第7章 保守
C.2 IPアドレス/ホスト名を変更する
C.2.14 各機能での設定
各機能での設定を行います。設定を行う機能と設定する場所を以下の表に示 します。「システム監視」の変更は、必ず行ってください。そのほかは、イン ストール種別/使用している機能により、設定を変更してください。
設定場所(インストール種別)
機能名 設定
条件 運用管理クライアント
/運用管理サーバ 部門管理サーバ 業務サーバ
システム監視 必須 ○ ○ ○
性能監視 選択 ○ - -
リカバリフロー 選択 ○ - -
自動運用支援 選択 ○ ○ ○
資源配付 選択 - ○ ○
スクリプトファイル 選択 ○ - -
インベントリ管理 選択 ○ - -
ヘルプデスク 選択 ○* - -
プロセス監視 選択 ○ ○ ○
IDカードセキュリティ 選択 ○ - -
○:設定します。
-:設定しません。
*:ヘルプデスク機能を使用している場合、ヘルプデスクサーバの変更が必 要です。さらに、運用管理サーバにヘルプデスクデータベースを作成している 場合は、ヘルプデスククライアントをインストールしている各運用管理クライ アント、クライアントでODBCデータソースの変更が必要です。
システム監視の変更
1. 構成情報の削除
全体監視運用を行っている場合、運用管理サーバがメッセージ送信先 システムとして定義していたシステムで、以下のコマンドをプライマリ、
セカンダリそれぞれのホスト名で実行します。
コマンドの詳細は、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマ ニュアル”を参照してください。
- メッセージ送信先システムがWindows版の場合 opaconstat –D 運用管理サーバの物理ホスト名 - メッセージ送信先システムがSolaris版の場合
/opt/systemwalker/bin/opaconstat –D 運用管理サーバの物理ホス ト名
2. 構成情報の登録
メッセージ送信先システムで、指定しているシステムが動作している ことを確認してから、運用管理サーバで、以下の手順を実施し、構成情 報を登録します。
a) 運用系で、以下のコマンドを実行します。
/opt/systemwalker/bin/opaconstat –a b) 運用管理サーバをフェールオーバします。
c) 待機系で、以下のコマンドを実行します。
/opt/systemwalker/bin/opaconstat –a d) 運用管理サーバをフェールバックします。
3. クラスタ待機系監視機能の変更
クラスタ待機系監視運用時の場合、以下の手順で、定義ファイルを変 更 す る 必 要 が あ り ま す 。 ク ラ ス タ 待 機 系 監 視 の 設 定 の 詳 細 は 、
“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照し てください。
a) Systemwalker Centric Managerを停止します。
停止方法については、“6.1.2 クラスタシステム上の運用管理 サーバを停止する”を参照してください。
b) IPアドレス、ホスト名を変更したノードで、以下のクラスタ待機 系 監 視 環 境 定 義 フ ァ イ ル の 自 ホ ス ト 名 の 設 定 (OWNHOSTGET 、 OWNHOSTNAME)を、変更後のホスト名に変更してください。
/etc/opt/FJSVsagt/opaclsconf
c) クラスタ待機系監視で連携しているノードで、以下のクラスタノ ード定義ファイルの設定を、変更後のホスト名に変更してくださ い。
/etc/opt/FJSVsagt/opaclshosts
d) Systemwalker Centric Managerを起動します。
起動方法については、“6.1.1 クラスタシステム上の運用管理 サーバを起動する”を参照してください。
PRIMECLUSTERで、Systemwalker Centric Managerのサー ビスを起動する前に、プライマリノードとセカンダリノー ドでsyslog連携の再起動を実行します。syslog連携の再起 動方法については、“3.4.5 待機系の監視”を参照してく ださい。
4. イベント通知先の変更
運用管理サーバをイベント通知先として指定している下位サーバで、
システム監視設定のメッセージ送信先を変更し、Systemwalker Centric Managerの再起動、構成情報の登録処理を行います。
イベント通知先の変更
下位サーバのシステム監視設定のメッセージ送信先システムを変更します。
