
お金 ない 14 24.1
ある 44 75.9
趣味 ない 25 43.1
ある 33 56.9
ある 19 32.8
ない 39 67.2
表35 対象者の概要
-パイロットスタディ-がん以外で1ヶ月以上支障を来たすような病気や怪我をした経験
n=58
病気や治療による身体や日常生活への支障
4.85±3.5
3週間~1ヶ月に1回 2~3ヶ月に1回 4ヶ月~半年に1回 1ヶ月~2ヶ月以内
1日~3日に1回 4日~1週間に1回 10日~2週間に1回 3週間~1ヶ月に1回 2~3ヶ月に1回 2週間~1ヶ月以内 常勤雇用(管理者以外)
2年以上5年未満 5年以上10年未満
47.1±7.96
病気をきっかけに退職 病気・定年以外で退職 常勤雇用(管理者)
非常勤雇用 パートタイム アルバイト 事業主
肝臓・胆のう・胆管・膵臓
70
が ん の 部 位 は 、 乳 房 32 名( 56.1% )、消 化 管 9 名 ( 15.
8% )、 血 液 5 名 ( 8.8% )な ど で
あ っ た( 図 5)。 診 断 か ら の 期 間 は 、 1~ 15 年 ( 平 均 4 年 11 ヶ 月 ) で あ り 、 1 年 以 上 7 年 未 満 が 45 名 ( 77.6% ) で 7 割 以 上 を 占 め て い た ( 図 6)。 が ん の 部 位 が 1 ヶ 所 と 回 答 し た 者 は 53 名 ( 93.0% )、 2 ヶ 所 以 上 の 部 位 に が ん が あ る と 回 答 し た 者 4 名 ( 7.0% ) だ っ た 。図
5 が ん の 部 位 - パ イ ロ ッ ト ス タ デ ィ -
図
6 診 断 か ら の 期 間 の 分 布 - パ イ ロ ッ ト ス タ デ ィ -
0 10 20 30 40 50 60
泌尿器 呼吸器 女性生殖器 肝臓、胆のう、胆管、膵臓 血液 その他 消化器 乳房
0 4 8 12
N=57
( 人 )
N=57( 複 数 回 答 )
%
71
病 気 や 治 療 に よ る 身 体 や 日 常 生 活 へ の 支 障 に 関 し て 、 半 数 以 上 の 人 が 「 あ る 」 と 回 答 し た の は 、 身 体 を 動 か す こ と 46 名 ( 79.3% )、 お 金 に 関 す る こ と 44 名 ( 75.9% )、 睡 眠 に 関 す る こ と 40 名 ( 69.0% )、 食 事 に 関 す る こ と 37 名 ( 63.8% )、 衣 類 の 着 脱 ・ 選 択 に 関 す る こ と 36 名( 62.1% )、排 泄 に 関 す る こ と 34 名( 58.6% )、趣 味 に 関 す る こ と 33 名( 56.9% ) 性 に 関 す る こ と 31 名 ( 53.4% ) だ っ た ( 図 7)。
2 ) 項 目 分 析
( 1 ) 天 井 効 果 と フ ロ ア 効 果
67 項 目 に つ い て 平 均 値 お よ び 標 準 偏 差 を 求 め 、 平 均 値 + 標 準 偏 差 ≧ 4、 平 均 値 - 標 準 偏 差
≦0 の 項 目 を 抽 出 し た ( 表 36)。 67 項 目 中 14 項 目 で 天 井 効 果 が 疑 わ れ た 。 一 方 、 フ
ロ ア 効 果 を 疑 う 項 目 は な か っ た 。天 井 効 果 が 疑 わ れ た 14 項 目 す べ て に お い て 、あ る 選 択 肢 に 対 象 者 の 75% 以 上 が 集 中 し て い る よ う な 項 目 は な い こ と を 確 認 し た 。 そ こ で 、 14 項 目 は 削 除 せ ず 残 す こ と と し た 。( 2 ) IT 相 関
調 整 力 尺 度 全 体 の 得 点 と 各 質 問 項 目 の 得 点 と の Spearman 順 位 相 関 係 数 を 求 め た ( 表 36)。IT 相 関 係 数 が .30 未 満 の 項 目 は 67 項 目 中 15 項 目 あ っ た 。そ の う ち .20 未 満 の 項 目
は 15 項 目 中 3 項 目 あ り 、 質 問 項 目 25“ 困 っ て い る 症 状 や 疑 問 が あ れ ば 、 医 師 や 看 護 師 に 相 談 す る ”、 質 問 項 目 33“ 気 持 ち が 落 ち 込 ん だ 時 、 そ れ 以 上 落 ち 込 ま な い よ う に 、 自 分 で あ る 程 度 、 気 持 ち を コ ン ト ロ ー ル で き る ”、 質 問 項 目 50“ 何 か 判 断 す る の に 困 っ た 時 、 相 談 で き る 人 が い る ” だ っ た 。 そ れ ぞ れ 次 の よ う に 検 討 し た 。
質 問 項 目 25“ 困 っ て い る 症 状 や 疑 問 が あ れ ば 、 医 師 や 看 護 師 に 相 談 す る ”
調 整 力 尺 度 全 体 の 得 点 と 質 問 項 目 25 の 得 点 と の Spearman 順 位 相 関 係 数 は 、 ρ =.144 で あ っ た 。 こ の 質 問 項 目 は エ キ ス パ ー ト に よ る 内 容 関 連 妥 当 性 の 検 討 結 果 、 わ か り や す さ の 点 で 「 医 療 者 は 医 師 だ け を 指 す 可 能 性 が あ る 」 と い う 意 見 か ら 、「 医 師 や 看 護 師 に 」
