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第 5 章 日中省エネルギー・環境総合フォーラム調印案件のフォローアップアンケート

2 機構改革の動き

中国の中央省庁の再編については、従来から「大部制」(統合)の動きが報じられている。2014 年の全人代第 2 回会議においても、現在の 27 部門から 18 部門へ減少するとの観測が飛び交った。

今回は見送られたが、省エネ等・環境政策分野では、国家発展・改革委員会の権限の縮小、国土資 源部の資源管理権限や国家能源局のエネルギー開発計画権限の編入による環境保護部の強化など、

再編・統合がいずれは行われるとの見方も強い。

公式発表ではないが、今後の省エネ等・環境政策の動向を見る参考として、インターネット上で 拡散されている情報を以下に翻訳掲載する。

(1) 国務院各部門

① 国家発展・改革委員会はその権限を更に収縮し、発展改革委員会の職責を転換する。発展改革 委員会のミクロ管理実務と具体的事項審査の職権を徹底して抹消し、徐々にその機能をマクロ 計画の制定と研究に転換する。発展改革委員会はその名称を国家発展・改革規劃委員会とす る。

② 科学技術部を廃止する。科学技術部の科学研究計画と管理方面の機能は教育部に編入し、教育 部を改め教育科学部とする。

③ 科学技術部の経済分野の科学技術管理機能を工業・信息化部に編入する。工業・信息化部を改 め工業・信息技術部とする。

④ 国土資源部を廃止する。国土資源部の資源管理機能を環境保護部に編入し、環境資源部を設立 する。従来の国土資源部の土地計画・管理機能は住房・城郷建設部に編入する。

⑤ 鉄道部を廃止する。鉄道部と交通運輸部を統合し、交通部の管理下に鉄路運輸管理局を設置 し、鉄道建設計画、鉄道運輸の一元調整と管理に責任を負う。地方鉄路局を鉄路運営企業集団 に所有制改革し、鉄道輸送の市場化を実現する。

⑥ 水利部を廃止する。水利部を農業部に編入し,大農業部を設立する。

⑦ 計画生育委員会を廃止する。計画生育委員会を衛生部に編入し、人口・衛生部を設立する。

⑧ 審計署と監察部を統合する。新たに名称を監察審計部とする。

⑨ 人力資源・社会労動保障部を民政部に編入する。新たに名称を社会工作部とする。就業、社会 保険、社会福祉、社団登記方面の事務の責任を負い、従来の民政部の行政区画調整審査認可の 機能は国家発展・改革規劃委員会に編入する。

⑩ 外交部、国防部、商務部、公安部、国家安全部、司法部と人民銀行は従来のままとする。

⑪ 通過政策の独立性を保障するため、中国人民銀行は国務院構成部門とせず、独立した国家機構 とし、最高人民検察院、最高人民法院と同等レベルとする。

⑫ 国家安全部は国務院直属機構に降格し、名称を国家安全総局とする。

⑬ 国家民族委員会、国家宗教事務局と国務院僑務弁公室、香港マカオ弁公室、台湾弁公室に編入 し、新たに国家和平統一委員会を設置する。

191 (2) 国務院直属機構

① 国家税務総局を廃止する。従来の国家税務総局の機能は財政部に編入する。地方では、地方税 務局を廃止する。

② 国家工商行政管理総局、国家品質監督検験検疫総局、国家安全生産監督管理総局と国家食品薬 品監督管理総局を廃止する。従来の国家工商行政管理総局、国家品質監督検験検疫総局、国家 安全生産監督管理総局と衛生部所属の国家食品薬品監督管理総局を統合し、新たに国家市場秩 序監督管理総局を設置する。

③ 国家広電総局、国家新聞出版総署と国家体育総局を廃止する。従来の国家広電総局、国家新聞 出版総署と国家体育総局を文化部に編入する。

④ 国家統計局を廃止する。国家統計局は国家発展・改革規劃委員会に編入する。

⑤ 国家林業局を廃止する。国家林業局を農業部に編入する。

⑥ 国家知識産権局を廃止する。知識産権局を教育科学部に編入する。

⑦ 国家旅游局、文物管理局を廃止する。国家旅游局と文物管理局を文化部に編入する。

⑧ 国家宗教事務局を廃止する。国家宗教事務局と国家民族事務委員会を統合する;国務院僑務弁 公室、香港マカオ事務弁公室、台湾事務弁公室を編入し、新たに香港マカオ台湾僑務・民族 宗教事務委員会を設置する。

⑨ 国家機関事務管理局と国家防腐局を監察部に編入し、監察部所属の国家局とする。

(3) 国務院事務機構の調整(廃止予定の国務院事務機構)

① 国務院僑務弁公室、香港マカオ事務弁公室、台湾事務弁公室を香港マカオ台湾僑務・民族宗教 事務委員会に編入する。

② 国務院法制弁公室を司法部に編入する。

③ 国務院研究室の計画機能を国家発展・改革規劃委員会に編入し、文書起草機能は国務院弁公庁 に編入する。

④ 国務院新聞弁公室、国家档案局を国務院弁公庁に編入する。

(4) 国務院直属事業単位の調整

① 国務院発展研究中心を国家発展・改革規劃委員会に編入する。

② 新華社に対し企業制度改革を実施する。

③ 地震局と気象局を統合する。地震・気象研究センターを設置し、公的研究機関とする。

④ 中国科学院、中国工程院と中国社会科学院は事業機関とせず、公的研究機関へ所有制を転換す る。

⑤ 中国銀行業監督管理委員会、中国証券監督管理委員会と中国保険監督管理委員会を統合し、国 家金融業監督管理総局を設置し、国務院直属機関とする。

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⑥ 国家電力監督管理委員会を廃止し、新たな国務院直属機関として国家能源監督管理総局を設置 する。

⑦ 社会保険基金会と自然基金会を所有制を転換し、企業化する。

(5) 国務院が管理する国家局の調整

① 国家信訪局を司法部の管理とする

② 国家粮食局を農業部の管理とする。

③ 国家能源局を撤廃する。エネルギー開発計画機能は環境資源部に編入し、エネルギー価格監督 管理機能は新設する能源監督管理総局に編入する。

④ 中国民用航空局は国家民用航空局に改める。

⑤ 国家食品薬品監督管理局を新設する国務院直属機関である市場監督管理局に編入する。

⑥ 国家煤鉱安全監察局を市場監督管理総局に統合する。

(6) 最終的な国務院組織部門(27 部門→18 機関に)

国務院構成部門

1、外交部 2、国防部

3、国家発展・改革規劃委員会 4、国家民族・宗教事務委員会 5、社会工作部

6、教育科学部 7、工業・信息技術部 8、公安部

9、監察・審計部 10、司法部 11、財政部 12、環境資源部

13、国土、住房・城郷建設部 14、交通運輸部

15、農業部 16、商務部 17、文化部 18、人口・衛生部

国務院直属機関

1、国家海関総署

2、国家市場秩序監督管理総局 3、国家金融業監督管理総局 4、国務院参事室

5、国家安全総局

6、国資委(国務院特設直属機構)

次ページはこれらを図示したものである。

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