1. 運 用 管 理 ク ラ イ ア ン ト で 、 [ ス タ ー ト ] メ ニ ュ ー か ら [ プ ロ グ ラ ム]-[Systemwalker Centric Manager]-[環境設定]-[システム監視設 定]を選択します。
→[システム監視設定[接続先設定]]ダイアログボックスが表示され ます。
2. 変更する下位サーバのホスト名、ユーザ名、パスワードを入力し、[OK]
ボタンをクリックします。
→[システム監視設定]ダイアログボックスが表示されます。
3. [通信環境定義]ボタンをクリックします。
→[通信環境定義]ダイアログボックスが表示されます。
4. [メッセージ送信先システム]タブを選択し、変更前の運用管理サーバの ホスト名を選択し、[更新]ボタンをクリックします。
→[メッセージ送信先システム(更新)]ダイアログボックスが表示さ れます。
5. メッセージ送信先システムに変更後の論理ホスト名を指定し、[OK]ボタ ンをクリックします。
6. Systemwalker Centric Managerを再起動します。
- 下位サーバがWindows版の場合
1- 以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Manager を停止します。
pcentricmgr
2- 以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Manager を起動します。
scentricmgr
- 下位サーバがSolaris版の場合
1- 以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Manager を停止します。
/opt/systemwalker/bin/pcentricmgr
2- 以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Manager を起動します。
/opt/systemwalker/bin/scentricmgr 7. 下位サーバで、構成情報を変更します。
a) 以下のコマンドを実行し、下位サーバの構成情報を接続サーバに 登録します。
‐ 下位サーバがWindows版の場合 opaconstat –a
‐ 下位サーバがSolaris版の場合
/opt/systemwalker/bin/opaconstat –a b) 運用管理サーバをフェールオーバします。
c) 以下のコマンドを実行し、下位サーバの構成情報を接続サーバに 登録します。
‐ 下位サーバがWindows版の場合 opaconstat –a
‐ 下位サーバがSolaris版の場合
/opt/systemwalker/bin/opaconstat –a d) 運用管理サーバをフェールバックします。
運用管理サーバをイベント通知先として指定している下位サ ーバとの接続形態が“常時接続”の場合、7.の作業は必要ありま せん。
GEEの場合、以下の作業を行ってください。
主監視パスを使用してグローバルサーバを監視している場合で、IPアド レスを変更した場合
[VTAM-G/TISPで運用している場合]
HSTRSCノードセットにある該当ホストのIPアドレスを変更し て、VTAMジェネレーションを実施後、HSTRSCノードセットをアク ティベートしてください。
[TISPで運用している場合]
ISP定義にある該当ホストのHOST定義文のIPアドレスを変更し て、ISPを再起動てください。
代替監視パスを使用してグローバルサーバを監視している場合 1) 変更後のIPアドレスに対して、SVPMコンソール番号の割り当てを
行います。(SVPM側)
2) SVPMコンソール番号を定義します。
運用管理サーバのホスト名をSVPMコンソール番号定義ファイ ルに定義してある場合は、変更後のホスト名に定義を変更します。
(SW側)
3) 以下のコマンドを実行し、ハードウェア情報定義ファイルを作成 します。(SW側)
/opt/FJSVsagt/bin/hardctlset
4) 以下のコマンドを実行し、システム構成情報の登録を行います。
(SW側)
/opt/FJSVsagt/bin/gscmadd
性能監視の変更
運用管理サーバまたは運用管理クライアントで、以下の手順に従って作業を 行ってください。
以下の作業は、すべてのノードでIPアドレス/ホスト名を変更したあとにま とめて実施すると、それぞれ一度の作業で効率よく設定することができます。
1. ネットワーク性能監視の監視対象としている場合、以下の手順でポリシ ーを更新し、配付します。
a) [Systemwalkerコンソール]を起動します。