0 50 100
趣味 お金 他者との交流 性 コミュニケーション 衣類 入浴 睡眠 姿勢を保つ 身体を動かす 排便・排尿 食事
あり なし
N=58
図
7 支 障 の 有 無 - パ イ ロ ッ ト ス タ デ ィ -
( %)
質問項目 平均 標準偏差 天井効果 フロア効果
1 体調が普段と違う時は、何か思い当たる原因がないか考えてみる 3.24 .779 4.02 2.46 .256
2 体調の変化を見逃さないようにしている 3.14 .826 3.97 2.31 .469 **
3 身体に負担をかけずに少しずつ体力をつけていくために、どうしたらいいか考える 2.79 1.022 3.81 1.77 .358 **
4 仕事や家事を再開したり、何か新しいことを始めたりする前に、まず今の身体の状態でそれが可能かどうか考える 3.02 1.084 4.10 1.94 .444 **
5 身体にいいと思うことを、続けるためにはどうしたらいいか考える 2.59 .956 3.55 1.63 .369 **
6 通院日に職場や家庭にできるだけ影響がないように、どのような準備をすればよいか考える 2.90 1.119 4.02 1.78 .245 7 他の人にお願いしたいことがある時は、誰にお願いするのが一番いいか考える 2.66 1.148 3.81 1.51 .398 **
8 身体がつらい時、どこで休めば周りの人を心配させずにすむか考える 2.22 1.200 3.42 1.02 .235 9 やらないといけないことがたくさんある時は、優先順位を考える 3.21 .932 4.14 2.28 .372 **
10 体調だけでなく、自分の精神状態にも目を向ける 3.19 1.051 4.24 2.14 .420 **
11 予定通りに通院できるよう段取りをしておく 3.26 .807 4.07 2.45 .260 *
12 身体がつらくなると予測できる日は用事を入れないようにする 2.43 1.230 3.66 1.20 .455 **
13 身体に負担がかかることは、長時間しないように気をつける 2.78 .839 3.62 1.94 .587 **
14 身体がつらい時は、少しの時間でも身体を休める 2.69 1.046 3.74 1.64 .383 **
15 身体や生活を整えるために必要だと思うことは、とりあえずやってみる 2.47 1.063 3.53 1.41 .439 **
16 体調が悪くなるサインに気づいたら、早めに対処する 2.60 .954 3.55 1.65 .382 **
17 体調のいい日が続いている時は、同じような生活リズムを続けてみる 2.40 1.042 3.44 1.36 .495 **
18 身体がつらい時は、周りの人につらいと伝える 1.91 1.081 2.99 .83 .250
19 自分がしないといけないことは、体調の良い日を選んでする 2.29 1.009 3.30 1.28 .610 **
20 体調が回復してきたことを周りの人に伝えて、活動範囲を広げていく 2.21 1.151 3.36 1.06 .316 * 21 大切な用事の前後は、身体を休める時間をできるだけ確保する 2.59 1.109 3.70 1.48 .467 **
22 通院の日程を決める時は仕事や生活にできるだけ影響しないよう、医療者に希望を伝える 2.69 1.245 3.94 1.45 .271 *
23 体調を具体的に主治医に話す 2.76 .997 3.76 1.76 .331 *
24 通院と仕事(家事)を両立させるため、職場(家族)に協力してもらえるよう交渉する 2.17 1.142 3.31 1.03 .365 **
25 困っている症状や疑問があれば、医師や看護師に相談する 2.91 .996 3.91 1.91 .144 26 今までのやり方を変えたい時は、必要に応じて周りの人に相談したり協力を求めたりする 2.31 1.030 3.34 1.28 .387 **
27 体力的に無理だと思うことや身体に負担がかかると思うことは、周りの人に頼む 2.02 .982 3.00 1.04 .546 **
28 自分の気持ちを周りの人に言う 1.90 1.119 3.02 .78 .357 **
29 受診の予定がわかったら、職場の同僚や家族に早めに伝える 2.59 1.155 3.75 1.44 .267 * 30 自分が知りたいと思うことは、人に聞いたり調べたりする 3.33 .803 4.13 2.53 .233 31 体調が悪い時に誤解を招かずに済むよう、周りの人には身体のことを話す 1.90 1.180 3.08 .72 .233 32 自分を支えてくれる人に感謝の気持ちを伝える 3.19 .826 4.02 2.36 .394 **