b) [ポリシー]メニューから、[ポリシーの定義]-[ネットワークの性 能]-[全体]を選択します。
→[性能監視-全体設定(ネットワーク性能)]ダイアログボッ クスが表示されます。
c) [更新]ボタンをクリックし、ポリシーを再作成します。
d) [ポリシー]メニューの[ポリシーの配付]を選択します。
→[ポリシーの配付]ダイアログボックスが表示されます。
e) [すぐに適用する]を選択し、ポリシーを配付します。
2. サーバ性能監視の監視対象としている場合、以下の手順でポリシーを更 新し、配付します。
a) [Systemwalkerコンソール]を起動します。
b) [ポリシー]メニューから、[ポリシーの定義]-[サーバの性能]を 選択します。
→[性能監視-サーバ設定(サーバ性能)]ダイアログボックス が表示されます。
c) IPアドレス/ホスト名を変更したノードに配付しているポリシー を選択し、[変更]ボタンをクリックしたあと表示される設定画面 で、そのまま[OK]ボタンをクリックします。
IPアドレス/ホスト名を変更したノードのポリシーすべてにつ いて、本作業を実施します。
d) [ポリシー]メニューの[ポリシーの配付]を選択します。
→[ポリシーの配付]ダイアログボックスが表示されます。
e) [すぐに適用する]を選択し、ポリシーを配付します。
3. サーバ性能監視機能の監視対象としている運用管理サーバのIPアドレ スを変更した場合、プライマリノードとセカンダリノードで、以下のフ ァイルをテキストエディタやviなどを使用して、変更後のIPアドレスに 修正します。
[ファイル名]
/opt/FJSVspmex/usr/TrapHost.ini [変更箇所]
;; TrapHost.ini [SnmpTrap]
HostName1=10.20.30.41 *1) HostName2=10.20.30.42 *2)
*1: プライマリノードの変更後の物理IPアドレスを指定します。
*2: セカンダリノードの変更後の物理IPアドレスを指定します。
性能監視の動作環境の設定については、“Systemwalker Centric Manager使 用手引書 監視機能編”を参照してください。
リカバリフローの変更
リモートコマンドの実行先に、IPアドレス/ホスト名を変更した部門管理サ ーバを指定している場合は、変更します。
[タスク情報]ダイアログボックスの直接指定で運用管理サーバを指 定している場合に、変更作業をします。以下の操作で[タスク情報]ダイ アログボックスを表示します。
1) 運用管理クライアントで、[Systemwalkerコンソール]から、[操 作]メニューの[リカバリフロー]を選択します。
→[リカバリフロー]ダイアログボックスが表示されます。
2) [登録]ボタンをクリックします。
→[リカバリフロー登録]ダイアログボックスが表示されます。
3) タスクを選択し、右クリックで表示されるポップアップメニュー の[タスク情報]を選択します。
→[タスク情報]ダイアログボックスが表示されます。
4) [コマンド実行ホスト]の[直接指定]で、IPアドレス/ホスト名を 変更した運用管理サーバを指定している場合は、変更後のIPアド レス/ホスト名に変更します。
自動運用支援の変更
運用管理クライアントで、運用している環境に合わせて、以下の作業を行っ てください。
1. [ ス タ ー ト ] メ ニ ュ ー か ら [ プ ロ グ ラ ム ]-[Systemwalker Centric Manager]-[環境設定]-[システム監視設定]を選択し、接続先に各サーバ を指定します。
→[システム監視設定]ダイアログボックスが表示されます。
2. [イベント監視の条件定義]ボタンをクリックします。
→[イベント監視の条件定義]ウィンドウが表示されます。
a) [イベント]メニューから[イベントの更新]を選択します。
→[イベント定義]ダイアログボックスが表示されます。
運用管理サーバのホスト名で指定している場合は、ホスト名を 変更後のホスト名に変更してください。
b) [アクション]メニューから[アクション設定]を選択します。
→[アクション定義]ダイアログボックスが表示されます。
[リモートコマンド]タブで、[発行先:]に運用管理サーバのホ スト名を指定している場合は、ホスト名を変更後のホスト名に変 更してください。
c) [アクション]メニューから[アクション設定]を選択します。
→[アクション定義]ダイアログボックスが表示されます。
[SNMPトラップ]タブで、[トラップ通信先]の[ホスト名]に運用 管理サーバのホスト名を指定している場合は、ホスト名を変更後 のホスト名に変更してください。