33 気持ちが落ち込んだ時、それ以上落ち込まないように、自分である程度、気持ちをコントロールできる 2.36 1.055 3.42 1.31 .023 34 だいたい対処できていることでも、もっと良い方法がないか考える 2.59 1.229 3.82 1.36 .303 * 35 対処の仕方を工夫してみた時は、その方法で身体への負担がどうかを考える 2.60 1.199 3.80 1.40 .482 **
36 身体によいと思ってやっていることが、本当に役立っているか考える 2.41 1.140 3.55 1.27 .367 **
37 身体を休める時間が足りているか考える 2.19 1.067 3.26 1.12 .301 *
38 支援を依頼した相手に負担がかかり過ぎていないか考える 2.71 1.510 4.22 1.20 .371 **
39 今後も引き続き、体調に合わせてやり方を加減した方がいいか考える 2.79 1.308 4.10 1.48 .590 **
40 うまく対処できた時もうまく対処できなかった時も、その理由を考えてみる 2.57 1.286 3.86 1.28 .411 **
41 その時々で体調や状況は違うので、その場その場で考える 2.97 1.376 4.35 1.59 .368 **
42 体調の波やパターンがだいたいわかっている 2.26 1.117 3.38 1.14 .383 **
43 活動や食べ物など、独自に決めて控えていることがある 2.28 1.211 3.49 1.07 .509 **
44 体調が悪くなる原因はだいたいわかっている 2.16 .988 3.15 1.17 .346 **
45 体調が悪くなる時に出現する症状に気づいた時、どうしたらいいか具体的にわかっている 2.09 .942 3.03 1.15 .333 *
46 症状を和らげる独自の方法がある 1.57 1.028 2.60 .54 .311 *
47 独自のやり方を中心にして生活や身体を整えている 1.90 1.038 2.94 .86 .284 * 48 周りの人に気持ちよく協力してもらうためには、どうしたらいいかわかっている 1.84 .933 2.77 .91 .388 **
49 何をすると身体の調子がいいか,だいたいわかっている 2.10 .931 3.03 1.17 .445 **
50 何か判断するのに困った時、相談できる人がいる 2.34 1.117 3.46 1.22 .199 51 イメージしていたように身体が回復しないのも仕方がないことだと思うようになった 2.74 1.148 3.89 1.59 .454 **
52 仕事(家事)も大事だが、身体を休めることも大事だと思うようになった 3.16 .914 4.07 2.25 .485 **
53 病気になったことで我慢しないといけなくなったこともあるが、いいこともあると思うようになった 2.83 1.094 3.92 1.74 .437 **
54 新しい習慣を取り入れるためには、今までの生活パターンを変えることも必要だと気づいた 2.74 1.018 3.76 1.72 .705 **
55 今まではできるだけ頑張らないといけないと思っていたが、他の人の支援に甘えてもいいと思うようになった 2.45 1.095 3.55 1.36 .676 **
56 周りに合わせて無理をするより、自分のペースで過ごす方がいいと思うようになった 2.86 1.017 3.88 1.84 .584 **
57 自分ひとりで解決が難しい時は、他の人に助けを求めることも必要だと思うようになった 2.69 1.046 3.74 1.64 .616 **
58 今までは我慢して頑張ってきたが、つらい時はつらいと言わないといけないと思うようになった 2.69 1.096 3.79 1.59 .617 **
59 心配が先立って行動するのをためらっていたが、心配ばかりしていても仕方ないと思うようになった 2.84 1.182 4.02 1.66 .476 **
60 先のことを考えてくよくよしていたが、一日一日を大切にしていこうと思うようになった 2.91 1.189 4.10 1.72 .460 **
61 病気のことを深く考えてしまっていると思ったら意識的に他のことをするようになった 2.19 1.115 3.31 1.08 .266 * 62 将来のことを考えすぎるのもよくないので、考えないように意識している 2.12 1.156 3.28 .96 .262 * 63 以前に比べて、何かあった時の調整方法が増えた 2.14 1.146 3.29 .99 .568 **
64 身体や生活をうまく調整できなかった時、他の方法をすぐに思いつく 1.76 .961 2.72 .80 .366 **
65 他の人から勧められた方法が、今の自分に合っていると思えば取り入れるようにしている 1.97 1.108 3.08 .86 .403 **
66 他の人が何か良い方法をしていたら、参考にする 2.19 1.067 3.26 1.12 .332 * 67 状況が少し違ったとしても、今までの方法を変えて調整できる 2.05 .887 2.94 1.16 .370 **
*p<.05 **p<.01 IT相関
表36 項目分析
-パイロットスタディ-天井効果が疑われた項目 IT相関0.2未満の項目